関連商品・技術情報
商品基礎情報

製品概要
ラボで5G O-RANを実際のネットワーク条件下でテスト
SNE Igniteは、マルチポート・FPGAベースの高精度ネットワークエミュレータであり、O-RANフロントホール試験のような高い精度が求められるアプリケーションの厳しい要件に応えるよう設計されています。400GbE、100GbE、50GbE、25GbE、10GbEのイーサネットリンクに対してライン速度のネットワークインペアメントを適用できます。多くのフロントホールリンクは、O-RANのデバイス分類によっては8µsという低い遅延にも影響を受けやすいため、SNE Igniteは低い固有遅延、低いパケット遅延変動(PDV)、低い最大時間間隔誤差(MTIE)により、タイミングに敏感なネットワークの正確な検証を可能にします。
ナノ秒精度と豊富な同期機能で、タイミングに敏感な検証を支える
PTPトランスペアレントクロック(TC)を1ステップ方式で内蔵しているため、パケットサイズに関わらず、データフローを分離・独立してインペアメントしながら同期に影響を与えません。ナノ秒単位の精度により、正確で再現性のあるテストが可能です。また、リカバードSyncEまたは外部リファレンスのいずれかを用いてイーサネット周波数同期を維持できるSyncE・外部クロック入力にも対応しています。マルチポート構成により、100GbE/50GbE/25GbE/10GbEなら最大8ポート、400GbEなら最大4ポートまで対応し、複数のデバイスやリンクを同時にテストできます。
O-RAN Allianceの試験仕様に対応
O-RAN Allianceの各ワーキンググループが定める仕様に沿ったテストに対応しており、O-RAN準拠機器の検証に広く活用されています。
主な特長(KEY HIGHLIGHTS)
- フルラインレートでのネットワークエミュレーション — 400GbE、100GbE、50GbE、25GbE、10GbEのデバイス・インフラ性能をフルラインレートのシミュレーションで実証
- 高精度エミュレーション — ナノ秒単位の分解能と再現性により、ネットワーク条件を忠実に再現
- ラインレートでの遅延 — 400GbEで最大280ms、拡張遅延オプション使用時は帯域を下げて最大42秒まで対応
- SyncEパススルーモード — デバイス間のSyncEクロックリンクを維持
- PTPトランスペアレントクロック(TC) — 1ステップTCを内蔵し、パケットサイズに関わらずデータフローを独立して分離・インペアメント可能
- ソフトウェアアップグレード対応 — 400GbEインターフェース速度オプションへのアップグレードが可能で、投資を保護
- 柔軟な構成 — 2/4/6/8ポートの100GbE/50GbE/25GbE/10GbE、または4ポートの400GbEとして構成可能。必要に応じてスケール
- コスト効率 — ポート予約による分離を伴う複数同時ユーザーに対応
- 自動化 — ローカルタイムラインオプションまたはRESTful APIを使用
WEB UIによる直感的な操作性
直感的なマップベースのWebUI
SNE Igniteのグラフィカルなマップベース・ブラウザUIは、これまでのCalnex SNEシリーズを使い慣れたユーザーであればすぐに馴染める、直感的でシンプルなインターフェースです。ドラッグ&ドロップでターゲットのネットワークを画面上に描き、必要なインペアメントを追加し、テスト対象のネットワークを視覚的に把握できます。スクリプトの知識がなくても、Web UI上でローカルタイムライン機能を使った自動化も可能です。
マップベースのWeb UIでフィルタとインペアメントを視覚的に構築
MACアドレス、VLAN、MPLS、IPv4アドレス、DiffServ、TCP/UDP、eCPRI、PTPなど、豊富なフィルタ条件をパネルから直接オン/オフでき、各プロファイルに複数のインペアメントをチェーンとして組み合わせられます。
主な機能
低い固有遅延
O-RANデバイス分類によっては8µsという低い遅延にも影響を受けやすいフロントホールリンクに対応できるよう、SNE Igniteは非常に低い固有遅延を実現しています。
低いパケット遅延変動(PDV)
高精度な同期を維持し、タイミングに敏感なネットワークの正確な検証を可能にします。
低い最大時間間隔誤差(MTIE)
保証されたクロック安定性と高精度な同期を実現します。
PTPトランスペアレントクロック(TC)
1ステップ方式のTCを内蔵しているため、パケットサイズに関わらず、データフローを独立して分離・インペアメントしながら同期に影響を与えません。
ナノ秒精度
ナノ秒単位の精度により、正確で再現性のあるテストが可能です。
SyncEおよび外部クロック入力
リカバードSyncEまたは外部リファレンスのいずれかを用いて、イーサネット周波数同期を維持できます。
マルチポート
複数のデバイスやリンクを同時にテストできます。100GbE/50GbE/25GbE/10GbEなら最大8ポート、400GbEなら最大4ポートに対応します。
O-RANテストへの適用
フロントホール/ミッドホール全体をエンドツーエンドで検証
SNE Igniteは、O-RAN Allianceの各ワーキンググループが定める試験要件に沿って、O-RANネットワークを構成するO-RU(Radio Unit)、O-DU(Distributed Unit)、O-CU(Centralized Unit)の間で発生する遅延・ジッタ・パケットロス・エラーといった実運用上の問題を再現し、機器が正しく動作し続けるかどうかを検証できます。WG11(サイバーセキュリティ)、TIFG.E2E(エンドツーエンド)、WG5(ミッドホール挙動)、WG4(相互運用性)といった代表的な試験カテゴリに対応し、製造事業者・通信事業者・システムインテグレーターが、より安全で信頼性の高いオープンな無線アクセスネットワークを構築するための検証を支援します。
