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商品基礎情報

製品概要
スケーラブルかつ高性能なネットワークエミュレーションで、実運用環境を再現
現代のアプリケーションとインフラは、高速リンクや複雑なトラフィックフロー、絶えず変化するネットワーク条件のもとでも確実に動作する必要があります。しかし、理想的なラボ条件だけでテストされたシステムは、遅延・ジッタ・パケットロス・輻輳・帯域制限・リオーダリングなどの実運用条件にさらされると、まったく異なる挙動を示すことがあります。Calnex SNE-Xは、こうした条件をラボに持ち込み、エンジニアリングチームが精密かつ再現性のあるインペアメントをネットワークパス全体に適用できるようにします。展開前のアプリケーション・インフラ性能の検証、フィールド障害の再現、ストレス下でのシステム挙動の把握に活用いただけます。
高性能バックプレーンで、スケールしてもボトルネックにならない
高速なイーサネット速度で複数のテストパスを同時に扱う場合、ネットワークエミュレータ自体が性能のボトルネックになってはいけません。SNE-Xは高性能バックプレーン、最大400GbEの速度、最大20µsの固有遅延、Any Port to Any Port™接続を組み合わせ、複雑なネットワークトポロジー全体での高負荷なインペアメントテストを支えます。最大28ポートを備え、複数のデバイス・リンク・トラフィックフローを単一プラットフォームから並行してテストできるため、テストカバレッジを高めながら、要求がスケールするほどテスト1件あたりのコストを引き下げます。
複数の接続先に対する双方向インペアメント適用イメージ
デバイス、コンピュートプラットフォーム、アプリケーション、スイッチ/ルーター、サーバー/NIC、アクセラレータプラットフォームなど、複数の接続先に対して同時双方向でインペアメントを適用できます。
主な特長(KEY HIGHLIGHTS)
- 最大28ポート — 単一プラットフォームから数百のパケットストリームに同時にインペアメントを適用
- 1〜400GbEのワイヤレートエミュレーション — 幅広いイーサネット速度でアプリケーションとインフラを検証
- 低い固有遅延 — 最大20µsで、遅延・スループットに敏感なアプリケーションも高精度にテスト
- Any Port to Any Port™接続 — インターフェース間に柔軟なテストパスを作成し、複数デバイスを同時にテスト
- 高性能バックプレーン — 複数ポートにまたがる高負荷な並列インペアメントシナリオをテスト性能を損なわず実行
- 独立した双方向エミュレーション — 方向ごとに異なるネットワーク条件を適用し、非対称なパスを再現
- 包括的なネットワークインペアメント — 遅延、ジッタ、パケットロス、バーストロス、リオーダリング、破損、複製、アウテージを再現
- フロー単位のインペアメント — 対象のパケットストリームのみを狙い、他のトラフィックには影響を与えない
- RESTfulリモート制御API — 反復テストを自動化し、より広範なテスト・リグレッションワークフローにネットワークエミュレーションを統合
- 視覚的なWebベースのテスト構築 — 直感的なブラウザインターフェースからネットワークマップを構築・編集・制御
- トラフィックのキャプチャ&リプレイ — PCAPとWireshark対応により、フィールドトラフィックの再現や障害調査、パケット解析が可能
WEB UIによる直感的な操作性
直感的なGUIでテストを構築・制御
ブラウザベースのGUIにより、エンジニアはコードを書くことなく、ネットワークマップの視覚的な作成、テストパスの接続、トラフィックフィルタの設定、インペアメントの適用ができます。テスト実行中でもテスト条件を調整できるため、システム挙動の確認や予期しない結果のトラブルシューティング、開発中のシナリオ調整が容易になります。ポート・トラフィックパス・インペアメント機能を視覚的に明快に表現することで、複雑な構成の理解から実際のテストへとスムーズに移行できます。
Web UI上でネットワークマップを視覚的に作成・編集
