【ArmのCPUモジュールならおまかせ】スイスToradex社の豊富な高品質SOM製品
Toradex社が提供するSystem on Module(SOM)製品はローエンドで低価格な製品からAI用途でも使える非常に高いパフォーマンスの製品まで多岐にわたります。Armコアのプロセッサを使用しているため、低消費電力でファンレス動作を可能にします。NXP社やTI社の最新のプロセッサを搭載した製品をラインナップしながら、リリースした製品は10年以上の長期供給を実現し、安心してご利用頂くことが可能です。特にNXP社に関しては、数少ないPlatinum Partnerになっております。
Toradex社のメリット
Toradex社のCPUモジュール製品は下記の様々なメリットを有しています。
- 20年間以上の実績:世界中で400万以上のSOMが3000社以上(日本でも200社以上)に販売され、5000以上のプロジェクトで利用されています。
- 高品質:2018年以降、DPPM(Defective Parts Per Million – 百万個出荷中の故障数)は300未満。
- ピン互換ファミリー:単一のプラットフォームを開発し、15年以上使用可能。
ダウングレードとアップグレードが簡単。 - インハウス開発したトータルソリューションとセミカスタムSBC。
- Torizon OSとTorizon IDE VS Codeのプラグインで、開発を簡単に。
- 製品のメンテナンスをTorizon Cloudで簡単に。
Toradex社CPUモジュールが選ばれる理由
Toradex社のCPUモジュールが数多くのアプリケーションで採用され、世界中のシステムで稼働しているのには様々な理由があります。そのいくつかを下記の通りご紹介致します。
- 堅牢な品質
Toradex製品は、クリティカルなアプリケーションで年中無休24時間体制で稼働し、過酷な環境にも耐えるよう設計されています。 - スケーラブルなプラットフォーム
組み込みプラットフォームを再設計なしで将来のテクノロジーにシームレスに移行できます。 - オペレーティングシステム
Toradexは、Windows Embedded CompactとLinuxのオペレーティングシステムサポートをインハウスで提供します。
Toradexのイメージとボードサポートパッケージ(Board Support Package、BSP)は、意図的に高度な構成が可能なように設計されています。 - 製品のライフタイム
Toradexは10年以上の製品供給を実現します。 - 優れたパフォーマンス
Toradexは、SoMのハードウェアとソフトウェア双方の設計と開発に多大なエンジニアリングのリソースを投資しています。
これにより、最大限のパフォーマンスと電力効率に最適化されたプラットフォームが実現しました。 - 手厚いサポート
Eメールや電話によるエンジニアへのお問い合わせが可能です。または、活発に利用されているToradex Communityフォーラムもご利用いただけます。
Toradex社CPUモジュールが利用されるフィールド
Toradex社が提供する製品ポートフォリオ
Toradex社が提供する製品ポートフォリオはハイパフォーマンスでAI用途にも利用可能なAuila製品、小型で安価で豊富なラインナップを揃えるVerdin製品、標準規格で他社製品からの置き換えが容易なSMARC規格など多岐にわたります。CPUとしては、NXP社のi.MXシリーズ、TI社のAMシリーズのプロセッサを搭載し、低消費電力で安価なものから、NPUも搭載したハイパフォーマンスのCPUまで豊富な品揃えとなっております。
Toradex社のCPUモジュールのポジショニング
Verdin規格CPUモジュールの紹介
Verdinモジュール
Verdin規格はToradex社が提供するCPUモジュールの中で主力の規格で、小型で安価でありながらハイパフォーマンスなCPU搭載品からコストパフォーマンスの高いCPUコアの少ないものまで、最も多くの製品をラインナップしている規格です。また、Verdinは、新しいシステムオンモジュール標準で、人気の高いColibriおよびApalisのフォームファクタを拡張したものです。改正された高機能な最新のインターフェイスセットを提供し、利用しやすく堅固でさらに将来的に使い続けられる側面が強調されています。Verdinは、Colibriと同等のサイズですが、ピン数は増加しました。DDR4 SODIMMエッジコネクタによる、費用対効果と信頼性が高く、衝撃と振動に強い接続を提供します。