用途・活用シーン
SNE Igniteは、O-RAN Allianceの各ワーキンググループが定める試験要件に沿った検証に活用されています。代表的な4つのテストカテゴリと、それぞれをSNE Igniteがどのように実現するかを以下にまとめます。
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テストカテゴリ |
テスト内容 |
SNE Igniteによる実現方法 |
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O-FHサイバーセキュリティテスト O-RAN WG11 サイバーセキュリティ・堅牢性テスト |
O-RAN Alliance Working Group 11(WG11)は、O-RANネットワークにおけるセキュリティ要件とセキュリティテストを規定しています。WG11は、O-RAN機器が悪意ある第三者や不正アクセスに対してどれだけ堅牢であるべきかを定義し、セキュリティアーキテクチャ、暗号化要件、認証方式、セキュリティ検証手順を規定します。 |
SNE Igniteは、パケット改変、ファジング、プロトコル破損により不利なネットワーク条件を再現することで、O-RANのC/M/Sプレーンに対するセキュリティレジリエンステストを製造事業者・通信事業者・システムインテグレーターが実施できるようにします。WG11に対するテストは、より安全で堅牢、信頼性の高いオープン無線アクセスネットワークの構築につながります。 |
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O-RANエンドツーエンドテスト O-RAN TIFG.E2E – FH/MHスループットテスト |
O-RANのTest and Integration Focus Group End-to-End(TIFG.E2E)は、O-RANネットワーク全体を通じた完全なエンドツーエンドのテストシナリオを規定します。簡単に言えば、O-RU、O-DU、O-CU、トランスポートネットワーク、タイミングシステム、管理プラットフォームなど、異なるネットワークコンポーネントが1つのシステムとして正しく連携動作するかを確認します。 |
SNE Igniteは、制御されたネットワーク上の問題を意図的に発生させることで、エンジニアがシステムの安定性・復旧動作・サービス品質をストレス下で検証できるようにします。TIFG.E2Eシナリオに対する検証は、事業者が大規模な実運用ネットワークにおける展開リスクを低減し、予測可能な性能を確保する助けとなります。 |
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O-RAN MH挙動テスト O-RAN WG5 – MH F1エラーハンドリングテスト |
Working Group 5(WG5)は、O-RAN機器が性能・相互運用性の要件を満たしていることを証明するためのテスト方法を規定します。WG5は、遅延、同期、スループット、レジリエンス、障害処理といった分野の試験方法を規定することで、ベンダーが展開前にクリアすべき公式な「試験項目」を作成しています。 |
SNE Igniteは、ジッタ、輻輳、遅延変動、パケットロスといった実運用に近い困難なネットワーク条件を再現し、これらのテストに活用できます。WG5仕様に対するテストにより、マルチベンダーのO-RAN機器が実運用ネットワークで確実に動作するという確信を事業者にもたらします。 |
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O-RAN相互運用性テスト O-RAN WG4 – FH遅延管理テスト |
Working Group 4(WG4)は、O-RANネットワークにおいてRadio Unit(O-RU)とDistributed Unit(O-DU)がどのように通信すべきかを規定します。同ワーキンググループは、タイミング、同期、遅延、パケット処理、フロントホールネットワーク全体での相互運用性に関する要件を規定することで、異なるベンダーの機器同士が確実に連携動作できることを検証するための「共通ルール」を作成しています。 |
SNE IgniteをWG4シナリオに対する検証に活用することで、事業者や機器ベンダーは展開リスクを低減し、相互運用性を改善し、安定した携帯電話網の性能を確保してROIを最大化できます。 |
WEB UI画面ギャラリー
マップベースWeb UIでネットワーク構成とフィルタを可視化
O-RAN FH/MH構成におけるSNE Igniteの配置イメージ
Calnex SNE Ignite 本体(最大8ポート/4ポート構成)
O-RAN Allianceの試験仕様に対応
技術仕様(抜粋)
ネットワークエミュレータの選定でとくに重視されるポイントを中心に、主要スペックを抜粋してご紹介します。全項目の詳細はメーカー公式データシートをご参照ください。
ポート
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光インターフェース |
400GbE: QSFP-DD(DR4/FR4/LR4/SR4/SR8/LR8/ER8)— 4ポート、双方向パス1本(オプション) 100GbE: QSFP28(LR4/SR4)— 2/4/6/8ポート(オプション) 50GbE: SFP56(LR4/SR4)— 2/4/6/8ポート(オプション) 25GbE: SFP28(SR/LR)— 2/4/6/8ポート(オプション) 10GbE: SFP+(SR/LR)— 2/4/6/8ポート(オプション) ※25GbE用QSFP28→SFP28、10GbE用QSFP28→SFP+の光アダプタを提供 |
