コミュニケーションロボットは介護の現場でどう活用できる?選び方についても解説
介護現場では、コミュニケーションロボットの活用が進んでいます。
この記事では、コミュニケーションロボットの概要や活用するメリット、選び方などについて解説します。コミュニケーションロボットについて詳しく知りたい人は、参考にしてください。
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コミュニケーションロボットとは
人間とのコミュニケーションを目的として開発されたロボットが、介護の現場でも活用されています。単なる音声によるやり取りだけでなく、身振り手振りや表情を交えたコミュニケーションも可能です。
また、話しかけられた内容に応じて返答することに加え、天気予報や最新のニュースなど、必要な情報を伝える役割も果たします。
コミュニケーションロボットの種類
コミュニケーションロボットには、以下の種類があります。
- 会話型ロボット:人とのコミュニケーションが取れるロボット
- プログラミングロボット:プログラミングによって動くロボット
- ペット型ロボット:動物の形をしており、ペットのような感覚で触れ合えるロボット
以下、介護の現場において用いられる会話型ロボットを中心として解説をします。
介護業界でコミュニケーションロボットが注目されている理由
ここでは、介護業界でコミュニケーションロボットが注目されている理由について解説します。
人手が足りていない
介護業界では、慢性的な人手不足が課題となっており、多くの施設が十分な人手を確保できていません。そのため、職員の負担が増え、高齢者1人ひとりに十分なケアを提供することが難しい状況があります。
コミュニケーションロボットを活用すれば、業務の一部を代行してくれるため、負担軽減の観点から注目されています。
高齢者に対するケアが求められている
人手不足で悩む施設では、高齢者の心のケアやメンタルサポートにまで手が回らないこともあるでしょう。しかし、コミュニケーションロボットを活用することで、高齢者の孤独感を和らげる助けとなります。
人的リソースを削減しつつ、ロボットによって十分に時間をかけてじっくり高齢者をケアできる点から、業界では注目が集まっています。
コミュニケーションロボットを活用するメリット
ここでは、コミュニケーションロボットを活用するメリットについて解説します。
認知機能を維持できる
コミュニケーションロボットを活用するメリットの1つは、高齢者の認知機能を維持できる点です。
高齢者は会話の機会が減ると、認知機能の低下やコミュニケーション能力の衰えが進みやすい傾向にあります。ロボットと日常的に会話をすれば、脳が活性化され、認知機能が刺激されます。
現場の負担が軽減する
もう1つの大きなメリットは、介護現場の負担が軽減する点です。
介護の現場では、職員は多岐にわたる業務を行わなければなりません。しかし、コミュニケーションロボットを導入すれば、業務に関わる負担を軽減できます。ロボットが高齢者とのコミュニケーションを代わりに対応することで、職員は命や健康に関わる重要な業務に集中できるでしょう。
また、高齢者はロボットに話を聞いてもらうだけでも、精神的な安心感を得られます。
コミュニケーションロボットの選び方
ここでは、コミュニケーションロボットの選び方について解説します。
価格
コミュニケーションロボットを選ぶ際には、価格と自社のニーズを考慮しましょう。ただし、安いとの理由だけで判断するのは避けるべきです。安価なロボットであっても自社のニーズや利用目的に合致しなければ十分な効果を得られません。
そのため、価格と機能のバランスが自社の要件に適しているかを慎重に検討しましょう。また、イニシャルコストだけではなく、ランニングコストも含めて総合的にコストを確認することがポイントです。
機能
導入するコミュニケーションロボットの機能をしっかり確認することも重要です。特に、会話機能の性能を確認することが大切です。会話機能の性能が高ければ、高齢者と自然にコミュニケーションが取れるため、活用の幅も広がるでしょう。
また、遠隔操作機能やエンターテインメント機能を備えたロボットもあるため、その他の機能面も十分に確認してください。
使いやすさ
コミュニケーションロボットは、高齢者が日常的に使用することを前提とした製品です。そのため、コミュニケーションロボットを選ぶ際には使いやすさを重視しましょう。操作方法がわかりやすく、誰でも簡単に扱えることが大切です。
具体的には、以下の点が選ぶポイントとして挙げられます。
- ボタンが大きい
- 音声で操作できる
- 直感的に操作できる
など
これらの要素を総合的に検討することで、高齢者が安心して使えるコミュニケーションロボットを選ぶことができます。
コミュニケーションロボットを活用する際のポイント
ここでは、コミュニケーションロボットを活用する際のポイントについて解説します。
職員と連携しつつ活用する
コミュニケーションロボットを効果的に活用するためには、職員との連携が重要です。ロボットが導入されたとしても、現場での運用方法が明確でなければ、効果を十分に発揮することはできません。
そのため、導入前に職員へロボットの機能や活用方法について十分に説明してから運用しましょう。
補助金を活用する
コミュニケーションロボットを導入する際には、費用面の負担が課題となるケースもあります。そのため補助金を活用し、費用面での負担を軽減しましょう。
都道府県によってはコミュニケーションロボットに活用できる補助金を出しているため、事前に下調べをしておきましょう。
介護現場においてKebbi Airができること
ここでは、介護の現場でKebbi Airができることを紹介します。
会話
Kebbi Airには、AIを用いた独自の自然言語処理技術が搭載されています。そのため、高齢者とのスムーズなコミュニケーションを実現してくれる点が特徴です。
Kebbi Airは、5つの性格を備えており、さらに8つの感情を表現できます。これにより、バラエティ豊かな会話が楽しめます。さらに介護施設や在宅での活躍ができるよう高齢者に適したゆっくりな会話スピードの設定もできます。
レクリエーション・エンターテインメント
Kebbi Airは、レクリエーションやエンターテインメント性のあるイベントに活用可能です。ダンスやクイズ、運動といった各種コンテンツが備わっているため、状況に応じて場を盛り上げてくれるでしょう。「いつも同じレクリエーションばかりなので、少し新しい取り組みをしたい」といった場合に活用してみてはいかがでしょうか。
体表面温度測定
Kebbi Airには、オプションとしてサーマルカメラをつけられ、体表面温度を測定できます。そのため、高齢者とのコミュニケーションだけではなく、受付に置くことで来訪者の体表面温度もチェック可能です。また、高齢者の体調管理にも活用できます。
ビデオ通話
Kebbi Airに対応した専用アプリをインストールすれば、ビデオ通話も可能です。職員が使うスマートフォンにアプリを入れれば、離れていても高齢者とコミュニケーションを取れます。
この機能を応用すれば、入居している高齢者の状況を遠隔でチェックすることもできるでしょう。