CAPSENSE™でタッチセンサを使ってみよう [CAPSENSE™ 概要編]
CAPSENSE™ とは?
CAPSENSE™ は業界トップクラスの静電タッチソリューションでスマートフォン、家電製品、プリンタなどあらゆる場所に使用されています。ボタンセンサ、スライダセンサ、近接センサ等様々なタッチアプリケーションを提供します。
CAPSENSE™ の特長
使いやすい開発ツール
静電容量センサではパラメータ設定、感度調整などが必要になります。
CAPSENSE™ではGUI でパラメータ設定、感度調整を行うことが可能です。
CAPSENSE™ Tunerを使用することでリアルタイムでタッチセンサのSignal値等を観測することができます。 感度調整などのチューニング作業時間を大幅に短縮します。
また、SmartSense Auto-tuningで手動チューニングの工程を省略することも可能です。
耐水性
液滴または液体流によるraw カウントの変化を補正するために、シールド電極とガードセンサを実装することで、堅牢なタッチボタンを実現します。
- シールド電極
センサ上に液滴が存在する場合の誤検出をシールド電極を実装することで軽減します。
- ガードセンサ
液体流に対してはガードセンサによって液体の流れを検出し、センサがスキャンを停止することで誤検出を防止します。
ノイズ耐性
CAPSENSE™は高度な検出アルゴリズムにより、ノイズの多い環境でも信頼性の高いパフォーマンスで、業界で最高クラスの信号対雑音比(SNR)を提供します。
低消費電力
また、低い平均消費電流( 22 μA)と広い電圧範囲(1.71V〜5.5V)で、業界をリードする低電力動作を提供します。近接センサを利用したwake-on-approach機能を実装することで、超低消費電力のアプリケーションをサポートしています。
担当エンジニアからの一言
今回はCAPSENSE™の概要について説明しました。
CAPSENSE™ は開発ツール、ドキュメントが充実しており初めてタッチセンサを使用する方でも導入しやすいアプリケーションです。
次回はCAPSENSE™の開発ツールのCAPSENSE™ Tunerについて説明します。