商品基礎情報
ネットゼロ実現に向けてカーボンクレジットの活用
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、企業がCO2削減に取り組むことは必要不可欠です。しかし、省エネや再エネの活用による努力だけでは、完全に排出量をゼロにすることは困難です。
そこで注目されるのが、環境保護プロジェクトを通じてカーボンクレジットを購入し、削減しきれない部分を相殺(オフセット)する「カーボンオフセット」の取り組みです。
カーボンクレジットを活用したオフセット活動には、以下のようなメリットがあります。
- 自社のCO2排出量に見合ったクレジットを取得し、環境負荷を削減
削減努力だけでなく、クレジットの活用により実質的な排出量ゼロを目指せます。
- CSR活動や環境保護への取り組みの強化
環境への配慮を重視する企業として、取引先や投資家への信頼性を高めることができます。
- 新たな環境保護活動への貢献
カーボンクレジット購入により、売却収益が新たな環境保護プロジェクトに活用されます。
このように、カーボンオフセットは企業の環境戦略を強化するとともに、社会的責任を果たす手段としても注目されています。
Green Future Project(カーボンオフセットツール)の強み
Green Future Projectは、欧州発のB-Corp認証企業(※1)であるGreen Future Project社(本社:イタリア)が提供するSaaSプラットフォームサービスです。このサービスは、カーボンクレジット市場における信頼性と透明性を確保し、企業の環境目標達成を支援します。
このSaaSソリューションの強みは以下の通りです。
- 簡便なオンライン購入
煩雑な手続きなしで、カーボンクレジットを簡単に購入可能です。
- 高品質なカーボンクレジット
Verified Carbon Standard(VCS)の国際認証基準を満たす環境保護プロジェクト(※2)を厳選しています。
- 衛星技術による追跡
衛星画像を活用して、植樹や森林保全プロジェクトの進捗をモニタリングできます(第三者検証機関としてOrbif社との連携)。
(※1)B-Corp認証:社会課題や環境問題において高い基準を持つ企業に与えられる国際認証です。
(※2)環境保護プロジェクト:提供するカーボンクレジットは、欧州規制にも準拠した国際基準の認証を受けたプロジェクトから選定されています。
ワンタイムオフセット
Green Future Projectプラットフォームは、国内外の高品質なカーボンクレジットを提供する環境保護プロジェクトにアクセスできるマーケットプレイスを提供します。このプラットフォームでは、煩雑な手続きを省き、必要に応じてワンタイムでカーボンクレジットを購入することが可能です。
■取り扱うクレジットの種類
Green Future Projectでは、以下の分野における影響力の大きい環境保全プロジェクトを通じて、カーボンクレジットの購入機会を提供しています。
森林回復と森林保全:自然保護区の再生や維持を支援するプロジェクト
再生可能エネルギー:発電所の開発を通じてCO2排出量を削減
これらのクレジットを活用することで、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献します。
環境プロジェクト一覧の画面
トラッキング&レポート
Green Future Projectでは、パーソナルダッシュボードを通じて、オフセットしたCO2排出量をリアルタイムで確認することができます。また、衛星画像を活用し、環境保護プロジェクトの進捗状況や達成状況を把握することが可能です。
■主な機能
- プロジェクト活動状況のモニタリング
衛星テクノロジーにより、環境保護プロジェクトの重要な指標を確認できます。
これにより、プロジェクトが効率的かつ確実に実施されていることを保証し、さらに高い透明性を提供します。
- オフセット証明書の発行
海外のクレジットはVerraまたはInvest Conservation、日本のクレジットはJクレジットにより、第三者機関が監査を実施します。
管理口座での無効化手続きが完了した後、信頼性の高いオフセット証明書を発行します。
この証明書は、自社のWebサイトに掲載することで、ステークホルダーに対してネットゼロ実現に向けた環境意識の高さをアピールできます。
環境プロジェクトの活動状況のモニタリング画面
EC&アプリ API連携
自社のECサイトやアプリとGreen Future ProjectのAPIを連携することで、製品やサービスの取引に応じたCO2削減貢献量がリアルタイムで更新されます。
■主な機能
- 気候変動対策への貢献量を可視化
Green Future Projectが提供するインパクトカウンターを、自社のECサイトやアプリ上に表示することで、取引ごとのCO2削減量をリアルタイムで共有可能です。これにより、ステークホルダーは気候変動対策への貢献を一目で確認でき、環境保護活動の取り組みを効果的にアピールできます。
パーソナルダッシュボード画面(左)とインパクトカウンター画面(右)
ホワイトラベル サステナビリティ プラットフォーム
Green Future Projectプラットフォームは、企業のニーズに応じたカスタマイズが可能です。
また、自社ブランドで利用できるホワイトラベル形式としても提供され、企業のビジネスモデルに柔軟に適応します。これにより、企業のブランディング要件に対応し、環境保全への取り組みを効果的に発信することができます。
■活用事例:Delsey Paris社
Delsey Parisは、フランスの老舗スーツケースメーカーです。
同社では、以下の方法でGreen Future Projectプラットフォームを活用しています。
- 環境保護プロジェクトの支援
ECサイトで商品が購入されるたびに、売上の一部が環境保護プロジェクトの活動資金として寄付されます。
- 顧客体験の向上
透明性のある仕組みを通じて、環境保全への取り組みを顧客に共有しています。これにより、グリーンウォッシング(虚偽の環境配慮アピール)を回避しています。このように、Green Future Projectは企業ごとの独自要件に対応し、持続可能な取り組みをサポートします。
Delsey Paris社のECサイト画面