商品基礎情報
UV-A LEDとは?
太陽の光には、目に見える光(可視光線)と、目に見えない赤外線、紫外線とがあります。
紫外線は可視光線よりも波長が短い光で、特に100~400nmの波長域を指し、波長別に315~400nmの「UV-A」、280~315nmの「UV-B」、100~280nmの「UV-C」(深紫外)の3種類に分類されます。
UV-Aは、その波長の特性から紫外線硬化・接着・乾燥(UVキュアリング)、3Dプリンタの樹脂硬化、マスクレスリソグラフィーの露光などに使われます。
Luminus UV-A LED主な特長
Luminus社の紫外線UV-A LEDは、365~405nmの幅広い波長、1Wから30W以上の高い出力、サーフェスマウント(SMT)タイプおよびLuminusの得意とする大電流・超ハイパワーのコアボードのパッケージオプションなど、お客様のニーズに応える“光”を提供します。
Luminus UV-A LED ラインナップ
Luminus UV LEDは、業界をリードする高出力を提供し、様々なアプリケーションに対応しています。
365nm/385nm/395nm/405nmの各種波長に対応し、表面実装タイプ、コアボードタイプ、そして別途ダイ (Die)での提供が可能で、お客様のアプリケーションに最適な“光”をご提案します。
UV-A サーフェスマウント タイプ (SMT)
インク・樹脂・接着剤硬化や露光用光源に最適な表面実装タイプのUV-A LEDです。
お客様のご要望の各種波長をご用意しており、多様なニーズにお応えすることが可能です。
国内外に豊富な実績があり、安心してご使用いただけます。
UV-A コアボードタイプ (Coreboard)
UVキュアリング(インク、コーティング、接着剤)に加えて、3Dプリンティング、マスクレスリソグラフィ、ファイバーカプリングなどの要求の厳しいアプリケーションに対応するコアボードタイプのUV-A LEDです。
TI社のDLP®チップ(DMD)とファイバーに最適化された発光エリアを持つ高出力UV-A LEDを提供します。
メリット:
- Watts/mm2の最大化により、制約の多いアプリケーションに対応
- ライトエンジンへの組み込みが容易
- 高精度のダイ配置により正確な光軸調整が可能
- 低熱抵抗パッケージにより熱管理が容易になり高い信頼性を実現
Luminus社のUVAホワイトペーパーのご紹介
Photonics West, 2019-01-29に掲載されました。以下は和訳となりますが、オリジナルはPDFよりご確認いただけます。
<概要>
UV-A LEDは、ここ数年で効率が60%以上に達し、コストも大幅に削減されました。これらの傾向により、UV-LEDベースの硬化は、ほとんどのLEDが1~2A/mm2で駆動するようになり、主流のアプリケーションとなっている。その一方で、UV LEDの高出力化を必要とする3Dプリンターなどの新しいアプリケーションが登場し始めている。これらのアプリケーションに対応し、従来のアプリケーションでのシステム速度を向上させるために、Luminus Devicesは、市販のLEDの中で最も高い電流密度である4 A/mm2まで動作可能なUV-A LEDを開発しました。これらの次世代LEDは信頼性が高く、4A/mm2では2A/mm2で駆動するLEDに比べて最大74%の高出力が可能です。本稿では、これらの次世代LEDの性能特性、それによって実現される新しいアプリケーション、そして将来の性能向上に向けたロードマップを紹介します。
UV-C LEDは実用化され始めていますが、電力変換効率(Wall- Plug Efficiency; WPE)は2%~4%と低く、出力レベルは100mWに達します。UV-C LEDは、ランプを置き換えるだけでなく、まったく新しい市場を生み出しています。本稿では、UV-C LEDの現状を紹介するとともに、今後2~3年の間にUV-C LEDが実現するであろうアプリケーションについてもご紹介します。