できるCCS⑤ [ プロジェクト作成編 ]

ここからは少し踏み込んで、CCSのプロジェクト作成方法について具体的に見ていきましょう。CCSを使った評価を始めるにもまずはここからです! 準備はよろしいでしょうか? それでは参りましょう!

Edit 基本画面

こちらがプロジェクト作成時のCCSの基本画面となります。様々なウインドウが並んでますね…
各ウインドウの説明を見ていきましょう。

ハンマーや虫など可愛らしいアイコンも画面上側に見えますね。
こちらはツールバーで、よく使われる操作がまとめられています。

各ウインドウの場所はドラッグアンドドロップで変更可能です。また、各ウインドウのタブをダブルクリックすることで、全画面表示することも可能です。例えばプログラムを実際に記述するときなどに便利ですね。

画面左側に「プロジェクト管理画面」が見えますね…もしやとお気づきの方、その通りです!
ここにCCSプロジェクトファイルを作成したり取り込んで使用していきます。
次項よりプロジェクトファイルの作成方法及び取り込み方法についてご紹介していくので、一緒に見ていきましょう!

CCSでプロジェクトを作成するには

CCSでプロジェクトを作成するには、2つの方法があります。

①新規にプロジェクトを作成する
②TI社から提供されているサンプルプロジェクトを利用する

まずは①の方法について見ていきましょう。

①新規にプロジェクトを作成する

「Project -> New CCS Project」をクリックしてください。

New CCS Projectのウインドウが表示されます。以下の項目を入力・選択し、「Finish」をクリックしてください。

作成した新しいProjectがProject Explorerに追加されます。

ここからコードの作成・編集などを行って行きますが実際に一からプロジェクトを作成するのは大変ですね。そこで活躍するのがTI社が提供するサンプルプロジェクトです。これを活用していただければデバイスの評価・開発に掛かる時間や労力を大幅に減らすことができます。
次からサンプルプロジェクトの利用方法をご紹介していきます。

②TI社から提供されているサンプルプロジェクトを利用する

サンプルプロジェクトを利用するには、代表的な2つの方法があり、TI Resource ExplorerとImport CCS Projectを使用する方法があります。

TI Resource Explorerとは

サンプルプロジェクトを取り込む方法の一つとしてTI Resource Explorerを用いる方法があります。

TI Resource Explorerとは、TI社が提供するサンプルプロジェクトにアクセスするためのインターフェイスであり、CCSから、もしくはお手持ちのWebブラウザからアクセスすることが可能です。
TI Resource Explorerを使用することで、ソフトウェアのダウンロードやサンプルプロジェクトのインポートが可能になります。

ご注意:サンプルプロジェクトは、あくまでサンプルとして無償でご提供するものであり、TI社および当社がその動作を保証するものではありませんのでご注意ください。

TI Resource Explorerの使い方

それでは実際にTI Resource Explorerの使い、サンプルプロジェクトをCCSに取り込んで行きましょう。
まず「View -> Resource Explorer」をクリックしてください。TI Resource Explorerのウインドウが表示されます。

ダウンロード済のサンプルプログラムソフトウェアがウインドウに表示されます。

ツリーを開き、必要なプロジェクトを選択してください。「Import to IDE」ボタンをクリックするとインポートが開始されます。

インポートした新しいプロジェクトがProject Explorerに追加されます。

TI Resource Explorerを用いるとCCSにプロジェクトを簡単に取り込めてとても便利ですね。
では、TI Resource Explorer以外で提供されているプロジェクトをCCSに取り込むにはどうすればよいでしょうか?次項で見ていきましょう。

Import CCS Projectとは

例として、MSP430FR4133を用いたリファレンス・デザインを使用するケースを見ていきましょう。
リファレンス・デザインとはTI社がある特定の用途に対してHWやSW等の「テンプレート」を無償で提供するものとなりますが、こちらはTI Resource Explorerとは別に用意してあり、前にご紹介した方法ではCCSにサンプルプロジェクトを取り込むことができません。
でもご安心ください!
CCSのメニューより「Import CCS Project」を行えばよいのです。

ご注意 : リファレンス・デザインは、あくまでサンプルとして無償でご提供するものであり、TI社および当社がその動作を保証するものではありませんのでご注意ください。

Import CCS Projectの使い方

それではダウンロードしたCCSプロジェクトをインポートしてみましょう。
「Project -> Import CCS Projects」 をクリックしてください。

表示されたウインドウの「Browse」をクリックし、サンプルプロジェクトの入ったフォルダを選択し、「OK」をクリックしてください。

フォルダ内のプロジェクト一覧が表示されます。必要なプロジェクトにチェックを入れ、「Finish」をクリックしてください。
※「Copy projects into workspace」を選択すると、CCSのworkspaceフォルダにプロジェクトファイルをコピーし、そちらの環境を使用することになります。インポートするプロジェクトに変更を加えたくない場合はこちらを選択するとよいでしょう。

インポートした新しいプロジェクトがProject Explorerに追加されます。

プロジェクトインポートのまとめ

CCSにプロジェクトをインポートすることができましたでしょうか?TI社ではマイコンやプロセッサなど多彩なラインナップを用意していますが、デバイスごとに多くのサンプルプロジェクトを無償で提供しています。あくまでサンプルとして無償で提供されているものですので、その動作を保証するということではない点に注意する必要がありますが、サンプルプロジェクトがあるだけで開発がずいぶん楽になりますので、積極的に活用していくとよいでしょう。

まとめ

いかかでしたでしょうか?「プロジェクト作成」というと、いろいろと細かい設定があって大変そう…
なんて思われるかもしれませんが、今回ご紹介した方法を実際に試していただくと、案外簡単なのがおわかりいただけるのではないかと思います。

さて次回はビルドに焦点を当てて行きます。ビルドに必要なファイルや各種設定等、ビルドにまつわる様々なトピックについて解説していきますので、どうぞお楽しみに。

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