はじめてのADコンバータ


ADコンバータとは?
ADコンバータとは、アナログ情報をデジタル情報に変換するデバイスです。
アナログとデジタルの違いは何でしょうか?
ADコンバータはどんなところで使うの?
私たちの生活のさまざまなところで ADコンバータは大活躍しています。
ADコンバータはどんなふうに使うの?
ADコンバータを使用した実際の信号処理の流れを見てみましょう。
例)カラオケで歌声が出力されるまで
ADコンバータってどんな特長があるの?
ADコンバータの基本的な働きは、アナログ情報をデジタル情報に変換することです。
また、代表的な2つのスペックにより、どのようなものかを表現できます。
ここで、デジタル信号に変換する際の性能で、覚えていただきたい2つの性能があります。
サンプリングレートが速いと、どんな良いことがあるのでしょうか?
分解能が高いと、どんな良いことがあるのでしょうか?
どのようなADコンバータがあるの?
サンプリングレートが10Msps以上のものをHigh Speed ADコンバータ、10Msps以下のものをPrecision ADコンバータとして分類します。
●ADコンバータのアーキテクチャと分解能・サンプリングレートの関係は以下の通りです。
ADコンバータのArchitectureの違いによる特長は以下の通りです。
方式 | 長所 | 短所 | 用途 |
---|---|---|---|
パイプライン型 | 中高速サンプリングレート | データの出力遅延 | 画像処理 無線機器 高速計測器 |
SAR(逐次比較)型 | 変換の開始・停止を任意に設定可能 データの出力遅延が無い |
精度が悪い製品ではミッシング・コードが生じる | 汎用 複数の信号処理 |
ΔΣ型 | 高分解能 ミッシング・コードを生じない |
低サンプリングレート | 分析・計測 オーディオ機器 |