ローノイズイヤーシミュレータシステム 43BB|GRAS社

ローノイズイヤーシミュレータシステム 43BB|GRAS社

GRAS社ローノイズイヤーシミュレーションシステム43BBは自己ノイズが非常に小さい、世界最小レベルのローノイズイヤーシミュレータです。
イヤホン・ヘッドホンのANC機能の開発に最適な製品です。当ページでは、この43BBの特長と製品仕様について紹介します。

ローノイズイヤーシミュレータシステム43BB特長

43BBは人間の聴覚の閾値に近い、もしくは閾値以下の音圧レベルを測定する、ローノイズ、高感度のイヤーシミュレータです。10.5dB(A)という非常に低いノイズフロアを持つ、世界最小レベルのイヤーシミュレータです。イヤホンやヘッドホンで使用されており、GRAS社製品のKEMAR(45BB、45BC)や45CAに内蔵可能です。43BBではモノラルでしか計測できませんが、ステレオ計測が可能な43BB-1もご用意しております。
※43BB-1は角度が付いたアダプタを介しプリアンプと接続。基本仕様は43BBと同等

43BBにIEC-60318-4(旧711)に準拠するために、内部のマイクロホンは特別にチューニングされています。43BBは、GRAS社の40HTローノイズマイクロホンシステム(40AH、26HG)と特別なゲイン&フィルターユニット26HT、ローノイズパワーモジュール12HFで構成されています。
43BBの周波数特性は通常のイヤーシミュレータRA0045と同等であり、IEC60318-4の規格に準拠しています。

仕様

型番
43BB
ダイナミックレンジ
10.5dB(A)~113dB
カプラボリューム
1260@500Hz
コネクタタイプ
LEMO 7ピン
準拠規格
IEC 60318-4

43BBの主な用途|メリット

43BBはイヤホン、ヘッドホンの開発に使用されています。特にANC(アクティブ ノイズキャンセリング)機能を持った機種で使用されています。ANCの研究開発のニーズに応えるために開発され、人間の閾値以下まで測定できるため、電気回路から発生する“ヒス”ノイズを測定できます。

従来のANC開発では、ここまでローノイズのシミュレータがなかったため、人間の耳では聞こえるが、イヤーシミュレータでは計測ができなかった“ヒス”ノイズがありました。この“ヒス”ノイズはANC機能をONにした時や、BlueTooth機能をもった機器で発生します。「サー」や「シュー」といった雑音が発生し、機器の音質に大きな影響を与えます。43BBを使用することでそのような“ヒス”ノイズを測定でき、ANCやBlueTooth機能を持ったイヤホン・ヘッドホンの音質改善に役立てることができます。

また自己ノイズが低いため、主観的なリスニング結果との相関性が非常に良く、非常に低いレベルでのTHDやRub & buzz(異常音)を計測できます。

43BBを内蔵したKEMAR(Head and Torso Simulator)
43BBを内蔵した測定治具43AG 卓上で43BBを使用して計測を行えまます。

43BBと通常イヤーシミュレータの自己ノイズ比較表

43BBの自己ノイズは下記グラフです。下記グラフは通常のイヤーシミュレータ自己ノイズ(赤線)と一般的な人間の聴覚の閾値(青い点線)と43BB自己ノイズ(青線)の比較になります。このグラフからどの周波数帯でも人間の聴覚の閾値よりも低い自己ノイズだということが分かります。

43BBと通常のイヤーシミュレータ(RA0045)と人間の聴覚閾値の比較表

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