丸文コラム-コネクター｜注意しておきたい端子メッキの話

このページではコネクターの接点部で使用されるメッキについて、知っておきたい注意事項をご説明しております。

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商品基礎情報

①やってはいけない接続＝異種金属接続

一般的にコネクターの接点部のメッキは、2種類：金メッキ（Au)　or　錫メッキ（Sn）となります。
表はそれぞれのメッキについての特徴を記載しております。

画像の赤丸部分で異種金属嵌合『金メッキ（Au）』と『錫メッキ（Sn）』を組み合わせて使用することは不可です。金と錫では、個々の金属が持つ電位の差があることから、「電位差腐食」と呼ばれる腐食現象が発生し接触不良を起こします。

➁注意しておきたい錫メッキでのウィスカー

ウィスカ—（Whisker)とは？
経時的に針状結晶がメッキ表面に自然に発生し成長する現象で短絡不良の原因のひとつです。
金属としては、錫・亜鉛・カドミウム・銀等がありますが、その中で最も発生し易く、成長速度が速いのは錫となります。
コネクターの対策としては、金メッキに変更・メッキ後熱処理・ビスマス添加・光沢材添加等があります。