UVキュアリングでものづくりの未来を変える
本ページではUVキュアリング(紫外線硬化)での業界最高クラスの出力を実現するExcelitas社のOmniCure製品に関してご紹介させていただきます。
<OmnicureUVキュアリングの特長>
●OmniCure製品ラインナップ(エリア照射タイプ)のご紹介
●AC8-HDシリーズのご紹介
●LX-500スポットキュアリングのご紹介
●光ファイバー硬化用途向けAC8225-F+ と AC9225-Fのご紹介
<導入メリット>
●ランニングコストの削減
●LEDを使用することにより熱の影響を抑制
●短時間硬化によるタクトタイムの短縮
●コンパクトなキュアリングシステム
●より高い環境性能を実現
商品基礎情報
OmniCure UVキュアリングの特長
お客様のニーズやアプリケーションに合わせて、小面積から大面積までUV照射が可能なLED方式の光源装置をご用意。強度均一性±10%以内、空冷タイプ、期待寿命20,000時間以上、従来のUVランプ光源に比べ効率の良いキュアリング(硬化、乾燥、接着)が可能。波長は365nm/385nm/395nm/405nmに対応。お客様のご要望に合わせてご提案可能。
- UV-LEDキュアリング(紫外線硬化・乾燥・接着)技術の特長
- 短時間での硬化・乾燥・接着が可能
- 低温処理での熱ダメージの減少
- 省スペース
- 環境にやさしい
- UVキュアリング(紫外線硬化・乾燥・接着)技術の用途
- 医療部品、電子部品(カメラモジュール・マイク・マイクロスピーカー・コネクタ・など)、自動車部品、印刷・インク、ファイバー、フィルム、ディスプレイ、パネルなど様々な分野の硬化用途においてLED・ランプにUV光を用いたソリューションをご提供。
OmniCure UVキュアリング ラインナップのご紹介
OmniCure UVキュアリングの各シリーズ毎の特長や用途をご紹介します。
OmniCure ACシリーズ エリア照射タイプ
照射範囲10x76mmから300x25mmまでをカバーしAC7シリーズ以上は複数装置を連結して強度均一性±10%以内を保証。ランプ装置に比べ近距離で対象物へUV光を照射可能となり、空冷式の為、オゾン除去やチラー等を設置することなく使用可能。波長は365nm,385nm,395nm,405nmまで幅広く選択可能となります。
照射面での強度均一性は±10%(実力値±5%)以内を保証。
光源を並列に結合した際も均一性は保たれるためお客様のニーズに合わせて発光面の延長が可能です。
LED障害を補うための特殊エンジン設計。
万が一、LEDチップに障害が起きた場合でも均一性を維持します。これにより出力低下を防ぎキュアリングの不均一性を防ぎます。
OmniCure AC8-HD シリーズ
<優れた光学性能と出力>
OmniCur AC8-HDシリーズの製品は、照射領域全体での出力は比類のない均一性を可能にする為の特許技術で設計されています。
AC8-HDはACシリーズの中でも非常に高い15W/cm2を超えるピーク放射照度を提供し、標準のAC8シリーズ製品の2倍の線量を提供できるため、高い線量を必要とするアプリケーションに最適です。
UV照射エリアは150mm(6インチ)、225mm(9インチ)、300mm(12インチ)の3つの標準硬化幅をご提供し、これらのユニットは、均一性を損なうことなく、カスタマイズして無数の硬化サイズを実現するために隣接できます。
AC8-HDシリーズは、高UV LED出力により、幅広いアプリケーションをサポートし、プロセス速度を向上させることができます。
AC8150P-HD、AC8225P-HD、およびAC8300P-HDは、385nm、395nm、および405nmの波長で利用可能であり、RS485機能を備えているため、柔軟性が高く、統合が容易です。
<優れた均一性>
OmniCure AC8-HDシリーズは個々のUV LEDモジュール出力に対応する特許取得済みのプロセスを利用して、硬化領域全体にわたって並外れた均一性を提供します。また出力をカスタマイズしてより厳密なプロセス制御も可能です。
