ミリ波レーダーによる非接触見守りセンシング・ソリューションのご紹介
非接触見守りセンシングのモチベーション
近年、新型コロナウイルス感染症の拡大により非接触見守りセンシング技術の需要が急激に高まっています。その中でも、特にミリ波レーダーを応用した人の呼吸や心拍等のセンシング技術が今大きな注目を集めているのをご存知でしょうか?
本システムは、非接触であることはもちろん、カメラを使用しないためプライバシーに配慮することができ、また人が衣服を着た状態や布団に入っていてもセンシングが可能という利点があり、ニューノーマル時代の新しい見守りシステムとして検討がすすめられています。
一方で、非接触見守りセンシングシステムを社会実装するには大きな問題がありました。電波認証取得済みのレーダー製品の流通はもちろんですが、特にレーダーで収集したデータの高度な信号処理技術が必要不可欠であり、本技術を有する限られた研究開発機関しか取り扱うことができませんでした。
当社はそのような課題を解決するべく、株式会社マリ(MaRI)と協業し、同社の微細体動情報取得技術(CNC-ViS)を応用した研究用機器 VitaWatcher の販売を開始しました。
VitaWatcherおよび付属のデモ・ソフトウェアを使用することで、非接触で、プライバシーに配慮しながら、空気のようにさりげなく見守りすることができ、実際のユースケースに合わせた形でどなたでも気軽にご評価いただくことが可能です。さらに、CNC-ViSを利用した製品化もご検討いただくことが可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
VitaWatcherおよびCNC-ViSの特長
株式会社マリ製の研究用機器 VitaWatcherはエスタカヤ電子工業製ミリ波レーダー TITAN T14_01120112_2Dを搭載しており、本機を接続したPCで対象者のDisplacement(変位)とTarget Map(対象者の位置)を検知し、体動の情報から呼吸および心拍を推定するデモ・ソフトウェアを動作させることが可能です。
研究用機器 VitaWacherの概要
VitaWatcherおよびデモ・ソフトウェアのスペックは以下のとおりです。
株式会社マリの微細体動情報取得技術であるCNC-ViSは、京都⼤学情報学研究科における研究成果を基に、京都大学⼯学研究科システム創成論研究室(阪本卓也准教授)と共同開発したセンシング技術です。ミリ波レーダーを使用して非接触で人の位置を特定し、呼吸や心拍による体表面の微細な変位を安定して取得することを可能にしています。
VitaWatcherおよびデモ・ソフトウェアを動作させてみた
それでは実際にVitaWatcherおよび付属のデモ・ソフトウェアを動作させてみましょう。
いかがでしょうか?
今回はミーティングルームで使用していますが、人の位置の特定および呼吸・心拍の推定ができているようです。この他にも、寝室にVitaWatcherを設置して睡眠時の呼吸・心拍をモニタリングする等、ご購入後すぐにお客様のユースケースに沿ってご評価いただくことが可能です。
まとめ
今回は株式会社マリ製の研究用機器 VitaWatcherおよびデモ・ソフトウェアについてご紹介しました。本製品は研究用途向けの評価キットとなりますが、CNC-ViSおよびミリ波レーダーモジュールを搭載した製品についてもご相談いただくことが可能で、お客様の評価から量産までのサービスメニューをご提案する貴重なプラットフォームです。新型コロナウィルスの蔓延で注目を集める「非接触」センシング。ポストコロナ社会にふさわしい非接触見守りセンシングをVitaWatcherではじめてみませんか?