商品基礎情報
製品仕様
- チャネル数: 2つの独立した完全並列動作チャネル(背面BNC入力)
- 周波数範囲: DC ~ 400 MHz(標準)。オプションで最大24 GHzの高周波(RF)入力に対応
- 時間分解能: 14 ps(標準)、オプションアップグレードで 7 ps に対応
- 周波数分解能: 最大12~13桁 / 秒
- 最高測定レート: 最大100万回/秒(内部メモリへ)。オプションで最大2000万回/秒
- インターフェース: Gigabit Ethernet、USB 2.0、オプションでGPIB(SCPIコマンド、Web UI制御)
- タイムベース: TCXO(経年変化:標準 1 ppm/年)。オプションでOCXOに変更可能
CNT-102との違い
①本体ディスプレイがない(ブラインドパネル仕様)
標準のCNT-102には本体前面にディスプレイがありますが、CNT-102Bにはディスプレイがありません。操作や結果の確認(前述の「グラフィック表示」など)は、本体の画面ではなく、PCやタブレットからWebユーザーインターフェースにアクセスして行うか、SCPIコマンドで制御します。
②背面入力を前提とした設計
テストシステムやラックマウントシステム(ATE)に組み込んで使用しやすいように最適化されており、ケーブルを背面に接続する設計になっています。
③信頼性(MTBF)の向上
ディスプレイという故障しやすい部品をなくしたことで、標準モデルと比較してMTBF(平均故障間隔)が1万時間以上長くなっており、システムとしての耐久性・信頼性が向上しています。
④セキュリティと誤操作防止
本体に画面や操作ボタンがないため、「誰かが誤ってボタンを押して測定を止めてしまう(意図しない測定の中断)」ことや、「現場で勝手に測定データを見られてしまう(不正な閲覧)」といったリスクを物理的に防ぐことができます。
⑤コストダウン
画面を省きシステム用途に特化させたことで、より「手頃な価格」を実現しています。
| モデル名 | チャネル数 | 時間分解能 | 最高測定レート | 筐体・インターフェース設計 |
| CNT-104B | 4チャネル | 14 ps (オプション 7 ps) | 20 MSa/s (標準) | ディスプレイなし / 背面入力専用 (Web UI制御) |
| CNT-104S | 4チャネル | 7 ps (標準) | 20 MSa/s (標準) | グラフィックタッチ画面搭載 / 前面入力 |
主な特長① ラックマウントと自動テスト(ATE)に最適化されたブラインドパネル設計
CNT-102Bは、フロントパネルからディスプレイ画面を完全に排除した「ブラインドパネル(Web UI専用)」デザインを採用し、すべての測定用BNC入力端子を標準で背面に配置しています。本体の制御や測定結果の確認は、Gigabit EthernetやUSBを介したSCPIコマンド、またはWebサーバーインターフェースからリモートで実行されます。
利点: 19インチラックへの組み込み時に、前面の煩雑な配線が不要となり、ラック周りの美観とメンテナンス性が飛躍的に向上します。ディスプレイを省くことで機器の調達コストと占有スペースも削減され、高密度な自動テストシステムの構築が容易になります。
主な特長② 2チャネル完全並列動作によるゼロデッドタイム測定
本機は独立した2つの測定チャネルを搭載しており、連続するタイムスタンプを利用したシームレスな「ゼロデッドタイム測定」を実現しています。ギャップフリーのカウント技術により、周波数、周期、位相、タイムインターバルなどの各測定パラメータを、測定サイクルを取りこぼすことなく2チャネル同時に並列取得することが可能です。
利点: 従来の周波数カウンタでは2台を複雑に同期させる必要があった「クロックソース間の位相比較」や「複数信号の同時モニタリング」が、スイッチ等の追加機器なしに本機1台で完結します。これにより、テストベンチの設計工数とシステム構築の複雑さが劇的に軽減されます。
主な特長③ テスト時間を大幅に短縮する超高速データ処理と転送能力
内部メモリへの測定保存レートは標準仕様で100万回/秒(オプション適用時 20 MSa/s)に達し、最大3200万データポイントを内部記録できる処理能力を備えています。また、Ethernetブロックモードを用いたデータ転送においては、毎秒最大170,000データポイントという極めて高速な転送を実現しています。
利点: 大量のアクイジション(データ取得)が要求される生産ラインにおいて、PCへのデータ転送待ち時間や測定サイクル自体を劇的に短縮します。この高いスループットは、最終製品の出荷テストにかかるタクトタイムの短縮に直結し、製造コストの低減に大きく貢献します。
ユーザーフレンドリーなGUI
専門的な知識を持たない方でも、大きなミスを心配することなく、簡単に正しい設定を行えます。マルチパラメータ表示によって必要な信号情報がすぐに得られるため、ちょっとした信号確認のためにデジタル電圧計(DVM)やオシロスコープなどの別の測定器をわざわざ用意する必要がありません。
測定値は、数値とグラフィックの両方で表示されます。分布やトレンドなどの結果がグラフィカルに表示されるため、ジッタの性質を直感的に深く理解することができます。また、緩やかなドリフトから高速な変調に至るまで、時間経過に伴う変化を視覚的にしっかりと把握できます。同じデータセットに対して「数値」「統計」「分布」「タイムライン」の各ビューを簡単に切り替えることができ、画面のキャプチャも非常に容易です。専門的な知識を持たない方でも、大きなミスを心配することなく、簡単に正しい設定を行えます。マルチパラメータ表示によって必要な信号情報がすぐに得られるため、ちょっとした信号確認のためにデジタル電圧計(DVM)やオシロスコープなどの別の測定器をわざわざ用意する必要がありません。
測定値は、数値とグラフィックの両方で表示されます。分布やトレンドなどの結果がグラフィカルに表示されるため、ジッタの性質を直感的に深く理解することができます。また、緩やかなドリフトから高速な変調に至るまで、時間経過に伴う変化を視覚的にしっかりと把握できます。同じデータセットに対して「数値」「統計」「分布」「タイムライン」の各ビューを簡単に切り替えることができ、画面のキャプチャも非常に容易です。
PFVの解析画面
変調ドメイン解析
CNT-102Bは変調ドメイン解析機能を内蔵しており、1つまたは2つの入力チャネルにおける周波数変化を時間軸に沿って表示します。高い分解能を備え、各チャネルのサンプル間隔が最小1µs(マイクロ秒)という高速測定が可能なため、たとえば以下のような項目を詳細に追跡・検証できます。
- FM、FSK、BPSK、PWM、PPMといった時間・位相・周波数変調方式
- 周波数スイープ
- 周波数の過渡応答(トランジェント)
- オシレータ、VCO、PLLの周波数セトリング
- シンセサイザのスイッチング(切り替え)特性
- ジッタをはじめとする周波数の不安定性
FM、FSK、BPSK、PWM、PPMといった時間・位相・周波数変調方式