音響計測用マネキン KEMAR

音響計測用マネキン KEMAR

デンマークのグラス社製”KEMAR”は、1972年から研究機関で使用されている音響計測用マネキンです。開発当初より補聴器メーカーや聴覚研究の業界標準となりました。常に時代に合った改良を繰り返し、様々研究・計測向けに最適なマイクロホンを内蔵することが可能で、ローノイズタイプや、70kHzを超える周波数に対応するモデルもございます。現在では多くアプリケーションや業界で使用されるHATSとなっています。
KEMARは国際規格IEC60318-7、ANSI: S3.36, S3.25.に準拠しています。
※HATS : Head And Torso Simulator

デザイン

KEMARは大規模な統計的研究により、開発されました。男女5000人の平均に基づいているため、平均的な人間と同じ音響特性を持ちます。
そのため、他のHATSやダミーヘッドに比べ、より人間に近い計測を行えます。
2013年には品質、使いやすさ、耐久性を向上させるための大幅な改良を行いました。キャリブレーション、保守がさらに容易になっています。
頭部はボタン一つで取り外しが可能で、内部のマイクロホンを交換することができます。

ローノイズ計測

イヤホン・ヘッドホンのBluetooth通信やノイズキャンセリングでは、微小な電気ノイズが発生する場合があります。ノイズは人の耳で感じることができ、音質に影響を与えます。
従来のマネキンに内蔵されているマイクロホンでは、電気ノイズの計測ができませんでした。
GRAS社ではノイズを計測できるよう自己ノイズが低いマイクロホンをマネキンに内蔵することに成功しました。
これにより、イヤホン・ヘッドホンの開発者は、人の耳では聞こえていたが計測できていなかったノイズを計測できるようになりました。

ハイレゾ計測

GRAS社では、HATSでのハイレゾ(70kHz以上)計測を可能にしました。KEMARは内部のマイクロホン・イヤーカプラを変更することでハイレゾ計測を行えます。さらに高周波の計測をご希望させるお客様はぜひ一度ご相談ください。

人工耳

GRAS社の人工耳は常に進化を続け、より人間の耳に近づくよう開発をしています。GRAS社最新の人工耳では、計測の再現性が格段に向上しました。インナーイヤー型イヤホンなどの計測再現性に悩まれている方は、ぜひ一度GRAS社製品をご使用ください。

マウスシュミレータオプション

KEMARではマウスシミュレータオプション(45BC)をご用意しています。45BCでは人間の口を模擬したマウスシミュレータを内蔵可能で、発生から受聴まで行うことができます。そのため、携帯電話やヘッドセットの性能評価を行うのに適しています。

アプリケーション例

  • イヤホン、ヘッドホン、スピーカー、の性能評価
  • 家電の騒音評価
  • 電話の評価
  • 補聴器の性能評価
  • バイノーラル録音
  • 自動車の走行試験

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