サステナビリティ サプライチェーンの取組み
CSR調達への取り組み
CSRの取り組みは、当社のお客様においても積極的に行なわれています。
コンプライアンスやCSRが厳しく問われる現在、商品の製造過程で労働、環境、企業倫理等の責任範囲は当該企業にとどまらず、サプライチェーン全体に及ぶようになったと考えられています。
サプライチェーンのいずれかで問題が発生すると、市場や社会から排除され、企業の存続そのものが危ぶまれます。そのため、サプライヤである当社にも、CSRについて高度なレベルの取り組みが求められるようになってきました。さらに、当社のサプライチェーンにも、これらの取り組みが求められています。
丸文グループの事業に関わるすべてのお取引先様に、CSR調達の重要性に対してご理解とご協力をお願いいたします。
責任ある紛争鉱物への取り組み
紛争鉱物に関する米国法規制やOECDのガイドラインに基づき、紛争地域および高リスク地域の紛争鉱物使用に関する情報開示と責任ある鉱物調達が求められています。
当社はCSR調達の取組みとして、当社サプライチェーンに紛争鉱物不使用の働きかけを行い、お客様からの調査に協力いたします。
※紛争鉱物とは、紛争地域および高リスク地域から産出される鉱物にて、当地の武装勢力の資金源になっているものです。
含有化学物質管理
化学物質管理の取り組みは世界中に広がりを見せており、企業においても諸外国の化学物質管理規則への対応は重要な課題となっています。
丸文グループは、chemSHERPAをはじめ、JAMAシー ト、ICP データ、不使用保証書など、多様なニーズにお応えし、製品含有化学物質情報の適切な管理とスムーズな情報伝達に注力しています。
公正な取引
当社は、商取引上における不正を行わない体制の整備について、英国の第三者認証機関Ethixbase360社の運営する「Tcertification」の審査・認定を受け、2009年10月以降、毎年更新しています。
「Tcertification」は、国際基準に沿った厳格な基準で、デューデリジェンスレビュー、分析、評価、承認プロセスを経て認定されます。
Tcertification ID: TC3072-2366
安全保障輸出管理
当社では、安全保障輸出管理をリスク管理の最重要項目のひとつであると認識し、外為法や各国法令、国際条約の遵守に努めております。
安全保障輸出管理規程を策定し、全ての商品についての該非判定と輸出にあたっての取引審査を基本とする管理を行っております。輸出を前提とする取引においては、該非判定の結果を、見積書・注文請書・納品書等によりお客様に適切に通知することとしております。
特定輸出者
当社は東京税関から『特定輸出者』として承認されております。特定輸出者とは、保税地域に貨物を搬入することなく輸出申告を行い、輸出許可を受けることができる事業者のことです。2008年11月、当社はエレクトロニクス商社の中で初めて東京税関より承認を受けました。企業として不正がないことはもちろん、セキュリティ管理など、丸文の輸出業務に対するコンプライアンス体制の整備が評価されました。
特定輸出者の承認を受けると、輸出のリードタイムが短縮されるメリットがあります。特定輸出者となることで、輸出貨物がどこにあっても(自社の工場や倉庫、港や空港への移動中など)、輸出申告を行い、輸出許可を受けることができます。その上、現品や書類確認の後に輸出許可がおりる通常審査とは異なり、申告用専用端末にインプットするだけで輸出許可がおりるため、非該当証明等のエビデンス提出もなくなります。そのため、輸出貨物の迅速かつ円滑な航空機搭載が可能となり、輸送料などの物流コスト削減にも繋がります。