水力発電機用オンライン監視装置

水力発電機用オンライン監視装置

水力発電機の回転子・固定子の状態をオンラインの状態で、常時または定期的に測定・監視することを目的とした製品群です。
絶縁劣化診断(部分放電測定)、振動解析、巻線短絡ターン検出の測定機器を掲載しています。

固定子巻線 絶縁劣化診断 部分放電(PD)試験

エポキシ・マイカ・キャパシタ
Capacitive Couplers (PD)
パッケージ

水力発電機で用いるPDAカプラーは固定子巻線の部分放電(PD)を検出します。 エポキシ・マイカ・キャパシター(EMC)は、その信頼性と、据付が簡単なので過去20年以上も業界で採用されています。EMCの設置には回転機1台あたり通常3〜4日必要です。一般的に定格100MW以下の回転機では6個のカプラーを取り付けます。大型機では6個以上のPDAカプラーを取り付けることもあります。標準のパッケージには6個のカプラーと端子箱と据付部品が含まれます。

ポータブル部分放電測定器
PDA-IV(PD)
定期監視型

PDA-IVは、PDAカプラーを備えた水力発電機の部分放電(PD)を測定するために特別に設計されたポータブル測定器です。PDA-IVは、部分放電(PD)で発生する電圧パルスの強度、頻度、極性を確定します。さらにNQN値やピークパルス強度のようなパラメータも計算します。 装置にはUSB、Ethernet(TCP/IP)通信ポートを備えており、ユーザが選択可能です。外部パソコンを用いてデータ取集、表示、試験結果の保存を迅速かつ容易に行います。

オンライン部分放電連続監視
HydroTracII(PD)
常時監視型

HydroTrack IIは、部分放電(PD)を連続監視して部分放電のデータを自動的に収集します。

  • 自動測定(オンサイトあるいは遠隔で)。
  • 重要な傾向パラメータをSCADAに統合。
  • より詳細なデータ解析の必要性をリモート・アラーム・トリガーにより通知。
  • 20年以上も前から世界中の主要な電力会社のタービン発電機に恒久的に設置されている物と同じセンサを使用します。
  • 装置にはマルチプレクサー付の端子パネルがあり、発電機に設置した複数のカプラー・ペアを順次モニターすることが可能です。

水力発電機状態監視
HydroGuardII(PD)
常時監視型

HydroGuard IIシステムは、部分放電(PD)を連続監視してデータを自動的に収集します。 負荷や温度が変動する条件下での部分放電(PD)の分析問題を解決します。システムは回転機ごとのデータ収集ユニット(DAU)と共通のシステム・コントローラから成り立ちます。HydroGuard IIシステムは、ユーザがプログラム可能な条件、すなわち負荷、温度、運転電圧、NQN値等の組合せに基づいて部分放電(PD)データを収集することができます。データはHydroGuard IIのシステム・コントローラにダウンロードし、管理することが可能で、傾向分析や比較のような分析を行います。 モデムやネットワーク接続により試験結果にアクセスすることが可能です。

回転子巻線 短絡ターン検出

薄型フラックスプローブ
TFProbe
キット

オンライン回転子フラックス測定は回転子の磁束を測定するために固定子にフラックス・プローブを恒久的に設置します。ほとんどの回転機メーカは、固定子巻線の楔からエアギャップに突き出たフラックス・プローブを提案します。IRIS Power社はこのたび別のプローブ、TFProbeをご提案いたします。 これは小型で薄く、しなやかな基板型の変換器で固定子内の歯部に固定します。TFProbeは全エアギャップ・フラックスを測定します。従来のプローブは漏れ磁束のみを測定していました。TFProbeは2種類の大きさがあり、据付が容易で、固定子の楔にドリルで穴を開ける必要はありません。回転子を抜かずに設置することが可能です。

回転子巻線短絡巻き検出
FFProbe
キット

FFProbeは、同期発電機、水力発電機およびタービン発電機のローター巻数の短絡を検出するために、エアギャップ磁束量の変化を測定します。

定期監視用ロータフラックス解析器
RFAII-S(Flux)
定期監視型

RFA II-Sは、水力発電機でオンライン・ローター・フラックス測定を行うために特別に設計されたポータブル測定器です。RFA II-Sは、エアギャップ内に設置されたIRIS Power社製のTFProbeまたは他社製のフラックス・プローブに接続することが可能です。装置は、複数のアルゴリズムに基づいてロータ巻線の絶縁状態を確認し、スポット測定に使用したり、オペレータの介入なしに数日に渡る自動データ収集に使用されます。 測定器にはユーザが選択可能なUSBポートあるいはEthernet通信ポートを備えており、内部メモリに150以上の測定を保存できます。