NXP社i.MX95搭載小型CPUモジュール「Verdin iMX95」
NXP i.MX 95アプリケーションプロセッサーを搭載したコンピューターオンモジュール「Verdin iMX95」は、Verdinシステムオンモジュールフォームファクタを採用し、1.8GHzの6つのCortex-A55コアと、リアルタイムアプリケーションに最適なデュアルCortex-Mプロセッサーを搭載しています。さらに、i.MX8M Plusの2倍の性能を持つ最新のNPUを搭載し、ミッションクリティカルなアプリケーション向けに強化された機能安全性を備え、長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックが提供されます。
NXP社i.MX95評価用「i.MX 95 Verdin 評価キット」
Toradex の Verdin EVK を利用することで、開発者はプロジェクトをスムーズに開始できるようになり、概念実装から大規模製造への移行が容易になります。産業、ロボティクス、医療、輸送、車載、スマートシティ、再生可能エネルギーといったさまざまな業界においてマシンビジョンや高度なエッジの幅広いアプリケーションを実現できます。Toradex Verdin EVK は、機能安全、セキュリティーコンプライアンス、エッジ AI、リアルタイム処理や電力効率性などの進化し続けるニーズに対応するため、慎重に設計されました。
NXP社i.MX8M Plus搭載小型CPUモジュール「Verdin iMX8M Plus」
NXPのi.MX 8M Plusアプリケーションプロセッサーを搭載したコンピューターオンモジュール「Verdin iMX8M Plus」は、Verdin SoMフォームファクタを採用し、最大1.8GHzで動作する4つのCortex-A53コアと、最大800MHzのCortex-M7コアを搭載しています。ニューラルプロセッシングユニット(NPU)とイメージシグナルプロセッサー(ISP)を備え、デュアルバンド2.4/5GHzの2×2 Wi-Fi 5(802.11ac)およびBluetooth 5.3にも対応しています。
NXP社i.MX8M Mini搭載小型CPUモジュール「Verdin iMX8M Mini」
NXP i.MX 8M Miniアプリケーションプロセッサを搭載したコンピューターモジュール「Verdin iMX8M Mini」は、Verdin SoMフォームファクタを採用し、最大4つのCortex-A53コアと1つのCortex-M4コアを搭載しています。デュアルバンド2.4/5 GHz 2×2 Wi-Fi 5(802.11ac)とBluetooth 5.3に対応しており、電力とコストの両面で最適化されています。
TI社Sitara AM62P搭載小型CPUモジュール「Verdin AM62P」
TI AM62P Sitara™プロセッサーを搭載した「Verdin AM62P」は、最大4つのCortex-A53コアと1つのCortex-R5Fコアを備え、長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックによりOTA、リモートアクセス、デバイス監視機能を提供します。50 GFLOPsの強力なGPUと4Kビデオアクセラレーションによるトリプルディスプレイ対応、4レーンMIPI CSI-2、VPU、最大3つのディスプレイ出力を備えた堅牢なビデオパイプラインを持ち、ハードウェアベースのセキュリティによるセキュアブートと暗号化アクセラレーションに対応しています。さらに、VerdinファミリーSoM(TI AM62、NXP i.MX 95、NXP i.MX 8M Plus、NXP i.MX 8M Mini)とのピン互換性により高いスケーラビリティを実現します。
TI社Sitara AM62搭載小型CPUモジュール「Verdin AM62」
Toradexの「Verdin AM62」は、TI Sitara AM62xプロセッサーを搭載したコンピューターオンモジュールで、最大4つのCortex A53コアを備え、Verdin規格に準拠した製品で、とてもコストパフォーマンスのいい製品です。Verdin iMX8M MiniおよびPlus SoMとのピン互換性により高いスケーラビリティを持ち、Torizonによる統合されたOTA(Over-The-Air)更新、リモート更新、デバイス監視、リモートアクセス機能を提供します。また、高度な電力管理と低電力モードにより電力制限のあるアプリケーションにも対応し、ハードウェアベースのセキュリティによる安全な起動と暗号化アクセラレーションも特徴です。
