セイコーNPC|エンコーダ製品のご紹介
セイコーNPCのエンコーダは「対象物がどれくらい移動したか」、「位置」や「変位(移動距離/角度)」を検出するセンサー製品です。こちらの記事では、ラインアップと特長をご紹介いたします。
光エンコーダIC
概要と特長
・LEDと高精度アナログアンプを一体化した反射型光エンコーダIC
・高精度A/B相のアナログまたはデジタル出力により、 高精度制御を必要とするアプリケーションに適用が可能
製品ラインナップ 【光エンコーダ 製品概要】
さらに詳細な情報は以下よりご確認ください。
反射型光エンコーダIC 「SMD-01B」
概要
・サブミクロンを超える分解能と小型化を実現する、組み込みに最適なインクリメンタル光エンコーダIC
・LEDと高精度アナログアンプを一体化
・CMOSアンプを混載した半導体プロセスにより、低ノイズ・高精度なアナログ信号を生成
・取付け位置誤差による信号劣化を最小限に抑制、高精度エンコーダの組立工程負荷を大幅に低減
特長・仕様
・小型パッケージ:14pin, (W)5.3mm × (D)4.3mm × (H)1.7mm
・高精度A/B相アナログ出力
・ノイズに強い差動出力対応
・スケールとの相対位置ばらつきによる影響を軽減、実装工程の簡易化が可能
・5Vまたは3.3V電源での動作可能
・電源電圧範囲: 3.13 ~ 5.25V (単一電源)
・動作温度範囲: −20 ~ +60℃
特長:小型
・別途必要となるガラススケール、PCB基板を併せても、4mm未満の隙間にエンコーダを構成可能です。
アプリケーションの中にエンコーダを組み込んで 使用する用途に最適です。
※スケール厚み=1.0mm、PCB基板厚み=1.0mmの場合
反射型光エンコーダIC 「SMD-04B」
概要
従来品SMD-01Bの高分解能(A/B相)はそのままに、
・原点検出機能(Z相)を追加
・動作温度範囲を、−30℃~+85℃に拡大
・APC(オートパワーコントロール)機能を追加。
安定した出力信号を実現
特長・仕様
・高精度A/B相アナログ出力およびZ相(原点検出)デジタル出力
・APC機能により安定した出力信号を保持
・小型パッケージ: 14pin, (W)5.3mm × (D)4.3mm × (H)1.0mm
・電源電圧:4.5 ~ 5.25V
・動作温度範囲: −30 ~ +85℃
・消費電流: 22mA (typ. @VDD=5V) ※APC機能使用時
特長1:後段回路に合わせた基準電圧選択
・後段回路の電源電圧に合わせて基準電圧を選択することができ、5V系だけでなく3.3V系への インターフェースも可能です。
特長2:高分解能
・20µm周期の高分解能アナログ出力(A/B相)を実現。
特長3:スケールでのZ相専用トラック不要
・スケール側でのZ相専用トラックは不要であり、反射型の利点を生かした小型エンコーダ構成が可能となります。
反射型光エンコーダIC 「SME-08A」
概要
・発光素子・受光素子と信号処理ICを1パッケージ化
・逓倍回路内蔵ディジタル出力のインクリメンタル信号
・原点検出機能(Z相)を搭載
・パターン周期80μm、1トラックのスケール
・LED輝度の自動調整機能(APC:オートパワーコントロール)を内蔵し安定した信号出力を実現
特長・仕様
・A/B相出力(逓倍回路内蔵)とZ相(原点検出信号)を出力
・A相/B相信号の逓倍数は端子で設定可能
・Z相幅の異なる3種の製品を用意
・小型パッケージ: 9pin, (W)3.4mm × (D)3.95mm × (H)1.0mm
・電源電圧:4.5 ~ 5.5V
・動作温度範囲:−20 ~ +85℃
・消費電流:27mA (typ. @VDD=5V)
特長1:Z相専用のトラックが不要
・Z相専用トラックを設ける必要が無く、 反射型の利点を活かした小型エンコーダを構成することが可能となります。
特長2:信号出力とZ相幅の製品バージョンによる選択
・信号出力とZ相出力幅の組み合わせで、3種の製品バージョンを用意しています。
反射型光エンコーダIC 「SME-08B」
概要
・発光素子・受光素子と信号処理ICを小型1パッケージ化
・インクリメンタル出力はアナログ差動出力とディジタル出力
(逓倍回路内蔵)の2種に対応
・原点検出機能(Z相:ディジタル出力)を搭載
・パターン周期80μmの1トラックスケール
・LED輝度の自動調整機能(APC:Auto Power Control)を内蔵し安定した信号出力を実現
特長・仕様
・高精度A相/B相アナログ差動出力+Z相(原点検出)ディジタル出力と、A相/B相/Z相ディジタル出力の2種の製品を用意
・ディジタル出力品はZ相出力幅の異なる3種の製品を用意
・ディジタル出力の逓倍数は端子で設定可能
・小型クリアーモールドパッケージ: 9pin, (L)3.95mm (W)3.4mm (H)1.0mm
・電源電圧:
BD0-アナログ出力 4.5~5.5V
BD1~3-ディジタル出力 3.0~3.6V, 4.5~5.5V
・動作温度範囲:−40 ~ +85℃
・消費電流:27mA(typ. @VDD=5V)
特長1:Z相専用のトラックが不要
・Z相専用トラックを設ける必要が無く、反射型の利点を活かした 小型エンコーダを構成することが可能となります。
特長2: 信号出力とZ相幅の製品バージョンによる選択
・信号出力とZ相出力幅の組み合わせで、4種の製品バージョンを用意しています。
反射型光エンコーダIC 「SM3414B」
概要
・発光/受光/信号処理を1パッケージにまとめたことにより、
反射型スケールを組み合わせるだけで位置検出の小型化を実現
・アブソリュート出力1bit幅に対してアナログインクリメンタル
信号1周期を出力し、組み合わせることで高分解能化が 可能
特長・仕様
・アナログフロントエンド回路内蔵によりシステムの 小型化に貢献
・ 計測範囲: 51.2mm (100µm 29)
・アブソリュート出力とアナログインクリメンタル出力との組合せで高分解能化が可能
・高速アブソリュート出力: 9ビット
・シリアルI/Fクロック周波数 10MHz (max.)
・アブソリュート分解能: 100µm
・電源電圧範囲:2.7 ~ 3.3V
・消費電流: 8mA (VDD=3.0V、出力無負荷)
・動作温度範囲:20 ~ 70℃
・製品形態:HCOB 16pin,(W)7.7mm×(D)6.4mm×(H)1.00mm
特長1: 各種調整機能搭載
・シリアルインターフェースによってIC内のレジスタを書き換えることにより、インクリメンタル信号振幅、アブソリュート信号2値化閾値電圧などの各種調整が可能。また、制御用端子に入力するアナログ電圧を調整することで、LED電流も調整可能です。
特長2: Mコードからバイナリへの変換デコーダを内蔵
・Mコードのアブソリュートパターンをバイナリデータへ変換して出力することで、直感的に絶対位置を把握できます。
エンコーダ構成例
反射型光エンコーダIC 【アプリケーション例 】