【ミリ波レーダー】PTM社 WIZ-1モジュールのご紹介
ミリ波レーダーとは
初めに、ミリ波レーダーについて簡単にご紹介します。
ミリ波レーダーは、波長がmmとなる電波を用い、対象物へ照射及びその反射を見ることで距離や速度、角度などの情報を得ることができるデバイスです。
24GHz、60GHz、79GHzといった周波数が用いられ、以下の特徴を持ちます。
・広い帯域幅を確保でき、高分解能を実現できる
・より低周波の電波と比較し、伝送可能な情報量が大きい
・アンテナや基板設計を小型にできる
ミリ波レーダーのイメージ
ミリ波レーダーを用いたユースケース例
・人感センシング
- スマートホーム
- セキュリティ
– トイレ・水回り向け人感検知
- 店舗・商業施設向け人流解析
・測距センサ
- 水位計
- タンク内残量検知(液体・固体)
- ドローン向け高度計、障害物検知
- AGV(無人搬送車)向け障害物検知
・車両センシング
- 駐車場向け停車検知
- 交通監視システム
・バイタルセンシング
-介護・福祉施設向け見守り
ユースケース例
電波法認証取得済みモジュールのご紹介
ピーティーエム株式会社(以下PTM)よりリリースされている、インフィニオンミリ波レーダーICを搭載した電波法認証取得済みモジュールをご紹介します。
PTMについて
PTMは、最高水準のデバイスを世界各国から適正な価格で輸入販売することを目的に2001年に設立されました。高周波技術のエキスパートとして情報・移動体通信関連技術に長けており、特にマイクロ波・ミリ波レーダ分野で20年近い実績とノウハウを有しています。お客様のプロジェクトに寄り添い、設計支援や受託開発、量産製造に至るまで全般的なサービスを提供いたします。
電波法認証取得済みモジュールのご紹介
PTMがリリースするWIZ-1シリーズはインフィニオン製60GHz帯ミリ波レーダーIC BGT60TR13Cを搭載したモジュールです。ファームウェア実装済のMCUを搭載しているため、モジュール単体でセンサーとして機能します。電波法認証取得済みのため、購入いただいた後に追加で認証など必要なく、屋外でも動作評価いただけます。
WIZ-1-R3
WIZ-1-R3は、切手大サイズにミリ波レーダ-IC及びMCUを収めた超小型ミリ波レーダーモジュールです。ファームウェア実装済の状態で提供し、迅速なPoC評価及び量産までの移行をサポートします。また、PTMでは、ソフトウェア・アルゴリズム受託開発にも対応しており、想定されている用途に合わせたミリ波レーダーソリューションをご提供します。
WIZ-1-R3
特徴
・60GHz帯対応 インフィニオンミリ波レーダーIC BGT60TR13C搭載
・帯域幅:4GHzの帯域幅を使用
・サイズ:20mm×30mm
・Tx 1ch、Rx 3ch
・ARM Cortex M4搭載
・信号処理済みデータ(測距・測角データ)およびRawデータ出力対応
・UART、GPIO対応
・方位角120°、仰角120°の検知範囲
・距離分解能:1cm
・分離分解能:3.75cm
・±0.5cmの測距制度を実現
・電波法工事設計認証取得済み
評価キットWIZ-1-EVM(R3)
WIZ-1-R3の評価用モジュールとして、WIZ-1-EVM(R3)のご用意もございます。
USB接続のみで動作可能ですので、PCをご用意いただくだけで簡単に評価をスタートできます。
評価用ソフトウェアも付属し、測距・測角(X-Y-Z)データや位相変動データ等をグラフィカルに確認可能です。
また、これらの信号処理済みデータやRawデータ保存にも対応していますので、動作評価後オフラインでの解析も可能です。
まとめ
今回はPTM製ミリ波レーダーモジュールについてご紹介しました。電波法認証取得済みなことや、用途に応じてソフトウェアのカスタマイズにも対応してますので、初めてミリ波レーダー導入を検討されている方へもお勧めのソリューションとなります。次回は評価用モジュールを実際に動かし、人や物を検知できる様子をご紹介していきます。