リアルタイム・アプリケーションに最適なTI社製 AM64xx 搭載モジュール TQMa64xxシリーズ

TQ-SystemsのSoMは15年の長期供給保証にも対応しており、FA製品、ゲートウェイなどの通信装置、ロボット、医療機器など幅広い分野で使用されております。System on Moduleは、従来設計に非常に時間を要していたプロセッサ、メモリ、電源ICなどがモジュール上に実装されたものなので、お客様の開発工数を削減し、量産化までの開発期間の削減、開発コストの削減に非常に効果がある製品です。

TQMa64xxLはTI社のAM64xxプロセッサを搭載しております。AM64xxは以下の特長があります。

【主な特長】

• Arm® Cortex®-A53(最大デュアルコア）を搭載
• Arm® Cortex®-R5F(最大クアッドコア)を搭載
• TSN対応のPRU(Programmable Realtime Unit)を搭載
• 機能安全のためのArm® Cortex®-M4Fを搭載
• 産業用ネットワークのための最大4つのReal time GBit Ethernet
• EtherCAT、PROFINET、EtherNet/IP、IO-Linkなどの産業用ネットワークをサポート
• 2 x CAN-FD
• 2 x Gbit Ethernet
• 1 x USB 2.0
• 1 x SerDes(PCIe or USB 3.1)

超小型モジュール設計
366ピンのLGAパッケージで超小型(38mm×38mm,1.7mm pitch)に設計されています。
ボードに実装しても高さ4.34mmで設計できますので、非常に薄型の製品にも適しております。

【LGAパッケージのメリット】

• 低価格で提供
• スペースをとらない
• ほとんど全ての信号ピンが出力されているので、デバイスと同様に全ての機能を使用可能
• ハンダで実装されるので、接続の信頼性が高くなる
• リール提供のため、デバイス同様にマウンタで実装可能（大量生産案件にも対応可)
• コネクタ接続部分の設計や導通チェックがいらない

TQ-Systemsでは専用の開発キット(Starter Kit)をご用意しております。Starter Kitにはすぐに評価可能なBSP(Reference用Board Support Package)、評価ボードの回路図、SoMの3D CADデータも付属していますので、お客様が開発される際のリファレンスデザインとして使用いただくことが可能です。OSはYoctoのLinuxをサポートしており、bootloader、kernel、filesystem等の環境が容易に作成できます。すぐに評価できる環境が揃っており、ユーザー様のご要望の評価ができます。

■TQMa64xxL

• TQMa6442L-AA, Dual Cortex®-A53/1 GHz, 2x Dual Cortex®-R5F/800 MHz, Cortex®-M4/400 MHz, 8 GB eMMC Flash, 1 GB LPDDR4, 64 kB EEPROM, RTC, -40°C…+85°C
• TQMa6421L-AA, Single Cortex®-A53/1 GHz, Dual Cortex®-R5F/800 MHz, Cortex®-M4/400 MHz, 8 GB eMMC Flash, 1 GB LPDDR4, 64 kB EEPROM, RTC, -40°C…+85°C
• TQMa6411L-AA, Single Cortex®-A53/800 MHz, Single Cortex®-R5F/800 MHz, Cortex®-M4/400 MHz, 8 GB eMMC Flash, 1 GB LPDDR4, 64 kB EEPROM, RTC, -40°C…+85°C

評価ボード(MBa64xxL)におけるシステムブロック図
MBa64xxL system block図

ブロック図