サステナビリティ 事業分野における取組み
当社におけるサステナビリティの考え方
当社は、「テクノロジーで、よりよい未来の実現に貢献する」というパーパスのもと、エレクトロニクス分野を通じて、社会課題の解決に取組んでいます。最新の製品やテクノロジーを世界中から発掘・取り寄せし、当社ならではのサービスやソリューションを付加して提供することで、お客様の満足度向上とより良い社会の実現を目指しています。
政府のSDGs推進本部がまとめたアクションプランでは、Society5.0の実現によってSDGsを推進することが表明されています。Society5.0とは、AIやIoT、ロボット、ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより実現する新たな未来社会の姿です。健康・医療や環境・気候変動、安全・防災など多くの社会的課題の解決が期待されています。
当社はエレクトロニクスの専門商社として、その専門性や知見をもとに、Society5.0の実現とSDGsの目標達成に寄与する取り組みを行っています。下記に当社の取組み事例をご紹介します。
事例1:ローカル5Gインフラ構築支援事業
ローカル5Gは、通信キャリア以外の企業や自治体などが限られたエリアで独自に構築する5G通信網です。総務省ではローカル5Gの普及により、遠隔医療、建機などの遠隔制御、スマートファクトリー、自動農場管理、高精細動画の配信、テレワーク環境整備などが促進されると見通しています。
当社では、「仮想化モバイルコア」を中心に、「モバイルコア試験」、「ネットワーク同期/同期解析」、「無線伝搬シミュレーション」、「無線品質測定」、「端末・アプリケーション開発」などの各種ソリューションを提供することにより、ローカル5Gシステムの設計・構築・運用の普及に貢献しています。
事例2:ロケット・人工衛星向け高信頼性製品事業
自然との共生を目指しつつ「レジリエント(強靭)な防災・減災」や「気候変動への対応・適応」の構築のためには、地球観測衛星や高度な気象観測レーダ網の整備が必要です。また人工衛星による位置測位システムは、日常生活に不可欠なインフラのひとつとなっています。
人工衛星は、宇宙空間での非常に激しい温度変化や放射線にさらされる過酷な環境下で、5年から15年の運用が想定されています。また、ロケットエンジンが点火された後は、修理や修正が行えないため、使用される電子部品等は非常に高い信頼性が要求されます。
当社では、人工衛星で使用するために様々な条件を充足した高信頼性部品や、気象観測レーダに使用される各種マイクロ波関連製品の供給及び保守サービスを提供することにより、レジリエント(強靭)な防災・減災構築に貢献しています。