
はじめてのVantiq [Vantiqの特長]
本内容は、Vantiqを初めて検討する方向けに、Vantiqの概要と基本的な機能の特長を説明します。
Vantiqの特長
イベントドリブン型システムに特化した統合型開発実行環境


なぜイベント・ドリブン・アーキテクチャ(EDA)なのか?

<これまで>
リクエストドリブンな逐次処理のシステムでは、IoT時代の突然・不定期に発生するイベントに対応するリアルタイムアプリケーションの構築は困難。

<EDA>
イベントが発生し続ける中で、必要なデータだけをトピックとして取得し、予め設定した条件に合致するとアラートが上がる。アラートが上がったらアクション。
一般的なEDAとVantiqのEDAとの違い
●例題: 気温30度以上かつ湿度50%以上が60秒以上続いたらエアコンのスイッチをONにする。更に外気と室温の差が3度以上だったら...

<一般的なEDA>
ストリーム上にいつトピックスが発生するか分からないため、一旦データ(タイムスタンプ含む)を蓄積してから複合化し、アクションする。
トピックを追加すると、ロジック全体を作り直し。

<Vantiq は、Stateful Stream>
ストリーム処理上に、揮発性のステイトフル環境および独自のタイムマネージメント機能をもち、複合化を実現。
蓄積型のデータベースに頼らずリアルタイムにアクション。
データベース主体のシステム設計とな異なり、新たなトピックをアジャイルに追加可能。
Vantiqの得意なことは?

Vantiqのターゲット

●スマート マニュファクチャリング
・生産現場で発生し続けるデータをリアルタイムに監視
・多種ツール、システム、プロトコルを統合し、瞬時にプロセスを調整
●スマートシティ
・地区に点在する多様なシステムの管理を統合し相互通信
・人や街中に配置された機械やIoTデバイスをリアルタイムに監視
●ロジスティクス
・高度に分散されたサプライチェーンをリアルタイムに洞察
・サプライチェーン上の脅威を特定し、主要関係者へリアルタイムに通知
●フリートマネジメント
・信号機、パーキングメーター、道路情報、車両状態など、収集したデータの効果的な活用
●環境モニタリング
・あらゆる環境モニタリングセンサからのデータを、全てリアルタイムで検出、分析、処理
●カスタマーマネジメント
・顧客の行動を追跡し、その行動にリアルタイムに反応
・顧客の一連の行動を管理し、運営チームのスマートな連携を築き、業務全体の一元管理
●アプリケーション統合
・すべてのアプリケーションを迅速に簡単に管理
・ミッションクリティカルなアプリケーション群の相互接続
●資産管理(アセットトラッキング)
・ビジネスにとって最も重要なデータ資産を追跡し、リアルタイムで対応
●フィールドサービス管理
・場所、経験、装備に基づいて、最適な作業者をリアルタイムに探し出しアサイン
・作業者の現在地から目的地までの移動をアクティブに追跡
・対象となる機器を監視し、必要なパーツを手配および追跡し、専門家と連携して対処
●安全&セキュリティー
・監視カメラ画像やサーバログなどから情報を取り込み、潜在的な危機を識別しリアルタイムに対処
開発環境の構成
下記にあります各機能について、リンク先のWEBページにて概要解説していきます。

※Vantiq及びロゴはVantiqの商標または登録商標です。
※本ページの記載内容は、当社が作成したものです。Vantiq社が承認しているものではありません。
はじめての Vantiq について
「はじめての Vantiq」では、今後、Vantiq の各機能について説明を行います。