molex|”フローティング”機能搭載 Board to board製品
商品基礎情報

概要
構造設計の課題解決に寄与するコネクタの”フローティング”機能とは?
スタンダードなBoard to Boardは、同一基板同士の接続に2か所以上を設置することがNGと言われています。
これは、実装や取付位置ズレに伴うはんだ付け部や接点部への永続的な応力懸念があるためです。
そのため、ご使用方法に制約が生じたり、振動衝撃を直接接点部やはんだ付け部に受けやすいという側面もあります。
※メザニンコネクタや、本ページでご紹介する製品のように、同一基板同士の接続に複数個使用をOKとしている製品もございます。
採用事例
このような課題を解決できるのが”フローティング”機能のついたBoard to Boardコネクタです。
フローティングコネクタは、特殊なバネ構造を持ったターミナルによって、嵌合状態でXYZの三方向に対して可動域を備えています。
これにより、振動・衝撃の緩和や、実装や取付位置ズレをコネクタ部で一定量吸収することができるため、同一基板同士の接続で複数個をご使用いただくことが可能となります。
【フローティング搭載製品 メーカー公式YouTubeチャンネル】
・SlimStack 0.635mm Floating Board-to-Board Connectors | Molex
・SlimStack FSB Series Floating Board-to-Board Connectors | Molex
ラインアップ
用途に合わせたラインアップ
- 0.635mm Pitch Floating Board to Board
0.635mmピッチ Floating BtoBシリーズは、広範囲のフローティングレンジを持つBtoBコネクタです。
プラグを組み替えることでさまざまなスタック高さ(基板間距離)にも変更できます。
民生機器から車載機器まで様々なアプリケーションに広くご使用検討可能な製品です。
仕様とバリエーション
- FSB3/FSB5 0.4mm Pitch Floating Board to Board
Floating BtoB “FSB”シリーズは、小型かつ広範囲のフローティングレンジを持つBtoBコネクタです。
民生機器から車載機器まで様々なアプリケーションに広くご使用検討可能な製品です。
仕様とバリエーション
- Coeur “Sentrality” Busbar & PCB(基板) Floating Board to Board
低挿入力・低接触抵抗値を実現した独自のCoeur Socketテクノロジーを採用した大電流向け製品です。
大電流対応のFloating BtoBラインアップや、PCB(基板)/Busbarどちらにも搭載可能な点など、大電流の経路において設計自由度の向上に寄与できるユニークな製品です。
産業機器、通信インフラ装置や車載など、様々なアプリケーションに広くご使用検討可能な製品です。