SNE-XのRESTful APIにより、お客様が開発したスクリプトやテストフレームワーク、ラボ自動化プラットフォームからのリモート設定・制御が可能です。デバイスやソフトウェアバージョン、ハードウェアリビジョンが異なっても、手作業を減らしながら一貫したテストを実行できます。
主な機能
スケーラブルなポート構成
SNE-Xは4つのフルスロットを備え、1G構成なら最大28ポート、10G/25Gで最大16ポート、50G/100Gで最大8ポート、400Gで最大4ポートまで対応します。プロジェクトの要求に応じて、焦点を絞ったデバイステストから大規模なマルチデバイス環境まで、同じハードウェアプラットフォームでスケールできます。
独立した双方向エミュレーション
各ポート・各方向に対して独立したインペアメント条件を適用できるため、アップリンクとダウンリンクで異なる遅延・ジッタ・パケットロスを組み合わせた非対称なネットワークパスも忠実に再現できます。
包括的なネットワークインペアメント
遅延(定数・ガウス・ランプ・レンジ・正弦波)、ジッタ、パケットロス(標準・パーセンテージ・マルコフ型)、パケットリオーダリング、帯域制限、バースト、パケット破損・複製、アウテージ、MPEG映像破損まで、幅広いインペアメントを標準搭載しています。
フロー単位のインペアメント
IPv4/IPv6アドレス、MACアドレス、VLAN、UDP/TCPポート、RTP、RoCEv2、MPLS、DSCPなど豊富なフィルタ条件を組み合わせることで、狙ったトラフィックストリームのみにインペアメントを適用し、それ以外のトラフィックには影響を与えません。
タイムライン自動化とRESTful API
RESTful APIにより、お客様が開発したスクリプトやテストフレームワーク、ラボ自動化プラットフォームからリモートで設定・制御が可能です。タイムライン機能を使えば、テスト全体を通じて変化する条件・障害・復旧イベントをスケジュールし、手動操作なしで自動実行できます。
リモート操作と共有ラボ運用
複数ユーザーでポートやマップを共有しながら、装置の前に人がいなくても遠隔でテストを実行できます。共有ラボのリソースを効率よく活用し、チーム間でのテスト資産の再利用性を高めます。
トラフィックキャプチャ&リプレイ
PCAP形式でのトラフィックキャプチャや、Wiresharkへの直接キャプチャに対応しています。フィールドで発生したトラフィックを再現し、障害調査やパケット解析に活用できます。
リアルなネットワーク条件を再現し、複雑なテストシナリオを制御
複雑で再現性のあるネットワーク条件をつくり出す
SNE-Xは、選択したトラフィックストリームを対象に、フロー・方向・ネットワークパスごとに異なるインペアメントを適用しながら、対象外のトラフィックは通常どおり流し続けることができます。テスト条件は時間の経過とともに変更・繰り返し・自動化でき、一貫した性能検証、相互運用性、リグレッション、そしてフィールド障害の再現テストを支えます。SNE-Xは焦点を絞ったデバイステストから、より大規模なマルチデバイス環境まで、変化するプロジェクト要件に合わせて柔軟に構成できます。Any Port to Any Port™接続により、テストパスとリソースをプラットフォーム全体で柔軟に割り当てられるため、複数のユーザーやプロジェクトが独立して同時にテストを実行できます。
WEB UI画面ギャラリー
ドラッグ&ドロップでネットワークマップを視覚的に作成
RESTful APIによるリモート制御・自動化ワークフロー連携
複数の接続先に対する双方向インペアメント適用イメージ
フロー単位で異なるインペアメントを組み合わせた詳細マップ例
Calnex SNE-X 本体(最大28ポートを1台に集約)
DUT間でのトラフィック・インペアメント制御イメージ
技術仕様(抜粋)・SNE-X構成
ネットワークエミュレータの選定でとくに重視されるポイントを中心に、主要スペックを抜粋してご紹介します。全項目の詳細はメーカー公式データシートをご参照ください。
主要技術仕様(製品レンジ別抜粋)
|
項目 |
1G |
10G |
25G |
50G |
100G |
400G |
|
カードあたりのポート数 |
4 |
