Pendulum Instruments社 EMCスキャナーのご紹介
関連商品・技術情報
商品基礎情報
Pendulum社 EMCスキャナー（Detectusシリーズ）のご紹介
- EMCスキャナー（スタンダードモデル） | SCN-500シリーズ
- 高分解能EMCスキャナー | HREシリーズ
- プローブ＆プリアンプキット
- マルチスキャン
- 4Dスキャニング = 3D +ローテーション
- レーザー距離計オプション
- イミュニティ測定オプション
- Pendulum EMCスキャナーシリーズ 性能比較
- シールドテントオプション
- EMCスキャナー紹介動画
EMCスキャナー（スタンダードモデル） | SCN-500シリーズ
SCNシリーズはスタンダードモデルです。多くのDUT(被測定物)に対応するため、3タイプの異なるサイズの製品をご用意しております。コンポーネントを搭載したボードの評価をする際には、レーザ距離計を使用して、DUTとの距離を測定し形状を読み取り、DUTの正確な立体モデルを自動的に作成することが可能です。
主な仕様
- スキャン方法
- 2D、4D※
- スキャン領域
- 200 x 100 x 100 mm (2D or 4D※)
- 300 x 200 x 100 mm (4D※)
- 600 x 400 x 300 mm (4D※)
※）4Dとは、xyzの動きにプラスして、プローブの回転方向を加えたスキャニング方法です。
- 最小ステップサイズ
- 0.1mm
- 専用プローブ利用により、10GHzまでのスキャニングが可能
高分解能EMCスキャナー | HREシリーズ
HREシリーズは、高分解能なEMCスキャン機能を搭載した製品です。最小で25μmのステップでのスキャニングが可能となります。オプションのICスキャンキットには、専用の検査カメラと高分解能のニアフィールドプローブが含まれており、IC内部のエミッションやイミュニティのホットスポットをスキャンすることが可能です。
主な仕様
- スキャン方法
- 3D、4D※
- スキャン領域
- 280 x 180 x 85 mm (3D or 4D※)
- 390 x 290 x 130 mm (3D or 4D※)
※）4Dとは、xyzの動きにプラスして、プローブの回転方向を加えたスキャニング方法です。
- 最小ステップサイズ
- 25μm
- 専用プローブ利用により、10GHzまでのスキャニングが可能
プローブ＆プリアンプキット
EMC スキャナーと共に、3 GHz、6 GHzまでのプローブ、プリアンプをご提供します。
オプションで10 GHzまで拡張でき、後付けが可能です。
標準セット
- E-field 30MHz-3/6GHz
- Vert. H-field, 30MHz-3/6GHz
- Horiz. H-field, 30MHz-3/6GHz
- Vert. H-field, 9kHz-50MHz
- Preamplifier to 3/6 GHz
別途スペクトルアナライザーが必要となります。
※対応リストについては、下記リンクより関連資料を参照ください。
マルチスキャン
専用ソフトウェアを使用することで、コンポーネント内部のノイズ源の位置と強度を特定し可視化することができます。
測定結果は、2 次元または 3 次元のカラーマップとして表示することが可能です。繰り返し測定することができ、測定結果の比較を行うことも可能です。
測定された周波数のフィールドプロットが可能であり、画面上部のグラフにて、
任意の周波数を選択し、ノイズを確認することができます。
4Dスキャニング = 3D +ローテーション
4Dスキャニングとは、X, Y, Z軸の3D測定に加え、プローブを回転させることを意味します。
プローブの回転分解能は 1度です。プローブを回転させることで、ノイズ源特定の取りこぼしを防ぎます。
ケーブル、PCB 、チップ内のワイヤ・ボンディング等を高精度にトレースできるようになります。
レーザー距離計オプション
レーザー距離計を使用することで、3D測定を自動でセットアップすることが可能です。
DUTの3Dモデルが自動的に作成され、DUT表面から一定の距離で測定できるようになります。
この機能により、セットアップ時間が節約され、測定精度が向上します。
位置合わせとして従来必要であった、CADファイルのインポートや、DUTの高さの手動測定が不要となります。
イミュニティ測定オプション
エミュッション測定だけでなく、イミュニティ測定も可能です。
イミュニティ測定には、EMCスキャナーシステム、小型アンテナ付きのシグナルジェネレーター、測定結果の受信用として、マルチメータ、タイマ/カウンタ等のエラー検出デバイス (EDD) が必要になります。
DUT上にアンテナを配置し、シグナルジェネレーターから周波数・振幅をスイープさせ、EDDがDUTの故障を測定します。
また、FM、AM、パルス等の変調信号に対するイミュニティも測定することが可能です。
Pendulum EMCスキャナーシリーズ 性能比較
| 製品名/特長 | SCNシリーズ | HREシリーズ |
| 製品 |  |
 |
| 製品シリーズ | 4種類 | 4種類 |
| DUTサイズ（WxDxH mm） | SCN-522 : 270x任意サイズx100 SCN-524 : 270x任意サイズx100 SCN-534 : 470x任意サイズx100 SCN-564 : 770x任意サイズx300 |
HRE-02：280x180x85 HRE-42：280x180x85 HRE-03：660x370x130 HRE-43：660x370x130 |
| スキャン領域（WxDxH mm） | SCN-522 : 200×100（2D） SCN-524 : 200x100x100 (4D) SCN-534 : 300x200x100 (4D) SCN-564 : 600x400x300 (4D) |
HRE-02：280x180x85 (3D) HRE-42：280x180x85 (4D) HRE-03：390x290x130 (3D) HRE-43：390x290x130 (4D) |
| 重量 | 11～23kg | 95kg, 150kg |
| 最小ステップサイズ | 0.1 mm | 25 um |
| スキャニング方法 | SCN-522 : 2D SCN-524 : 4D(3D+プローブ回転) SCN-534 : 4D(3D+プローブ回転) SCN-564 : 4D(3D+プローブ回転) |
HRE-02：3D HRE-42：4D(3D+プローブ回転) HRE-03：3D HRE-43：4D(3D+プローブ回転) |
| ★ 4Dとは、xyzの動きにプラスして、プローブの回転方向を加えたスキャニング方法です。 | ||
| 標準プローブセット |
3GHzプローブセット もしくは 6GHzプローブセットを選択可能（ご注文時のみ） ※10GHzプローブはオプション提案となります。
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| ソフトウェア | スキャナ―制御ソフトウェア標準付属 ※ Detectus専用イミュニティソフトウェアは、オプションとなります。 |
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| スペクトラムアナライザ | 要 | 要 |
| (対応機種は別途ご相談ください。) | ||
| 特長的な機能 | レーザ距離計を利用した、DUTの精密な立体モデルの自動生成 | 高分解能 かつ ICスキャンキットによるIC内部のホットスポットのスキャニング |
シールドテントオプション
Option STEN：シールドテント
外部からの干渉を軽減する電磁波シールドです。(シールド >75 dB )
・寸法 ：100×70×10cm (LxWxH)
・ドア寸法：60×80cm (W×H)
・重量 ：11kg
Option SIOP ：シールドテント用のI/Oパネル
外部接続用のI/Oパネルとなり、以下の内容が含まれます。
・主電源コネクタ x 2
・USB 3.0 x 1
・USB 2.0 x 2
・SMA コネクタ x 3