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前方誤り訂正(FEC) |
400GbE PAM4: RS(544,514) KP4 100GbE NRZ: RS(528,514) KR4 50GbE PAM4: RS(544,514) KP4 25GbE NRZ: RS(528,514) KR4 ※100GbEおよび25GbEではFECを無効化可能 |
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クロックリファレンス |
内部または外部(10MHz) |
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SyncEパススルー |
1つのポートで復元したクロックを、別のポートへ透過的に受け渡し可能 |
遅延・ジッタ
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最小遅延エミュレーション(固有遅延) |
6.8µs(10GbE/25GbE/50GbE/100GbE/400GbE) 14µs(10GbE、Jumboフレームモード) 8.85µs(25GbE/50GbE/100GbE、Jumboフレームモード) 6.8µs(400GbE、Jumboフレームモード) |
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遅延エミュレーション(ラインレート) |
フルラインレート遅延:400GbEで40ms、100GbEで80ms、50GbEで160ms、25GbEで320ms、10GbEで750ms 遅延分解能:1ns |
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拡張遅延エミュレーション |
ラインレート遅延を400GbEで280ms、100GbEで320ms、50GbEで640ms、25GbEで1,280ms、10GbEで3,200msまで拡張 帯域を1Gに落とした場合は最大22秒、500Mまで落とした場合は最大42秒まで対応(全レート共通) 遅延分解能:1ns |
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ジッタ |
コンスタント遅延、ガウス分布、ガンマ(インターネット)分布、一様分布、ステップ分布に対応。外部ファイルからのインポートも可能 ジッタ範囲:1µs〜400ms(ステップサイズ1ns) |
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リンクフラップ |
RESTful API経由で、ポートの管理状態をUp/Down、Down/Upへ切り替え可能 |
一般仕様(操作・自動化)
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Webブラウザユーザーインターフェース |
直感的なドラッグ&ドロップUI。画面上でターゲットネットワークを描き、必要なインペアメントを追加し、テスト対象ネットワークを可視化できます。 |
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ローカル自動化 |
ローカルタイムラインオプションにより、1秒単位の分解能でローカル自動化が可能。 |
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リモート制御 |
RESTful APIによりフルリモート制御が可能。 |
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スマートスタートアップ |
起動時に直前のマップを自動的に起動。 |
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マルチユーザーサポート |
複数ユーザーでマップを共有し、ポートを個別ユーザーに割り当て可能。 |
物理仕様
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RUハイト |
3.7RU |
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高さ |
170mm(6.7インチ) |
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幅 |
440mm(17.32インチ) |
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奥行き |
550mm(21.65インチ) |
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重量 |
14kg(30lb 13.8oz) |
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シャーシ冷却 |
前面から背面への空冷 |
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電源ユニット冷却 |
側面から背面への自己完結型冷却 |
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最大風量 |
452 CFM |
※上記は代表的な仕様の抜粋です。フィルタリング(MAC/VLAN/MPLS/IPv4/IPv6/UDP/TCP等)、GTP/eCPRI/RoEフィルタ、PTPトランスペアレントクロック、パケット改変、統計解析機能など、詳細な仕様はメーカー公式データシートをご参照ください。仕様は予告なく変更される場合があります。