茶話会 | コネクターでサッカーW杯 編
いよいよ始まる2022 FIFAワールドカップ(W杯)。カタール大会で中東初開催ということもあり、約1か月は睡魔と戦いながらの業務となりそうで、嵌合ブルース担当のサッカー好きおじさんもコンディションを整えだした次第です。そこで今回はW杯出場国を特徴からコネクターで重ねてみました。
ブラジル代表
▌愛称 セレソン
日本での愛称は 常勝軍団、カナリア軍団、サッカー王国などと呼ばれますが、ブラジルにはフッチボウ・アルチ(芸術的サッカー)の文化があり、勝利するだけではなく勝利の仕方も評価されます。そのため、卓越した個人技(早い+上手い+強い)が特徴と言われています。そんなブラジル代表をコネクターに例えますと、芸術的な嵌合が必要となる「FFC/FPCコネクター」が最適と考えられます。例えばモレックス社「One-Touch コネクター」はNon-ZIFですが、ZIFの様に挿入と同時にLockをしたり、誘い込み機能を持っていたりと、「芸術的FFC/FPCコネクター」となっております。
One-Touchコネクター接続イメージ
スペイン代表
▌愛称 ラ・ロハ
ティキタカ=パスサッカーと両サイド(ウイング)からの攻撃的サッカーが特徴的であり、そんなスペイン代表ラ・ロハ(スペイン語で赤色)と、日本での愛称「無敵艦隊」であることから、コネクターで例えますと環境に強い工業用コネクターが最適と考えられます。例えばモレックス社「Bradコードセットシリーズ」は過酷な環境下でも使用できるように設計されており、IP6*に準拠した防水性も備えています。
また安全機能付きの製品は赤色で、コードセット接続先のモジュールは正に「無敵艦隊」という風貌です。


イングランド代表
▌愛称 スリー・ラインオンズ
言わずと知れたサッカーの母国。愛称のスリー・ライオンズはイングランドサッカー協会のエンブレムの3頭の獅子を表しています。イングランド代表の特徴は、キック&ラッシュ、そしてボディーコンタクトが激しい「削るサッカー」と言われています。そんなイングランド代表をコネクターで例えますと、コネクターの原点である電線対基板(Wire to Board)・電線対電線(Wire to Wire)が最適と考えられます。例えばモレックス社の電源用コネクター「Fitシリーズ」ではマルチビーム構造という多接点機能がついていますので、ボディーコンタクトが激しい=長期性能維持できると言っても過言ではございません。


アルゼンチン代表
▌愛称 アルビセレステ
スペイン語で、白と空色という意味の愛称を持つアルゼンチン代表ですが、カテナチオと呼ばれる堅い守備=閂(かんぬき)からのドリブルでの縦への攻撃的なサッカーと早い+上手い+強いだけでなく反則スレスレのラフプレーが特徴と言われています。そんなアルゼンチン代表をコネクターに例えますと、故マラドーナさんの有名な神の手から「ハーネス加工での手作業」となります。
神の手で作業中
最後に
ゲルマン魂のドイツ、シャンパンサッカーのフランス、赤い悪魔のベルギー、そしてサムライブルー日本など、まだまだコネクターに例えたい代表国が沢山ありますが、それはまた次回2026 W杯まで温めておきます。それでは、カタール大会を楽しみましょう!