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商品基礎情報
近赤外線の特長
人が日々生活している中で見ている光の波長は、おおよそ400nm〜800nmの範囲で、これを可視波長域といいます。この可視波長域に対して、波長の短い(数値の小さい)領域が紫外線波長域となり、波長の長い(数値の大きい)領域が赤外線波長域となります。
赤外線波長域は更に細かい波長域で分類されており、700m〜2500nm波長域を近赤外線波長、2500nm〜4000nm波長域を中赤外線波長、4000nm〜1000,000nmを遠赤外線波長としています。
一般的なカメラでは撮影できない、赤外線波長域の光を撮影できる赤外線カメラは、監視用などで利用されています。赤外波長域の中でも、近赤外線波長は対象物の組成により異なる光の反射/吸収/透過特性の違いを可視化するができます。
この特性から、近赤外線は、食料品、医薬品、化粧品の市場やインフラの非破壊検査、セキュリティ、バイオ、認証、通信等、活用されるシーンに広がりをみせており、これら以外にも今後更に様々な分野に近赤外線波長を使った検査手法が導入されると予想されます。
近赤外線カメラの応用事例
製品検査のアプリケーション例
●食品検査
●化粧品、医薬品、飲料等の検査
●半導体検査
●その他の産業分野
●素材検査、異物混入検査、廃棄物の選別等
●ABA-013VIR + マイクロスコープレンズによる高解像度撮像事例
近赤外線カメラによる高解像度撮像事例デモ動画
ABA-013VIR + マイクロスコープレンズによる高解像度撮像事例 ①
Demo – Part.1~2:ウェハマーキング位置合せ、基板貼り合せのリアルタイム観察
白十字マークが下側の支持基板、黒十字マークが上側のウェハです。
まず上側のウェハを透過して下側の支持基板の白十字マークにフォーカスを合わせます。
上側のウェハの黒十字マークとの貼り合せ位置を検出したら、貼り合せを行います。
Optical Magnification 15xLens / 7xLens:マイクロスコープレンズのデモ
マイクロスコープレンズ 15xLens と 7xLens の倍率の違いによる観察画像の違いをご覧ください。
ABA-013VIR + マイクロスコープレンズによる高解像度撮像事例 ②
ウェハマーキング高速自動化ピント合わせ観察
ウェハ裏面からの透過観察により高さ(距離)の違うウェハマーキング(黒十字と白十字)の「高速自動化ピント合わせ」をご覧ください。
近赤外線カメラによる異物混入検査動画
近赤外線カメラによる異物混入検査
黒豆の中にある異物混入検査のデモ動画
可視画像(カラー画像)では黒い物質の中にある黒い異物は見分けが付けづらいのですが、近赤外線カメラを使用することで、非接触、非破壊で異物を見分けることが可能です。
また、AI処理との併用で異物検出の自動化も可能です。
アバールデータ社デモルームのご紹介
アバールデータ社では近赤外線カメラによるサンプルデモを承っております。気軽にお問い合わせください。