バススイッチ 製品シリーズ別特長解説

アナログ、デジタル、高速差動信号等を接続、遮断、切り替えが可能な製品です。IOポート間にFETを使用している為、ドライブ能力を持ちません。

スイッチ – SN74CBxx –

ロジック製品における代表的なスイッチである「BUSスイッチ」は、1990年代のPCにおいて大活躍し、2000年に入ってからは、デジタルTVにて多くの用途に使用されました。 現在は、多くの産業機器向けアプリケーションにて使用されています。テキサス・インスツルメンツ社では、業界最大級のBUSスイッチのラインナップを誇り、今後も安心してお使いになれます。

主な機能と特長

  • 特長
    • 伝搬遅延時間が数百psオーダー
    • スイッチング時の消費電流がゼロ
    • 電源電圧以下であれば入力信号電圧レベルに制限はなし
    • 出力ドライブ電流供給能力はない
  • 主な機能

  • 5V電源シリーズ
    • SN74CBTxxx
      • 標準的で機能も多い5V信号用バススイッチ。後継シリーズはCBTxxxCシリーズ。
    • SN74CBTxxxC
      • CBTシリーズの後継シリーズ。ESDを強化し、-2Vのアンダーシュートに対する誤動作対策がされている。
    • SN74CBTDxxx
      • 5Vの入力信号を3.3Vの出力信号に変換可能。後継シリーズはCB3Txxxシリーズ。
    • SN74CBTSxxx
      • IO端子にショットキーダイオードが内蔵されておりアンダーシュートをブロックします。
    • SN74CBTKxxx
      • IO端子にクランプ回路が内蔵されておりアンダーシュートをブロックします。
  • 3V電源シリーズ
    • SN74CBTLVxxx
      • 標準的な3.3V信号用バススイッチ。
    • SN74CB3Txxx
      • 5Vの入力信号を3.3Vの出力信号に変換可能。
    • SN74CB3Qxxx
      • CBTシリーズで不可能だった、5Vの入力信号を5Vで出力する事が可能。

※製品番号でフィルタリング出来ます。
TI_フィルタリング例
例:「CBT」と入力するとでフィルタリングできます。

5Vバススイッチ – SN74CBTxxx/SN74CBTxxxC –

SN74CBTxxx / SN74CBTxxxCシリーズのスイッチは、Nch FETで構成され、VCCとゲートが同電位の為、入力電圧がVCC-1V付近でスイッチ(FET)がオフ(高オン抵抗HI-Z)します。 この特性により、VCC-1Vまでの信号レベルはVI=VOとなりますが、それ以上の電位には外付けにプルアップ抵抗が必要になります。 また、SN74CBTxxxCシリーズは、スイッチがオフ時、0Vを下回るアンダーシュートが印加されるとスイッチがオンしてしまう不具合を防止します。

3.3Vバススイッチ – SN74CBTLVxxx –

SN74CBTLVxxxシリーズのスイッチは、アナログスイッチの様にNchとPch FETで構成されており、どちらかが必ずオンしている為、入力信号VI=出力信号VOとなります。

入出力5V対応3.3Vバススイッチ – SN74CB3Qxxx –

SN74CB3Qxxxシリーズのスイッチは、高周波差動信号用スイッチの基本回路構成であるNch FETのゲートをチャージポンプにて2倍以上に引き上げた効果により、電源電圧が3.3V時に入力信号5Vを印加でき、さらに入力信号VI=出力信号VOとなります。 しかし、チャージポンプ回路の影響で、他のバススイッチシリーズより消費電流は大きくなります。

5Vトレラント機能付き3.3Vバススイッチ – SN74CB3Txxx –

SN74CB3Txxxシリーズのスイッチは、Nch FETで構成されていますが、ゲートとドレイン・ソース間の電圧・電流をコントロールする回路により、電源電圧3.3Vにて、5Vの入力信号を3.3V出力信号に変換する事が可能です。 ただし、3.3Vから5V信号への昇圧には外部にプルアップ抵抗が必要です。