mmWave IWRシリーズの特長

IWRシリーズは60GHzまたは77GHzミリ波によるセンシングを行うAFEと信号処理部をワンチップ構成にしたデバイスです。従来の24GHz製品より分解能や精度を向上させることができ、1chip化により基板コストの削減や小型化が可能です。

デバイスの特長

IWRシリーズは77GHzミリ波によるセンシングを行うワンチップ構成のデバイスです。TI社ミリ波センサの主な特長は以下の通りです。

  • 76〜81GHzのミリ波によるセンシングの利点:
    • アンテナ等のシステム部品の小型化に寄与。他社製品ではRX/TX/CPUなど部品点数が多く、基板面積を小さくできませんでしたが、それらが1chipとなっておりシステムの小型化が可能となりました。
    • アンテナ指向性の向上。
  • 超高精度・高分解能の利点:
    • 広い掃引帯域により、距離分解能と距離精度が従来の24GHzレーダに比べて20倍向上。レーダ・センサの距離分解能は密接した2つの物体を分離する能力を意味するのに対し、距離精度は単一の物体の距離を測定する際の精度を表します。
  • DSPやマイコン、RFフロント・エンドを1チップに集約したことにより、基板の小型化を実現。
  • EVM(評価用ボード)、mmWave SDK(ソフトウェア)により迅速なセンシング評価が可能。
  • クラウドベースの専用評価GUIをにより、レーダーとしての簡易評価が可能。

デバイスの概要

  • 周波数:76〜81GHz
  • Tx : 2or3ch、Rx : 4ch
  • I/O : 3.3V or 1.8V(デュアル)
  • 内蔵メモリ : 576kBor1.5MB
  • Arm® Cortex®-R4F 200MHz搭載
  • DSP C674x 600MHz搭載(IWR1642のみ)
  • クロックソース : 40MHzの外部発振器をサポート
  • パッケージ : 161FC/CSP(161ピン、10.4mm x 10.4mm)

IWR1443 IWR1642
周波数 76〜81GHz 76〜81GHz
Rx/Tx 4/3 4/2
最大サンプリングレート 37.5Msps 12.5Msps
IF帯域幅 15MHz 5MHz
RF帯域幅 4GHz 4GHz
プロセッサ R4F@200MHz R4F@200MHz
C674x@600MHz
メモリ 576KB 1.5MB
HWA あり なし
インターフェース CAN
MIPI CSI2
SPI/QSPI
LVDS
I2C
CAN
SPI/QSPI
LVDS
I2C
PWM
※表の中の数値はテキサスインスツルメンツ社WEBページの機能一覧表より抜粋

TI_mmWAVE製品 IWR1443製品紹介 TI_mmWAVE製品 IWR1642製品紹介

主なアプリケーション

  • 流量検出センサ
  • 人数カウント
  • ドローン用測距センサ
  • 交通監視用センサ
  • 産業ロボット向けセンサ
カタログのダウンロードはこちらから>>

評価環境

各種ソフトウェアやモジュールによる迅速・簡単な開発評価環境を提供します

● 評価ボード:

  • IWR1xx Booster Pack
    • 型番:IWR1443BOOST:方位角+仰角(アンテナ面から垂直方向)センシング可能
    • 型番:IWR1642BOOST:方位角(アンテナ面から水平方向)のセンシング
      ※このボードは電波認証を取得しておりませんのでご評価の際は電波暗室をご使用ください。

  • DCA1000EVM
    • 型番:DCA1000EVM
      • レーダセンシング向けリアルタイム・データキャプチャー用アダプターキット
      • IWR1443/1642 共通

● ソフトウェア開発環境:

  • mmWave SDK
    mmWave SDKは、TI RTOSと、包括的なペリフェラル・ドライバ、センサを構成するための API、FFT HW(ハードウェア)アクセラレータとDSP向けのライブラリで構成された、信頼性の高いプラットフォームです。 mmWave SDK(ソフトウェア開発キット)を使用して、カスタム化したアプリケーションをEVM上で直接、迅速にプロトタイプ製作することが可能です。
  • mmWave Studio
    mmWave Studioは、ミリ波センサの評価を強化するための一連の Web ベース・ツールで構成されています。 これらの使いやすいツールにより、チャープ設計の評価とプロトタイプ製作を行い、すぐに使用できるデモを活用して実験を進めることが可能です。
  • mmWave Demo Visualizer
    Webベースの評価ツールになり、インストール等の手間がなく、EVMとの連携も容易に行うことができるためスムーズに評価を行うことが可能です。 フレームレートや距離分解能等の設定が可能で、リアルタイムのプロットを視覚化して測定可能です。

関連情報・資料ページ