丸文コラム-コネクタ- 難燃グレード編

UL規格は、アメリカ保険業者安全試験所(Underwriters Laboratories inc.)が策定する製品安全規格です。
材料・装置・部品・道具類などから製品にいたるまでの機能や安全性に関する標準化を目的としています。その中に、プラスチック部品などの燃焼試験に関するUL94規格があり、定められた燃焼試験により6つの難燃性の等級に分けられています。

難燃グレードは自己消化性の高いものから順に「5V-A～HB」までの6つのグレードがあります。
コネクターに使われるプラスチック材料などの難燃グレードは「V-0～HB」が一般的です。
特にV-0、V-2品がMolex製品においては標準です。（ほとんどの製品はV-0です。）

垂直燃焼試験は、試験片の火が消えるまでの様子でV0～V2までのグレードを判断する試験です。
水平燃焼試験は、試験片が燃え広がる速さでHBのグレードか判断する試験です。

Molex製品のほとんどが「V0」対応品となっており、ここでは代表的な製品をご紹介します。
V-0製品・・・Fit Familyシリーズ
→電線対基板用のコネクターで幅広いピッチサイズに対応しているMolexの代表的のシリーズです。
※Fit Familyシリーズの一部の製品でV-2品がございます。

「Creating Connections for Life」」はモレックス社のブランドメッセージです。