ASTRA™ MACHINAを動かしてみた:①物体検知、顔検知、顔認証


Astra MACHINAについて
Astra MACHINAはAstra™ SoCファミリーのSL1680を搭載した開発キットです。SL1680は、AIネイティブのLinux®およびAndroid™対応のシステムオンチップ(SoC)で、マルチモーダルな消費者向け、企業向け、産業用IoTワークロード向けに最適化されています。そして、エッジ推論、セキュリティ、ビデオ、グラフィックス、オーディオ用のハードウェアアクセラレーターを搭載しています。Astra MACHINAを使うことで、AIによるリアルタイムな物体検知や顔認証などを簡単に実現できます。ソフトウエア開発では、豊富なチュートリアルを提供する「Astra AI Dev Zone」により、アイデアの検証から製品化までを強力に支援します 。
左:Astra MACHINA 右:Astra AI Dev Zone
Astra MACHINAの活用シーン
「Astra MACHINA」の物体検知、顔認証技術は、様々なビジネスシーンでご活用いただけます。
【活用例1】店舗・商業施設:マーケティングと顧客体験の向上
来店したお客様をリアルタイムでカウントし、時間帯ごとの客数データを蓄積。さらに、どの商品棚の前で立ち止まるか、どのようなルートで店内を回遊するかといった顧客動線を分析することで、効果的な店舗レイアウトの改善や商品配置の最適化に繋げられます。これにより、顧客単価の向上や売上アップが期待できます。
- 来店客数の自動カウント
- 顧客動線のヒートマップ分析
- レジ待ち行列の検知と通知
【活用例2】セキュリティ向上と入退室管理の厳格化
オフィスや工場、研究所など、セキュリティが重要なエリアの入口の認証で、ICカードや物理的な鍵の代わりに、顔を「鍵」として利用することで、より強固で便利なセキュリティ環境を構築します。
- ハンズフリーでの入退室認証
- 入退室履歴の自動記録
- なりすまし・共連れの防止
【活用例3】オフィス・公共施設:運営の効率化と快適性の実現
オフィスビルのエントランスや食堂、公共施設の特定エリアの混雑状況をリアルタイムで可視化します。サイネージに表示することで利用者の分散を促したり、空調や清掃の最適化に繋げたりと、施設の効率的な運営と利用者の快適性向上に貢献します。
- エリアごとの混雑度モニタリング
- イベント来場者数の正確な把握
- 不審行動の検知
Astra MACHINAが選ばれる3つの理由
- 導入が容易
既存のUSBカメラやネットワークカメラをそのまま活用できます。 - 高精度・リアルタイム
エッジコンピューティングにより、高速かつ高精度な分析をリアルタイムに実現します。 - 高いカスタマイズ性
お客様の課題に合わせて、検知ロジックや通知方法などを柔軟にカスタマイズ可能です。
Astra MACHINAデモ動画:物体検知、顔検知、顔認証
Astra MACHINAに市販のUSBカメラ映像を入力し、リアルタイムで映り込んだ物体を判別する様子(物体検知)と、人の顔に特化した顔検知、そして顔の登録と、その登録された顔を瞬時に判定する様子(顔認証)をご覧ください。
デモ構成
Astra MACHINAの導入をご検討の方へ
今回はカメラを用いた物体検知と顔認証のデモをお届けしました。さまざまな場面で活躍できる機能ですので、ぜひご検討ください。次回は音声を使ったon-device-ai-assistantをご紹介します。
より詳しい機能や技術仕様、導入事例については、以下のサービス紹介ページをご覧ください。
導入のご相談や、お客様の環境での活用方法に関するご質問も、お気軽にお問い合わせください。