【産業用ラズパイとして使用可能?】Tinker Board シリーズのご紹介
多数の産業用コンピュータボードを提供しているASUS IoTは、Arm®系のCPUを搭載した名刺サイズの小型シングルボードコンピュータであるTinker Boardシリーズを提供しています。サイズやI/Oの拡張ピン配列において、PoCや研究に良く用いられているラズベリーパイと共通にすることで、ラズベリーパイでPoCを実施したお客様が製品用でもTinker Boardシリーズを使用しやすくなりました。本ページではそのTinker Boardシリーズの特徴や製品ラインナップを紹介させていただきます。
※Raspberry Pi、ラズベリーパイ はRaspberry Pi財団の登録商標です。
Tinker Boardシリーズが選ばれる理由
ASUS IoTが提供するTinker Boardシリーズは最新のCPUを搭載し、高いCPUやGPUパフォーマンスを発揮します。安定した品質で長期供給可能なため、厳しい環境の産業用製品に組み込んで使用することが可能です。
また、製品検討や採用時には、国内で高いレベルの技術サポートを提供しますので、ご安心ください。
ラズベリーパイからの置き換えシナリオ
ラズベリーパイを利用されているエンジニアの皆様は下記の不安をお持ちだと思います。ASUS IoTの提供するTinker Boardシリーズであれば、全て解決いたします。同等のサイズと高いパフォーマンス、I/Oピン配列を所持し、OSはDebianをサポートしているため、スムーズに置き換えが可能です。
Tinker Board 2/2Sの包括的な保護機能
Tinker Board2/2Sでは、産業用途でご利用いただくために、下記のような様々な電源関係の保護機能を持っております。これらにより過酷な環境での長期間の安定動作を可能にします。
製品ラインナップ
ASUS IoTが提供するTinker Boardシリーズ製品ラインナップを紹介します。
RockChip社RK3288搭載名刺サイズ小型CPUボード「Tinker Board S」
「Tinker Board S」は、強力なクアッドコアArmベースのプロセッサである Rockchip RK3288 を搭載し、他の一般的なSBCボードと比較して非常に優れた性能を持ちます。更に、2GBのLPDDR3デュアルチャンネルメモリを備え、さまざまなビルドやプロジェクトの要件に柔軟に対応します。また、OS・アプリケーション・ファイル用のストレージとして、信頼性の高いeMMCを搭載しております。安価なSBCでありながら、長期供給保証と高いレベルの技術サポートを提供し、産業用製品にご利用頂くことが可能です。
RockChip社RK3399搭載名刺サイズ小型CPUボード「Tinker Board 2/2S」
「Tinker Board 2/2S」は、Rockchip RK3399を搭載した小型のSBCで、一般的なSBCに比べて性能が大幅に向上しました。1つのSoCに2つの全く異なるプロセッサを組合わせたヘテロジニアス プロセッシング アーキテクチャであるArm big.LITTLE™も備えています。big.LITTLEソフトウェアはタスク配分を自動化し、各処理に適切なCPUコアを確保します。これにより、Tinker Board 2およびTinker Board 2Sは初代Tinker Boardと比較して1.5倍も性能が向上し、多くの競合SBCと比較して驚異的な処理能力を発揮します。また、長期供給保証と高いレベルの技術サポートを提供することにより、多くの産業用途でのご利用が可能となります。
ASUS IoTの紹介
ASUS IoTはASUSTeK Computer Inc.社の一部門で、産業向け組込みハードウェアやソフトウェアの包括的ソリューションプロバイダーです。
完全に統合された効率的な製品化の開発ならびに総所有コストの削減に向けて、お客様をサポートするために、ハードウェア、ソフトウェア、カスタマイズされたモノのインターネット(IoT)、および人工知能ソリューションの包括的なソリューションを提供いたします。