【Interop 2026現地レポート】ShowNet HotStageの猛烈なバーストに耐え抜いた「Nodegrid」~次世代コンソールの圧倒的な堅牢性を実証~
世界最大級のネットワーク通信イベント「Interop Tokyo 2026」 。その中核であり、数多くの最先端機器を結集して会場内に巨大な実証ネットワークをゼロから構築する近未来プロジェクトが「ShowNet」です。
今回は、そのShowNetの舞台裏である「HotStage」の緊迫した現場で実際に起きたあるネットワーク事象と、その過酷な環境下で真価(圧倒的な堅牢性)を証明したZPE Systemsの次世代Out-of-Band(OOB)管理プラットフォーム「Nodegrid」のエピソードを、現場のリアルな声とともにお届けします。Nodegrid Net Services Router 2U詳細はこちら
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1.ShowNet HotStageで発生した予期せぬトラブル:管理網を襲ったBUMトラフィックの波及
Interop 2026のShowNet構築期間(5月28日~6月9日)である「HotStage」では、世界中から集まったエンジニアたちが共同でラックの組み立てや設定情報の投入を全力を上げて行います 。マルチベンダーの最新鋭機器をゼロから接続する環境において、想定外の挙動やトラブルの発生は避けられません。
そんなHotStageの終盤、ネットワークオペレーションセンター(NOC)を揺るがす事象が発生しました。
「別ネットワークでループが発生し、大量のBUM(Broadcast, Unknown unicast, Multicast)トラフィックがマネジメントネットワークにまで波及・激増した」のです。
この猛烈なネットワークバースト(トラフィックの輻輳)により、機器の設定変更や状態監視を行うためのマネジメント回線の一部が、実質的に不通(コントロール不能)となる極めて深刻な事態に陥りました。2.ShowNetにおけるZPE Systemsの役割
今回のShowNetにおいて、ZPE Systemsのコンソールサーバ(Nodegrid NetSR)はDPUスイッチラックに、エッジサービスルータ(Nodegrid GateSR)は遠隔ホールのPodに配備されていました。これらは、本番のサービスネットワーク(In-Band)とは切り離された「隔離された管理インフラ(IMI: Isolated Management Infrastructure)」として機能し、機器を一元管理するハブとなっていました。
併せて、全拠点のNodegridへセキュアにシングルサインオン(SSO)でアクセスできるクラウド管理サービス「ZPE Cloud」のアカウントも提供し、NOCからの集中監視体制を整えていました。
3.マネジメントネットワークが通信影響を受ける中、Nodegridが「平然と動き続けた」理由
マネジメントネットワークがBUMトラフィックによる通信影響を受ける中、現場のエンジニアを最も驚かせたのはNodegridの挙動でした。
高負荷なトラフィックがネットワークを襲う環境下にあっても、Nodegridのシリアルコンソールは一切の処理落ちや影響を受けることなく、継続して安定稼働し続けていたのです。
Nodegridがこれほどの堅牢性を誇る理由は、そのアーキテクチャにあります。Nodegridは 強力なマルチコアx86 Intel CPUと、データプレーンから完全に独立した堅牢なLinuxベースのNodegrid OS を搭載しています。そのため、ネットワーク側からどれほど猛烈なブロードキャストストーム(BUMトラフィック)を浴びせられても、システム自体がハングアップすることなく、オペレーターのための操作環境を確実に死守し続けることができるのです。
4.万が一の有線不通もカバーする「自動LTEフェイルオーバー」
さらに、今回のトラブルによって一時的に有線回線経由でのアクセスが困難になったエリアに対しても、Nodegridは備えを持っていました。
提供された製品には キャリア冗長性を持つLTE回線機能 が標準搭載されています。Nodegridは有線ラインの不通を検知すると、わずか10秒で自律的にLTE回線へとフェイルオーバー(自動切り替え)を実行します。
