車載デジタル液晶メータ向け1チップ・ハイブリッド液晶ドライバIC 『S1D15K01』のサンプル出荷を開始

2021/12/21
商品情報

車載デジタル液晶メータ向け1チップ・ハイブリッド液晶ドライバIC 『S1D15K01』のサンプル出荷を開始

『S1D15K01』(ベアチップ)

1チップでセグメント、ドットマトリクスを同時駆動可能

当社取り扱いメーカであるセイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、車載デジタル液晶メータ用ハイブリッド液晶ディスプレイ向けにセグメント+ドットマトリクス表示を1チップで駆動可能なハイブリッド液晶ドライバIC『S1D15K01』を開発、このたびサンプル出荷を開始しました。月産10万個を予定しており、サンプル価格は500円(税別)です。

自動二輪車の高機能化により、ディスプレイに表示が必要となる情報量は増大しています。一方で、ディスプレイを配置できるスペースには限りがあり、効率的な情報表示が求められています。これまでの自動二輪車では、システムコスト・開発費の比較的廉価なパッシブ型ディスプレイが多く使われていましたが、このような背景から、スピード表示や警告灯表示用のセグメント表示と簡易ナビゲーション用のドットマトリクス表示が一体となったハイブリッドタイプの液晶ディスプレイが使われるケースが増えてきています。
しかし、従来のハイブリッド液晶では、セグメント液晶とドットマトリクス液晶の2種類の駆動用ドライバICを使用するか、または、ドットマトリクス液晶駆動用ICの一部駆動端子を使用して、セグメント液晶駆動を行っていました。このため、セグメントエリアとドットマトリクスエリア間の表示不具合やコントラスト差、入力インターフェイスの複数ライン化、モジュールコスト増大などの課題がありました。

『S1D15K01』は、マイコン※1と直接接続が可能なハイブリッド液晶ドライバICであり、マイコンから転送される表示画像データを、ハイブリッド液晶に表示させることが可能です。また、セグメント専用駆動回路およびドットマトリクス専用駆動回路を1チップに搭載しているため、表示不具合の解消、高コントラスト表示の実現、モジュールコスト低減に貢献します。
さらに、本製品は最高105℃の動作温度ならびにAEC-Q100規格※2に対応し、車載向け製品への厳しい品質要求を満たしています。

エプソンは2030年に向け、社会的要請でもある「持続可能な開発目標SDGs」の目標・課題に対し、私たちが長年培ってきた省エネルギー、小型化、高精度を実現する「省・小・精の技術」で解決することを目指し、産業構造の革新や循環型経済のけん引をしていきたいと考えています。

※1マイコン:マイクロコントローラの略。主に電子機器などの組み込みシステムに使われる集積回路のひとつ。電子機器の制御用に最適化されたコンピューターの一種である。
※2 AEC-Q100:AECは「Automotive Electronics Council(車載電子部品評議会)」の略で、米国の大手自動車メーカーと大手電子部品メーカーによる、車載用電子部品の信頼性や認定基準の規格化のための業界団体。AEC規格は車載用電子部品の規格として広く採用され、事実上の業界標準になっている。

製品の特長

  • 1チップでハイブリッド液晶を駆動可能(セグメント: 120 x 4 ドットマトリクス:160 x 80)
  • 温度センサ回路内蔵

製品について