はじめてのセンサ


センサってどんなもの?
センサとは・・・
五感を人工的に再現する装置で、目、耳、皮膚、鼻、舌 に相当する働きを実現したコンパクトな装置です。
- センサという言葉は「感覚」、「感じる」を意味する“sense”に接尾語“or”を付けて「感じるもの」としたものです。
つまり、センサは人の五感を代替する装置です。 - ただし、単に人の代わりになるだけでなく、人の感覚を遥かに超える能力を持った装置を実現できます。
- 例えば、人は磁気を検知できません。また、超音波を聞いたり、酸素を嗅ぎ分けたりすることもできませんが、センサはこれを可能とします。
センサの役割
実際のセンサは、音・光・温度・圧力などの物理量や化学現象の変化を検出して、信号やデータに変換しています。
センサってどんなところで使うの?
センサは皆さんの身近なところで使われています!
スマートフォンの場合
近接センサ、光センサ、温度センサ、指紋センサ、加速度センサ、ジャイロセンサなどが搭載されています。
車の場合
スピードセンサ、衝突防止センサ、シートベルトセンサ、ガソリン残量センサ、温度センサ、ドア開閉感知センサなど、非常に多くのセンサが搭載されています。
世の中にはセンサ製品ってどんなものがあるの?
センサの区分と種類
センサはその他にも様々な種類に分類できます。
物理量センサと化学量センサ
- 物理量センサ・・・生物の視覚、聴覚、触覚にかわる役目を果たすセンサです。
- 化学量センサ・・・嗅覚、味覚に代わる役目を果たすセンサです。
接触型センサ/非接触センサ
- 接触センサ・・・対象物に直接取り付けて測定を行うセンサです。
- 非接触センサ・・・対象物に直接取り付けることなく測定を行うセンサです。
アクティブセンサとパッシブセンサ
- アクティブセンサ(能動型)・・・何かを対象物に働きかけて、その反応を見るセンサ。
- パッシブセンサ(受動型)・・・対象物から出るものを受けるだけのセンサ。
センサデバイスとセンサモジュール
- センサデバイス・・・センサ部分だけの部品です。
- センサモジュール・・・センサデバイスに回路等(電源、アンプなど)を加えたものです。