商品基礎情報
製品ファミリー
TVS製品のリーディングカンパニーであるセムテック社は、使用用途に応じた5つの製品群を展開しております。
※各ファミリーの代表製品を掲載
低容量の高速ライン向け (RClamp®ファミリー)
寄生容量は大きいが安価 (μClamp®ファミリー)
電源ラインに特化 (PClamp®ファミリー)
EMIフィルターも持つ複合タイプ (EClamp®ファミリー)
大きな雷サージの保護向け (TClamp®ファミリー)
サポートと製品の特長
セムテック社のサポート体制ならびに製品特長は以下のとおりです。
無償試験サービス
「ESD保護は適切に施されているか?」
この検証はESDガンを使用して行うのが一般的ですが、検証結果の定量化や可視化という点を考慮すると脆弱と言わざるを得ません。この答えを正しく導き出すにはESDスキャンならびにTLP試験を行う必要があります。
セムテック社ではお客様の基板をお預かりし、これらの試験を無償で行うサービスを提供しておりますのでこの機会に活用してみてはいかがでしょうか?
試験の概要ならびにお問い合わせフォームは以下リンクよりご覧いただけます。
ニーズを満たす特性
アプリケーションや保護したいラインによって求められる特性は異なります。その一例をご紹介します。
- クランプ電圧特性
- ESDに弱いICを保護するにはスナップバック特性を持つ製品が有効です。一方で常にバイアスが掛かっている電源ライン等にスナップバック特性を持つ製品を使用すると、ラッチアップを引き起こす可能性があります。セムテック社ではスナップバック特性を持つ製品、持たない製品の両方をご用意し。最適な製品のご提案が可能です。
- ESDピーク電圧
- 以下2つのグラフは主にHDMI等の高速信号ラインの保護に使用されるTVSであるRClamp0524PAとRClamp0594PAにIEC61000-4-2 +8kVを印加した時の特性を示しています。
RClamp0524PAはピーク電圧が124Vであるのに対して、RClamp0594PAは56Vに抑えられています。
- 以下2つのグラフは主にHDMI等の高速信号ラインの保護に使用されるTVSであるRClamp0524PAとRClamp0594PAにIEC61000-4-2 +8kVを印加した時の特性を示しています。
この特性差はパッケージングの違いによるもので、前者はダイとリードの接続にボンディングワイヤを使用、後者はボンディングワイヤ未使用です。ボンディングワイヤのインダクタンス成分がこのような差異を生み出すため、セムテック社ではパッケージング技術にも力を入れております。
最後に
今回はセムテック社製 TVS製品についてご紹介しました。セムテック社では今回ご紹介したTVS製品を始めセンサデバイスなど様々な製品を取り揃えています。詳細は以下の製品カタログをダウンロードしてご確認ください。