SMARC規格CPUモジュールの紹介
Aquilaモジュール
ToradexのSMARCファミリーは、Toradexの定評と信用を得ている品質、信頼性、使いやすさをSMRC規格で実現します。ToradexのSMARCは、ソフトウェアとハードウェアの開発と保守に必要な作業量を減らして総コストとプロジェクトリスクを抑え、さらに現在ご利用の既存SMARCエコシステムを活用します。
NXP社i.MX95搭載小型CPUモジュール「SMARC iMX95」
NXP i.MX 95アプリケーションプロセッサーを搭載した「SMARC iMX95」コンピューターオンモジュールは、SMARC 2.2仕様に完全準拠しており、1.8GHzの6つのCortex-A55コアと、リアルタイムアプリケーションに最適なデュアルCortex-Mプロセッサーを搭載しています。i.MX8M Plusの2倍の性能を持つ最新NPUを備え、ミッションクリティカルなアプリケーション向けに強化された機能安全性を有し、Toradexの品質と共にOTA、リモートアクセス、デバイス監視を含む長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックが提供されます。
NXP社i.MX8M Plus搭載小型CPUモジュール「SMARC iMX8M Plus」
NXP i.MX 8M Plusアプリケーションプロセッサーを搭載した「SMARC iMX8M Plus」コンピューターオンモジュールは、SMARC 2.2仕様に完全準拠しており、1.6GHzの4つのCortex-A53コアと、最大800MHzのCortex-M7プロセッサーを搭載しています。ニューラルプロセッシングユニット(NPU)とイメージシグナルプロセッサー(ISP)を備え、デュアルバンド2.4/5GHzの2×2 Wi-Fi 5(802.11ac)とBluetooth 5.3にも対応しており、Toradexの高品質と長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックを利用できます。
Aquila規格CPUモジュールの紹介
ワシを意味するAquilaは、システムオンモジュールの新標準です。Toradexのポートフォリオを新たな高みに引き上げ、計算負荷の高いCPU、マシンラーニング、ビジョンのワークロードに卓越したパフォーマンスを提供します。産業またはそのほかの過酷な環境における次世代のAI要件を実現するため、Aquilaには実証済みのコネクターが搭載されています。この400ピンのボードツーボードコネクターは、特に厳しい環境におけるボードの信頼性をさらに高めます。
TI社AM69搭載小型CPUモジュール「Aquila AM69/TDA4」
Toradexの「Aquila AM69 / TDA4」は、TI AM69プロセッサーを搭載した高性能なコンピューターオンモジュール(SoM)です。最大8つのARM Cortex A72コアと、最大32 TOPS(Trillion Operations Per Second)の最先端ディープラーニングアクセラレーターを備えており、ロボティクス、AI、リアルタイム制御、コンピュータービジョンといった高度なアプリケーションに最適です。堅牢なボードツーボードコネクターを採用し、長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックが提供されるため、安定した開発と運用が可能です。
NXP社i.MX95搭載小型CPUモジュール「Aquila iMX95」
NXPのi.MX 95アプリケーションプロセッサーを搭載した「Aquila iMX95」は、Aquilaファミリーのピンツーピン互換性を持つコンピューターオンモジュールです。最大6つのCortex-A55(1.8GHz)とデュアルCortex-Mプロセッサーを搭載しており、リアルタイムアプリケーションに最適です。また、最新のNPUを搭載し、i.MX8M Plusと比較して2倍の性能を提供します。さらに、強化された機能安全性を備えているため、ミッションクリティカルなアプリケーションにも対応でき、長期サポート対象のLinuxソフトウェアスタックが提供されます。