2 |
2 |
2 |
2 |
1 |
|
SNE-Xあたりの最大ポート数(4スロット時) |
28 |
16 |
16 |
8 |
8 |
4 |
|
インターフェース |
RJ45 (GbE Copper) |
SFP+ |
SFP28 |
QSFP28 |
QSFP28 |
OSFP |
|
最大パケットレート/ポート(双方向) |
約296万pkt/s |
約2,960万pkt/s |
約7,440万pkt/s |
約1億488万pkt/s |
約2億976万pkt/s |
要問合せ |
|
最大遅延エミュレーション(非Jumboモード) |
1250ms |
500ms |
500ms |
500ms |
500ms |
650ms |
|
共通仕様:固有遅延・タイミング精度・Any Port to Any Port・マルチユーザー・ライブ変更・双方向独立エミュレーション・ドラッグ&ドロップUI・リンクフラップ |
全モデル共通(固有遅延20µs、タイミング精度10µs、Any Port to Any Port対応、マルチユーザー対応、ライブ変更、双方向独立エミュレーション、ドラッグ&ドロップUI、リンクフラップに標準対応) |
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SNE-X構成:インターフェースカード(4スロット搭載)
SNE-Xは4つのフルサイズスロットを搭載しており、以下のインターフェースカードを自由に組み合わせて構成できます。
|
対応帯域 |
主な仕様 |
|
1G |
RJ45(GbE Copper)、1カードあたり4ポート、最大28ポート |
|
10G |
SFP+、1カードあたり2ポート、最大16ポート |
|
25G |
SFP28、1カードあたり2ポート、最大16ポート |
|
50G |
QSFP28、1カードあたり2ポート、最大8ポート |
|
100G |
QSFP28、1カードあたり2ポート、最大8ポート |
|
400G |
OSFP、1カードあたり1ポート、最大4ポート |
※最大パケットレートや遅延エミュレーションの詳細値は、非Jumboモード/Jumboモードで異なります。
400Gの詳細な性能値についてはお問い合わせください。
用途・活用シーン
SNE-Xは、高速シリコン・システム・ネットワークインフラの開発・検証に適しています。高速イーサネットチップセット、ルーティング・スイッチングプラットフォーム、アクセラレータシステム、データセンターインターコネクトなど、スループットや遅延に敏感なインフラの検証に活用いただけます。
主な用途
- 高速イーサネットのシリコン・チップセット検証
- サーバー、NIC、DPU、アクセラレータプラットフォームのテスト
- スイッチ・ルーター・ネットワークアプライアンスの開発
- データプレーン性能・パケット処理性能のテスト
- 通信キャリアのコア/ミッドホール/モバイルエッジのテスト
- マルチデバイス相互運用性テスト
- データセンターインターコネクトの検証
- 分散コンピューティング・クラウドインフラのテスト
- アプリケーション性能・レジリエンステスト
- フィールド障害の再現とトラブルシューティング
SNE-Xでテストできる主な対象
- AI推論
- AI/ML向けシリコン
- チップセット
- サーバー、NIC、DPU
- スイッチ、ルーター、ネットワークアプライアンス
- 高性能アプリケーション・サービス
- データセンターネットワーク
- クラウドサービス
- SD-WAN、SASE、WANエッジプラットフォーム
- 通信トランスポートインフラ
- マルチベンダーネットワーク環境
- ネットワークOS・ファームウェア
- 重要インフラネットワーク
重要なネットワーク環境での性能保証
SNE-Xは、防衛、通信、銀行・金融サービス、エネルギー、交通など、重要な業務を支えるネットワークのレジリエンス(回復力)を検証するために活用されています。制御された遅延・ジッタ・パケットロス・輻輳・帯域制限を再現することで、展開前やネットワーク変更前に、サービス継続性・フェイルオーバー動作・アプリケーション性能を評価できます。