IRIS社 FAQ SurgAlert, PDAlertのよくある質問

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SurgAlert, PDAlertに関しての質問

    <SurgAlert>
  1. センサーの選択方法に関して、1KVのモーターをキャパシター式センサーと抵抗式センサーで測定した場合、測定結果に差異はありますか? 同じ結果が得られますか?
  2. 装置は高インピーダンスですか? サージパルスが歪むことはありませんか?
  3. 相間のピーク電圧を測定しているのですか? 対地相のピーク電圧を測定しているのですか?
  4. サージ立ち上がり時間を32分割して表示していますが、最速の分解能はどのくらいですか? また最初のデータを拡大表示できますか?

  5. <PDAlert>
  6. PDAlert はサージと部分放電(PD)を分離する単なるフィルターなのですか?
  7. 部分放電開始電圧(PDIV)や部分放電消滅電圧(PDEV) を測定するための装置ですか?
  8. PDAlert で部分放電パルス(PD)の強度と頻度を測定することはできますか?
  9. 測定結果から積分等により電荷を求めることが出来ますか?
  10. オフライン測定の場合、サージ発生器に大きなノイズが乗っていると正確な測定ができないのではないですか?
  11. サージ発生器の要求仕様は? 波尾について特に要求仕様はありますか?
  12. 定期的な校正は必要ですか?(ISO9001 トレーサビリティー)校正はどのように行ないますか?
  13. IEC Technical Committee 2では測定方法について記述がありますか?

Q.1 センサーの選択方法に関して、1KVのモーターをキャパシター式センサーと抵抗式センサーで測定した場合、測定結果に差異はありますか? 同じ結果が得られますか?

A.1
BusTracⅡモニタは大型モータまたは小中型発電機用の自動、連続オンライン部分放電(PD)のモニタです。

Q.2 装置は高インピーダンスですか? サージパルスが歪むことはありませんか?

A.2
サージが歪まないようなセンサー回路設計を採用しています。抵抗式分圧器を使用する場合のインピーダンスは約150KΩです。静電容量式分圧器(80pF)を使用する場合のインピーダンス Zc は周波数に依存します。 Zc=1/(6.28*f*C) ここでfは周波数(Hz)、Cは80pFです。
(PDAlert のインピーダンスは各チャンネルでグラウンドに対して100KΩです。)

Q.3 相間のピーク電圧を測定しているのですか? 対地相のピーク電圧を測定しているのですか?

A.3
最初の1000nsec相当のサージ電圧を測定しています。フェースツーグランドのピーク電圧を測定しています。

Q.4 サージ立ち上がり時間を32分割して表示していますが、最速の分解能はどのくらいですか? また最初のデータを拡大表示できますか?

A.4
PDAlertはパルスの立ち上がり時間を測定する回路を有していますが、デジタル機器ではありません。したがってトレースを拡大する機能はありません。 最速の分解能は50nsecです。 この装置を使用すると、全てのサージの強度と立ち上がりを測定することができます。オシロスコープは 1秒間に10個ほどのサージを記録するだけです。オシロスコープではサージの99%近くを記録することは出来ません。

Q.5 PDAlert はサージと部分放電(PD)を分離する単なるフィルターなのですか?

A.5
PDAlertはフィルターとして機能しますが、単なるフィルターではありません。従来のフィルターは入力と出力間にクロスカップリングがありました。理論的には6極フィルターを設計することも可能ですが、製造するのは困難です。ですから従来のアナログフィルターやデジタルフィルターを使用していません。独自の設計による回路を使用しています。

Q.6 部分放電開始電圧(PDIV)や部分放電消滅電圧(PDEV) を測定するための装置ですか?

A.6
PDIVやPDEVの測定は標準の要求です。しかしオシロスコープを表示用に使用するとオシロスコープ上で部分放電の強度を測定することができます。

Q.7 PDAlert で部分放電パルス(PD)の強度と頻度を測定することはできますか?

A.7
はい、強度を測定することは可能です。(上記参照)もしサージの立ち上がり時間が充分長いと(例えば200nsec)、サージからの弱い残留ノイズが残ります。この場合は市販のパルス強度の分析器、例えばIris社のPDA-Bなど用いて部分放電パルス(PD)の強度と頻度を測定することができます。

Q.8 測定結果から積分等により電荷を求めることが出来ますか?

A.8
はい、可能です。部分放電の強度をミリボルトで測定して、校正(電荷と pc/mV)することが可能です。しかしこれは超広帯域の部分放電検出システムなので、IEC 60270は理論上は校正は出来ないと言っています。50Ωにかかるミリボルトでの表示なので電流波形を積分すれば電荷が得られます。

Q.9 オフライン測定の場合、サージ発生器に大きなノイズが乗っていると正確な測定ができないのではないですか?

A.9
確かに一番のノイズ源はサージ発生器の電圧です。PDAlertの技術はこのノイズを許容できるレベルにまで低減することです。サージ電圧より悪いノイズはありません。

Q.10 サージ発生器の要求仕様は? 波尾について特に要求仕様はありますか?

A.10
立ち上がり時間がインバーター駆動回路と同等に早くなければなりません。実際には市販のサージ・テスターは立ち上がり時間が長いので、使用できるものは数種類しかありません。Baker社のIGBTスイッチ素子(Insulated Gate Bipolar Transistor) を使用したサージテスターが使えると思います。波尾について特に要求仕様はありません。

Q.11 定期的な校正は必要ですか?(ISO9001 トレーサビリティー)校正はどのように行ないますか?

A.11
ISO9001に適応するような校正はIRIS社に返送して実施しなければなりません。製造後、調整箇所を恒久的に封印しているため、 IRIS社で装置を分解してから検査しなければなりません。既知のパルスを入射し正しい値が得られるか確認します。必要に応じて部品交換を行います。(費用は別途お問い合わせください。)

Q.12 IEC Technical Committee 2では測定方法について記述がありますか?

A.12
はい、IEC 61934 "Electrical Insulating Materials and Systems - Electrical Measurement of PD Under Short Risetime Voltage Impulses"で部分放電の測定法が承認されました。2006年に出版されます。PDAlert のような装置の測定方法に関して技術的要求事項と検査方法がIEC60034 Part 18-41(サージ下での固定子のPDIV測定の要求事項)で参照されています。この文章は現在(2006年1月)審議中です。

(本文章はIRIS社のホームページから要約したものです。不明な点は原文をご参照下さい。)