[モータードライバ機能解説] 豊富なオンチップ保護機能

モーター・ドライバは複数の保護機能を内蔵しています。電気的異常や機械的異常が発生したときのシステム障害を防止したり、ICを破壊から守るために過電流保護(短絡保護)、加熱保護、低電圧検出があります。

豊富なオンチップ保護機能とは

モーター・ドライバは複数の保護機能を内蔵しています。電気的異常や機械的異常が発生したときのシステム障害を防止したり、ICを破壊から守るために過電流保護(短絡保護)、加熱保護、低電圧検出があります。

過電流保護(OCP: Over Current Protection)

出力電流が閾値(IOCP)を上回る状態がtOCP時間よりも長く続くと過電流と判断し、Hブリッジの全てのFETをディスエーブルにします。 tRETRY時間後、過電流状態から復帰している場合は制御信号に応じて再び動作を開始しますが、過電流状態が続いている場合は再度tRETRY時間後に復帰を試み、過電流状態から復帰するまでこの動作を繰り返します。

加熱保護(TSD: Thermal Shut Down)

ダイ温度(TJ)が閾値(TSD)を超えると、Hブリッジの全てのFETがディスエーブルになります。 ダイ温度(TJ)が閾値(TSD)よりヒステリシス分の温度(THYS)を下回ると動作を再開します。

低電圧検出(UVLO: Under Voltage Look Out)

モーター電圧が低電圧検出の閾値(VUVLO 下降時)を下回ると、Hブリッジの全てのFETがディスエーブルになります。 モーター電圧が低電圧検出の閾値(VUVLO 上昇時)を上回ると、動作を再開します。

代表製品

豊富なオンチップ保護機能に対応するTI社の代表的な製品をご紹介します。

ブラシ付きDCモーター ステッパモーター ブラシレスDCモーター ソレノイド
DRV8870 DRV8884 DRV8320 DRV8844