インフォメーション 丸文、Ranplan社との提携により、国内スマートファクトリー向けに ローカル5G電波伝搬シミュレーターを導入
丸文、Ranplan社との提携により、国内スマートファクトリー向けに ローカル5G電波伝搬シミュレーターを導入
丸文株式会社(社長:飯野亨、本社:東京都中央区、資本金:62 億 1,450 万円、以下、丸文)はワイヤレスネットワークの設計と最適化のためのソフトウェアツールの独立系開発企業であるRanplan Wireless(英国:以下、Ranplan社)と連携し、主力製品であるRanplan Professionalを日本国内のスマートファクトリー向けのローカル5Gネットワーク設計のプロジェクトに導入しました。
住友商事株式会社の実施した実証実験において、ネットワーク設計を担った住友商事マシネックス株式会社は、Ranplan Professionalの使用により、機械設備を含む工場全体の迅速な3Dモデル化とビジュアル化を可能にしました。このプロジェクトでは、物体が無線信号を自然に反射または回折することに着目し、RF伝搬への影響を正確に描写するために、すべての構造物にRanplan社のライブラリからの材料情報が割り当てられました。
2万平方メートルのスマートファクトリー内の3D電波伝搬シミュレーションは、基地局の設置場所の制限に注意を払いながら、必要な基地局の数、適切な位置やアンテナの傾き等の決定に大きく貢献しました。




Ranplan社の最高戦略責任者であるJon Ullmark氏は、「住友商事株式会社のスマートファクトリーのような複雑なプロジェクトが、RanplanのHetNetプラットフォームを使用し、完了したことを嬉しく思います。日本の品質志向で高度な企業コミュニティがローカル5Gを採用し、マシン・ツー・マシン通信などに適した専用無線ネットワークを構築、維持、運用する今、5Gの可能性を最大限に引き出すためには、直感的で信頼性の高いネットワーク計画ツールの必要性が不可欠です」と述べています。
Ranplan社について
本社 :Upper Pendrill Court, Ermine Street North, Papworth Everard, Cambridge, CB23 3UY, UK
設立 :2006年
代表者:Per Lindberg
Ranplan社(英国・ケンブリッジ)は全国5G・ローカル5Gをはじめとする無線通信の設計に最適なツールを提供します。
屋内外双方向に対応した無線伝搬予測やキャパシティシミュレーション、使い勝手のよい3Dモデリング機能、現在7000以上がプレ登録されている無線機データベースなどの高機能性と、最適化されたアルゴリズムによる高計算速度をあわせ持ち、無線ネットワーク構築プロジェクトにおける立案から管理実行、最適化までの工程を成功に導きます。
丸文株式会社について
本社:東京都中央区日本橋大伝馬町8-1
設立:1947年
代表者:代表取締役社長 飯野亨
従業員:1,145 名(連結:2021 年3 月31 日現在)
資本金:62 億1,450 万円
売上高:2,892 億円(2020 年度連結)
事業内容:半導体や電子部品、システム機器などの国内外の先端エレクトロニクス製品を
販売する商社。
東京証券取引所市場第一部に上場。(コード番号:7537)