DLP®×空間タッチセンサのアプリケーション

DLP技術を使ったプロジェクターに空間タッチセンサを組み合わせることで、タッチ(インタラクティブ)機能を追加することができます。ここでは、その特徴と具体的なアプリケーションをいくつか紹介します。

DLP®×空間タッチセンサのアプリケーションの特長

DLP技術はデジタル・シネマを代表とする、高品質なプロジェクション技術です。現在では、DLP® Pico™技術によりあらゆる製品へ組み込むことのできる小型なプロジェクターが普及し始めています。このDLP Pico技術に、Neonode社(スウェーデン)の空間タッチセンサを組み合わせると、プロジェクションした画像・映像にインタラクティブ(タッチ)機能を追加させることが可能になります。このタッチセンサは光学反射で物体認識をする技術であり、センシングが高精度であることから、DLPプロジェクターにインタラクティブ機能を付け加えるデバイスとして非常に相性が良いです。

※DLP® Pico™…DMD(Digital Mirror Device)のミラーアレイの対角線長が0.2~0.47インチの小型な製品(通常のDMDのサイズは0.5インチ以上)。小型、高解像度、高輝度、低消費電力のため、さまざま製品への組み込みが期待されています。

アプリケーションの例

それでは、実際にどのような製品へ組み込むことができるのか、いくつかご紹介します。

家電製品

エアコン、IHコンロ、電子レンジ、冷蔵庫、食器洗浄乾燥機などの家電製品の表面やその近くの壁・床に情報を投影します。 例えばIHコンロの場合、レシピやアラートをプロジェクションすることで、調理場にLCDパネルをおく必要がなくなりスマートとなります。さらに、タッチ機能が加わることで、レシピのページ送りやアラートを消すこともできるでしょう。

スマートスピーカー/AV機器

スマートスピーカーにDLP技術を搭載すれば、あらゆる表面がディスプレイとなり得ます。部屋の中にフラットパネルを置いておくのは少々邪魔になりますが、プロジェクターであればそれは解決されます。天気やレシピ、交通状況などの情報をプロジェクションし、さらにタッチセンサを設置することによって、画面操作も可能となり、ユーザーはより便利な暮らしを送ることが出来るでしょう。

デジタル・サイネージ

プロジェクションされたデジタル・サイネージは、あらゆる面に対して直接、情報を描けることが特徴です。 左図では、お客さんが商品を手に取ったとき、瞬時に情報をプロジェクションしています。この場合、(1)商品が棚から外れたこと、(2)プロジェクションした情報のインタラクティブ機能、の2つのセンシングが求められるでしょう。タッチセンサを棚に仕込んでおけば、これが可能になります。

住宅設備

スマートホーム・デバイスにプロジェクション技術を搭載することで、住宅のほぼすべての部屋で使用されているボタン、タブレット、LCDパネル、メカニカル・ノブの置き換えが可能になります。また、平面へ投射することで凸凹のないシンプルなデザインが可能となります。スマートホームのアプリケーションとIoT(Internet of Things)は、私たちの住居に大きな変化をもたらし、日常生活で使用しているデバイスとの連携性を向上するでしょう。