ファースト社|接着剤塗布自動検査装置(三次元)の使用事例/ 自動車業界

ファースト社|接着剤塗布自動検査装置(三次元)の使用事例/ 自動車業界

自動車業界のモノづくり現場では、金属や樹脂など様々な工程で接着剤が使用されております。
近年、ガラスを車体と接合する時にも接着剤が使用されますが、接着剤の途切れや気泡なく塗布できているか確認が必要な上、必要な高さで塗布できているか検査することも求められています。
本事例では、このような課題を解決し塗布作業および検査作業を自動化した事例をご紹介します。

自動車向け接着剤塗布自動検査の課題を解決!!

自動車業界では接着塗布の自動検査に下記の課題を抱えられていました。

【業務課題】
 ①塗布した接着剤の幅の測定
 ②塗布時の途切れ・気泡検査の自動化
 ③塗布した接着剤の高さ/断面積の測定
 ④省人化と共に省力化

【技術課題】
 ①幅測定と同時に高さ測定を行いたい
 ②死角のない検査を行いたい。

上記課題に対し、下記のソリューションで解決しました。

解決ポイント1:接着剤塗布と同時に検査

図1. 塗布時に検査(計測・検査)

自動車業界の塗布ではロボット化が進んでいますが、検査は人が付いて検査を行っています。FV-DispenseChecker3Dではカメラと直線レーザを接着剤塗布ロボットのヘッド部に追加搭載し(右図1-1)、ロボットとコントローラーとはIO信号線(基本はSTARTとOKの2本)で接続することでロボット制御プログラムの変更は殆ど行うことなくインストールすることができます。
接着剤塗布ロボットでの塗布と同時に、塗布直後の幅と高さ測定を行い、高さを面として見て、塗布途切れと表面上の気泡を検査します(右図1-2)。
人による検査ではバラつく結果も、自動化により安定し、品質向上と省人化を実現できます。
更に、検査時間は完全に塗布時間に含まれる為、タクトは検査有無に関わらず同様であり、非常に効率的です。

解決ポイント2:死角を無くす

図2. 計測ユニット2式(撮像・計測・検査)

高さ計測ユニットについて、ロボットのヘッド回転型の場合は2式、ヘッド非回転型の場合は4式まで接続することが可能であり、場所によりカメラを切り替えることで死角を無くします。
特に、ヘッド回転型の場合では、左右から見ることにより、傾斜部に塗布して側面を覆うような形状でも死角にならずに計測することが可能です。
この方式により、正確な高さと断面積を算出することが可能となります。
又、本システムは、一般的な組み立て工程でのシーリング作業にも適用することができます。高さが不要なケースでは、塗布途切れ、位置、幅計測・検査システムや、塗布対象物に対して塗布経路補正を行うシステムもあります。