各システム間の光学的均一性を維持しながら、複数のUVLEDヘッドを隣接させることができます。(右図)
非常に大きな面積の高速印刷には、高い光パワーが必要の為、プリンティングアプリケーションや、ウッドコーティングなどのコーティングアプリケーションに最適です。またパネルの接着剤硬化用途にも最適です。
OmniCure LX500 スポット照射タイプ
LED方式のUVスポット光を照射しキュアリング(硬化、乾燥、接着)する装置です。
波長365nm、385nm、400nmを用意しており、そのLEDヘッドを最大4個まで取り付けることができます。
焦点距離3~12mmのフォーカスレンズを使い、ワークまでの距離を最適化し、効率の良いキュアリングが可能です。
本体サイズは非常にコンパクトでW89 x D140 x H140mmを実現しています。
<代表的なアプリケーション例>
カテーテル、注射針アッセンブリ、パソコン用光ピックアップヘッドのレンズ接着,デジタルカメラ・携帯電話、顕微鏡、内視鏡装置カメラレンズと光学筒の接着、ラベル・シールのインク硬化,フィルムディスプレイ基板の仮止め,電子部品の印字硬化(品番、ロット番号の印字インクの乾燥)など。
カメラ、顕微鏡、内視鏡装置などの製品のレンズは多くの場合、相互にハウジングは特殊な接着剤で接着されています。そのため、光学系の品質を損なわないように、ガラスレンズへのストレスを防ぐために、収縮特性の低い光学的に透明な接着剤が使用されています。
光学部品は精密調整後すぐに固定する必要があるため、ここでは急速硬化UV接着が一般的に使用されます。
OmniCure AC8225-F+ and AC9225-F
OmniCure AC8225-F+および、AC9225-F UV LED硬化システムは、光ファイバー硬化用途向けに特別に設計されています。出力を強化し、光ファイバーへのUVの硬化を最適化するカスタム光学設計を特長としており、プロセス速度の向上に対する市場の需要を満たすために空冷式の高出力ソリューションを提供します。
<卓越した光学性能>
AC8225-F+は、10mmの作動距離で最大16W/cm2のピーク放射照度を提供し、AC9225-Fは最大21W/cm2のピーク放射照度を提供します。
OmniCure AC8225-F +およびAC9225-Fの光ファイバー硬化ソリューションは、2台以上接続時を複雑な変更を行うことなく、生産速度を容易に調整できます。この2種のUV硬化システムは、特許取得済みのLED制御技術を利用して、各システム間の光学的均一性を維持しながら、並外れた均一性と複数のシステムに隣接する機能を提供します。
<優れた均一性>
OmniCure AC8225-F +およびAC9225-Fファイバー硬化システムは、個々のUV LEDモジュール出力に対応する特許取得済みのプロセスを利用して、硬化領域全体にわたって並外れた均一性を提供します。
各システム間の光学的均一性を維持しながら、複数のUVLEDヘッドを隣接させることができます
<対向式使用例>
UV LED光源2台を対向にして対象物を挟むように設置することで、放射強度と照射面の均一性を向上させることが可能です。
OmniCure S2000 スポット照射タイプ(ランプタイプ)
ランプ方式のUVスポット光を照射しキュアリング(硬化、乾燥、接着)する装置です。
OmniCure S2000スポットUV硬化システムは、光学UVセンサを使用した独自の「real-time Closed-Loop Feedback technology」により最高レベルのプロセス制御を提供します。
OmniCure R2000放射計と組み合わせると、S2000 UV硬化システムは、正確な光の供給と再現性のある接着剤硬化の優れた結果をご提供いたします。
「real-time Closed-Loop Feedback technology」とは?
