商品基礎情報
アクセディアンのパフォーマンス・モニタリング
- 2つの監視方法をハイブリッドで統合
- アクティブテスティングとパッシブキャプチャリングという2つの測定手法を高度に統合しそれぞれの優位性を対象ネットワーク毎に適用可能。
- 外部ソースを統合し可視化
- SNMPなどの3rdパーティデータをSaaSで一元化し、シームレスな可視化を実現。
機能説明
アクティブテスティング - TWAMP
TWAMP(Two Way Active Measurement Protocol)はネットワーク品質を監視するための技術的手法で、RFC5357で策定されています。
センダーとリフレクタ間でテストパケットを送信しあい、その挙動を測定するという方法で、リフレクタ側もタイムスタンプを持つことにより上り下りそれぞれの状態を高精度に測定することが可能です。
アクティブテスティング – TCP Throughput
センダーとしてCPE側サーバにテストトラフィック送信する測定起点として動作します。
RFC6349で策定されたTCPレイヤーのスループットを測定する標準規格に準拠した測定方法です。
このアクチュエータと対象のIperf3サーバ間で測定トラフィックを送出し、測定結果をアナリティクスに上げます。
テスターとテクニシャンを派遣することなく遠隔からセンターまでのTCPパフォーマンスを見ることができます。
パッシブキャプチャリング – Capture
キャプチャしたパケットを詳細に属性情報(メタデータ)に変換しアナリティクス(SaaS)に上げます。ユーザーデータ部は除外するため負荷的にもセキュリティ的にも軽量にすることができます。
RTTやUser Experience、各アプリごとの反応時間等を可視化でき、エンドポイントやディマケーションポイントはもちろん、クラウドでのキャプチャが可能です。
フローボリュームに応じたスケールアウトが可能です。
キャプチャオプション – 暗号化プロトコルの解析 – Decryptor
Capture機能のオプション機能です。
TLS(Transport Layer Security)で暗号化されたパケットを複合しパケット解析をします。
HTTPSセッションを複合化しアプリケーション情報を検知できるため、より精細なQoE監視が可能になります。
潜伏中のマルウェアへのコマンドを検出するなどのセキュリティ対策に貢献します。
キャプチャオプション – サイバーセキュリティ – Interceptor
Capture機能のアドオンです。
キャプチャにて取得したデータをMITRE ATT&CKフレームワークを使ってリアルタイムに最新のセキュリティインシデントの照会を実行します。
アナリティクスのアドオン機能のため、Capture機能があればアクティベートするだけで活用することが可能で、その他の追加インスタレーションは不要です。
マシンラーニングにより、アラートやイベントからインシデントを検出します。また、ディテクションにより疑わしいトラフィックアクティビティを検知しアラートを発出します。
構成モジュール
Sensorハードウェア – Active and Passive
Sensorエージェントソフトウェア - Active
Sensorエージェントソフトウェア - Passive
アナリティクス(SaaS)
Accedian Networks社の提供する「Analytics」は、SaaSにて可視化と解析を提供します。
- ユーザーアレンジが可能なダッシュボード
- 表示したいグラフを表示したい大きさで配置
- サードパーティ監視システムを統合
- SNMP監視や保有済み監視を一元管理
- 直観的ドリルダウンが可能な操作性
- マウスオーバーやクリック・ドラッグでドリルダウン
- 関連するプロトコルやノードを特定
- 影響しているプロトコルや集中しているノードを視覚的に特定
- Macro to Micro/Micro to Macroをシームレスに可視化
- マップと連動
- エリア障害の予兆を発見
Use Case
5G L3+ Session KPI, TWAMP & TCP throughput
- TWAMPとTCPスループットを複合的に配備し監視します
- 緑・ピンク色ライン:TWAMPでは各セグメントとエンドポイントからの接続性を見ます
- 青色ライン:TCPスループットは必要に応じて任意拠点からサービスサーバまでの区間をテストしパフォーマンスを確認します
Captureアプリケーション
- MECの仮想環境にキャプチャを置くことで、特定のアプリケーションのサービス状態を継続的に取得できます
IoT Wireless Access NWs
- キャリア回線のLoRaゲートウェイからインフラ施設サーバまでの状態を監視しています
Local 5G / PoC
- 企業のスマートオフィス・ファクトリーDXのインテグレータとしてローカル5Gの活用が見込まれますが、L5Gの場合は大手回線事業者が品質を担保するものではないため、企画段階でパフォーマンスを可視化できる機能が必要になります