WEBENCH® Power Designerを使ってみた!

Texas Instruments(以下、TI社と表記)が提供する電源製品向け回路設計・シミュレーションツールのWEBENCH® Power Designerがアップデートされて公開されています。
さっそく使ってみましたので、新しくなった点を紹介します。

WEBENCH Power Designerとは?

基板を設計する際、電源設計に悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか?特に複数の電源系統が存在する場合、ICの選定、特性評価など、かなりの時間を必要とします。

TI社は、そんな悩みを解決するWEBツールを提供しています。それが、WEBENCH Power Designerです。なんと数クリックで、IC選定、回路定数やシミュレーションまで実現できるため、非常に強力な設計支援ツールになっています。

さっそく使ってみた!

1.新しいデザイン

何と言っても大きく変わったのは、HTML5で刷新された新しいデザインです。
とてもCOOL!!!
旧バージョンではFLASHが使用されていましたが、HTML5化したことで皆様がお使いのブラウザ上で動作させることができるようになりました。

2.フィルタ機能

電源仕様を入力すると複数のデザインが候補として出力されますが、どれを選べば良いか迷ってしまいます。そんな時は、画面左側に配置された便利なフィルタ機能で解決可能です。効率やコスト、IC機能などを選択することで最適なデザインを絞り込んでいくことができます。

3.シミュレーション機能

WEBENCH と言えば、ソフトウェアをインストールすることなくWEB上でシミュレーションができることが最も大きな特長です。回路定数を変更して波形を確認という作業も簡単に行うことができます。今回のアップデートにより、シンプルなデザインで各種機能もわかりやすく整理され、作業するモチベーションが上がります。

①シミュレーションしたい項目を選択し、”START”をクリックしてシミュレーション開始できます。
②シミュレーション結果が保存されます。
③回路図から部品変更が可能です。
④シミュレーション結果が表示されます。

担当エンジニアからの一言

いかがでしたでしょうか? TI社はWEBENCH をはじめとした設計支援ツールへ非常に力を入れていますが、今回のアップデートでより強力なツール開発を進めていく意気込みを強く感じました。将来的にシミュレーションだけで設計が完結してしまう日が近いかも???

次回からは、より細かな機能の使い方についてレビューしていきます。
ぜひWEBENCH Power Designerをお試しください。

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