通常、時間の経過とともにランプの強度は効果的な硬化を低下させます。 OmniCure S2000内部強度センサは、光出力をリアルタイムで監視し、虹彩を開いて光出力を±5%以内で自動的に補正し、再現可能で測定可能なエネルギー量を毎回確保します。
<代表的なアプリケーション例>
カテーテル・注射針・バイオセンサのアッセンブリ、携帯電話、顕微鏡、内視鏡装置カメラレンズと光学筒の接着,ラベル・シールのインク硬化、フィルムディスプレイ基板の仮止め、電子部品の印字硬化(品番、ロット番号の印字インクの乾燥)など。
広いスペクトル出力により、OmniCure S2000は幅広いアプリケーションに理想的です。選択可能なバンドパスフィルターを使用すると、特定のアプリケーションに合わせてライトをカスタマイズできます。
Standard: 320-500 nm
Optional: 250-450 nm*, 365 nm, 320-390 nm, 400-500 nm
OmniCure S2000 Elite スポット照射タイプ(ランプタイプ)
ランプ方式のUVスポット光を照射しキュアリング(硬化、乾燥、接着)する装置です。
OmniCure S2000Eliteは、最も要求の厳しい製造アプリケーション向けに設計および開発された新世代のランプベースのUVスポット硬化システムです。
S2000 Elite UV硬化システムには、OmniCure独自のreal-time Closed-Loop Feedback technologyおよびIntelli-lampテクノロジーが搭載されており、システムの光出力を自動的に監視および維持して、最高のプロセス品質を実現します。新しいOmniCure S2000 Eliteは、改善されたプロセス制御とセキュリティを特長としており、以下の4つの特長によりシステムを使いやすくしています。
◆LCDタッチスクリーン搭載
新しい4.3インチLCDタッチスクリーンディスプレイにより、簡単なナビゲーションとプログラミング要素へのアクセス、および硬化に関連するすべてのステータスの監視が可能になります。
◆リモート制御
リモート管理と監視は、WEB UIを介して任意のデバイスから利用でき、システムから利用可能なすべてのオプションと機能をより大きなラップトップまたはタブレット画面に拡張できます。Intelli-Tap™近距離無線通信(NFC)技術により、指定されたシステムの前面にある管理者キーカードとスーパーバイザーキーカードをタップすることで、障害のクリア、システムパラメータのロックとロック解除、高度な硬化プロセス入力などの簡単で強力な無線プロセス制御とセキュリティ機能が可能になります。
◆PLC制御機能を備えたStepCure
OmniCure S2000 Eliteは、自動化を念頭に置いて設計されました。組み込みのStepCureソフトウェアは、カスタマイズされた硬化プロファイルをシステムに直接ダウンロードできます。従来品は外部PCに接続した場合にのみ利用可能でした。
PLCコントローラーとして機能し、最大8つのプログラム可能なPLC出力チャネルを提供するOmniCure S2000 Eliteは、組立ラインの自動化の簡素化とコスト削減に役立ちます。
◆30ms高速シャッター
非常に高速な30msシャッターは、最も再現性の高い硬化のために、すべての露光に正確な線量を提供します。StepCureを使用すると、シャッターにより、露出の間隔を100ミリ秒と短くし、ランプアップとランプダウンの時間を最小限に抑えることができます。
<代表的なアプリケーション例>
カテーテル・注射針・バイオセンサのアッセンブリ、携帯電話、顕微鏡、内視鏡装置カメラレンズと光学筒の接着、ラベル・シールのインク硬化、フィルムディスプレイ基板の仮止め、電子部品の印字硬化(品番、ロット番号の印字インクの乾燥)など。
広いスペクトル出力により、OmniCure S2000は幅広いアプリケーションに理想的です。選択可能なバンドパスフィルターを使用すると、特定のアプリケーションに合わせてライトをカスタマイズできます。
Standard: 320-500 nm
Optional: 250-450 nm*, 365 nm, 320-390 nm, 400-500 nm
放射測定は、繰り返し可能なプロセスを維持するために、UV硬化システムからの光出力を測定するために重要です。
OmniCure R2000 UV放射計は、OmniCure S2000 UV硬化システムと組み合わせて、比類のない制御と再現性を備えた完全な硬化ソリューションをご提供いたします。
お客様のさまざまなニーズに対応するために、OmniCure S2000はいくつかの異なるライトガイドオプションをご用意しております。
multi-legged High Power Fiber Light Guideと併用して、単一の光源で複数の箇所を計測するのに理想的です。
またSingleLegged、Liquid-FilledやFiber Light Guideもご利用いただけます。