商品基礎情報
下記は一般的に言われているFPCコネクターとBtoB(基板対基板)コネクターとの比較表です。
使用する目的や条件によって、どちらが良いのかを選択する目安となります。ただし、こちらはあくまでBtoBコネクターとの比較のみであり、例外もあります。
従来のFPCコネクターの利便性
BtoB(基板対基板)コネクターとだけ比較するのではなく、製品リリースの流れからWtoB(電線対基板)のハーネスと比較するとFPCコネクターの利便性が良く分かります。
①ハーネス(ケーブル加工品)に比べて、多極対応
②ハーネス(ケーブル加工品)に比べて、部品点数の削減
③ハーネス(ケーブル加工品)に比べて、入手性が良い
=専門的な加工(圧着/圧接)を必要とせず、ケーブルメーカー/FPCメーカーから直接購入可能
④ ハーネス(ケーブル加工品)に比べて、LTが短い
= 専門的な加工(圧着/圧接)を必要とせず生産可能
⑤ ハーネス(ケーブル加工品)に比べて、クロストーク対策の考慮不要
(平行線でケーブル上でピッチの維持が可能)
今後求められるFPCコネクターの仕様とは?
従来のハーネスと比較しての利便性から進化し、今後求められるFPCコネクターの市場と仕様例です。
①高速伝送対応(LVDS / V-By-One等シールド、EMI強化)
⇒データ通信が必要となるAV機器・医療機器市場など
②狭ピッチ化(0.5mmPich以下の小型化)
⇒小型かつ高密度が必要となるポータブル機器市場など
③高信頼性対応(接点の2点化、保持力強化)
⇒振動による嵌合保持力を求められる車載アクセサリー機器市場など
④自動組立て対応(広い誘い込みと、高い嵌合率)
⇒大量生産を全自動化したいコンシューマ市場のライン向けなど
FPCコネクターの詳細・用語説明については弊社の同一コラムにてご確認いただけます。こちらもご覧ください。
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