これにより、有線側がトラフィック輻輳で埋まってしまっている間も、Nodegridは即座にモバイル閉域網経由で「ZPE Cloud」とのセキュアなルートを確立。NOCのオペレーターは、ZPE CloudからLTE経由でNodegridへ難なくアクセスし、バーストによって影響を受けた周辺スイッチなどの設定状態の確認や、安全な復旧作業へとスムーズに繋げることができました。
この驚異的なタフさと可用性を目の当たりにしたNOCメンバーからは、次のような極めてリアルな賛辞の声が寄せられました。
【ShowNet NOCメンバーのコメント】
「別ネットワークのループによるBUMトラフィックが波及する大混乱の中でも、ZPEのコンソールはまったく調子悪くなることが無く、継続して使えていたのが非常に印象的でした。さらに、バックドアとしてLTE回線という選択肢まで用意されていたのは本当に助かります。また、ZPEはCloudベースなので、いつどこからでもアクセスできるのが非常に良いですね。」
ZPE SystemsのAPAC Salesを担当するAvi Sakhalkar氏からも、以下のメッセージが寄せられました。
「厳しい状況の中で、ZPEの技術がShowNetの安定運用に貢献できたことを誇りに思います。今回の経験は、強靭なITインフラと強固なパートナーシップの重要性を改めて示すものとなりました。丸文の高い専門性と献身的な取り組みに心より感謝しています。今後も連携をさらに深め、日本のお客様の重要なITインフラのレジリエンス向上を支援するとともに、日本市場におけるZPEの展開を共に進めていきたいと考えています。」
5.まとめ:ShowNetが証明した「真のレジリエンス」
■ ShowNetという取り組みの重要性
ShowNetは、マルチベンダーの最新鋭機器を極限の環境下で相互接続する「最先端の実証の場」です。ここで得られた「超過酷なトラフィック輻輳下でもOOBプラットフォームは生き残り続けた」という実績は、日本のITインフラを支えるエンジニアにとって何よりも信頼できる証明となります。障害発生時こそ、管理の命綱であるコンソールだけは絶対に動いていなければならない——それをShowNetの舞台で見事に実証したのがNodegridでした。
■ あなたのインフラに「ZPEのNodegrid」を採用する決定的なメリット
ShowNet NOCチームにその圧倒的なタフさを印象付けたNodegridを貴社のデータセンタやエッジ拠点に導入することで、以下のような絶対的なビジネス価値がもたらされます。
- サービスネットワーク停止時も途切れない「LTEリモートアクセス」 万が一、サービスネットワークのスイッチインターフェースやWi-Fiが停止するような大規模な通信障害が発生しても、自律的なLTEフェイルオーバー機能により、確実なアクセスルートを維持します。
- VPN不要でセキュアに繋がる「クラウド集中管理」 安全な暗号化通信をベースとした「ZPE Cloud」を介することで、煩雑なVPN接続設定を行う手間をかけることなく、いつでも、どこからでも安全に拠点インフラへアクセス可能です。
- エンジニアの負担軽減と、トラックロール・TCOの大幅削減 休日や深夜の突発的な障害であっても、遠方から迅速に遠隔診断・復旧作業へと繋げられます。これにより、エンジニアの心理的・肉体的負担(休日出勤や深夜対応など)を劇的に軽減するとともに、無駄な現地派遣(トラックロール)や保守コストをなくし、企業全体のTCO(総所有コスト)最適化に多大なメリットをもたらします。
- ハードウェアを1RUに集約する効率性 コンソールサーバ機能だけでなく、ルータ、スイッチ、LTEモデム、VMのホスティング機能まで1台に集約できるため、拠点ごとの機器コストやラックスペースを最小限に抑えます。
「インフラが予期せぬ負荷にさらされても、ZPEは動いている」 ミッションクリティカルなシステムや、莫大な投資を伴うAIインフラの24時間365日の連続稼働を守るために、ShowNetがその圧倒的な堅牢性を認めた「Nodegridプラットフォーム」を、ぜひ貴社の次世代ネットワークインフラの確固たる土台としてご検討ください 。