オンライン回転子磁束連続監視モニタ
FluxTracII-S
常時監視型

ローター・ポールの絶縁状態は、軽微な、あるいは通常の保守停止期間中であっても評価することは困難です。 部品の分解や取り外しなしにはポールにアクセスすることは困難です。短絡ターンを検出するポールドロップ試験のようなオフライン試験でも、高速回転状態や停止状態で障害は頻繁に間欠的に発生するので、効率が良くありません。 これらのオフライン試験は、運転停止期間中に時間がかかり、他に投入できる資源と人材を拘束します。その結果、連続的なオンライン測定はオフライン試験や検査よりも好まれています。 FluxTrac II-Sは、水力発電機、揚水発電用の電動機/発電機、凸極電動機のような凸極型回転機における回転子巻線の短絡ターン検出用の連続式オンライン回転子フラックス・モニタです。 この装置は米国の電力研究学会(EPRI)、ニューヨーク州電力公社(NYPA)及び米国内務省開拓局(USBR)と共同で開発されました。

回転子巻線 振動解析

EVA II kit 光ファイバー式加速度計<NEW> キット

空冷却式の電動機あるいは発電機で使用する光ファイバー式固定子巻線端振動センサと付属部品。センサからの信号は100mV/gで、EVTrac II-S連続モニタあるいは他社製の振動分析装置に使用できます。

巻線端振動加速度計キット
EVA II Kit(Air-cooled)<NEW>

モータと発電機の固定子巻線端振動を早期に発見するためには、非金属加速度計で巻線端振動を測定し、傾向分析することが必要です。アイリス・パワー社は光ファイバ技術に基づく空気冷却発電機用巻線端用加速度計を提供します。

オンライン 固定子巻線振動監視装置
EVTrac II-S
常時監視型

固定子巻線端振動は、発電機や大型高速電動機の劣化や故障の共通原因として増加してきています。電源周波数の2倍の周波数の周辺やロータの回転速度での機械的な共振点で機器は危険にさらされています。IRIS Power社は固定子巻線端からの振動レベルと傾向を直接測定するセンサと監視装置をご提供いたします。 光ファイバー式の加速度計なので、固定子巻線端の磁場/電場に対して影響を受けません。 EVTracIIは、ユーザの操作を必要とせず、重大な振動レベルが検出されれば警告信号を出し、サポートシステムが経年変化とともに緩むことで起こる巻線端振動の傾向分析・識別に最適です。

その他

オンラインエアギャップ連続監視モニタ
AGTracII
常時監視型

エアギャップは回転子の外径と、固定子の内径との隙間の距離です。 水力発電機のエアギャップは遠心力、熱効果、磁気力と機械的なシステム障害によって影響を受け、経年変化します。中心ズレまたはひずみがある状態では、少なくとも運転効率を減少させ、磁気的な誘導加熱またはエアギャップの極端な減少などさらにより深刻な場合には、固定子と回転子摩擦による損傷につながる可能性があります。また、発電機で回転子の回転によって生成されたエネルギーは、エアギャップを介して固定子へ伝えられるため、エアギャップの状態監視をオンラインで行うことは、機械の動作制御とそして発電の信頼性、効率、および品質を維持するために最も重要な課題の一つです。 アイリス・パワー社のAGTracIIは、この重要なエアギャップの状態をオンライン連続的に監視ための効率的なツールです。

リモートI/O ユニット

リモートI/OユニットはTrac II モニタまたはGurad IIモニタと共に機能するように設計された追加のインターフェイス・ハードウェアです。Trac IIモニタまたはGurad IIモニタは回転機のデータを共有したり、回転機の動作状態をモニターすることができます。リモートI/Oユニットは部分放電(PD)測定あるいは磁束測定の傾向監視データをより有効にするための情報を提供します。

  • アナログ信号出力モジュール(ASOM)は、モニタの要約値に比例したアナログ信号をオンラインでプラントの機器へ伝送します。
    (例)各相の+Qm要約値や-Qm要約値など。
  • アナログ信号入力モジュール(ASIM)は、回転機の運転状態すなわち装置電圧、負荷、温度、圧力、湿度などのオンライン測定用です。
  • アナログ入力モジュール・カードとアナログ出力モジュール・カードを混在して使用する特注品も対応可能です。

製品一覧 事例集 よくある質問 参考文献 IRIS社サイト ダイアグノスティック・ニュース

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