商品基礎情報
Mokuとは
Mokuシリーズは単一のハードウェアに複数の高性能計測器を統合し、その機能をソフトウェアで自由にカスタマイズすることができる革新的な測定器です。Mokuデバイスには強力なFPGAが搭載されています。このFPGAは、高速かつ並列処理を可能にし、ユーザーは14種類以上の計測器を使用して信号の分析、生成、処理において他の計測器ではできない柔軟性を提供します。
Moku:Deltaの概要
【アナログ入力】
・5 GSa/sの8つの入力チャネル、デュアル14/20ビットADC
・2GHzアナログ帯域幅
【アナログ出力】
・5 GSa/s、14ビットDACの8つの出力チャンネル
・2GHzアナログ帯域幅
【デジタルI/O】
・32チャンネル、250MSa/s
【ハードウェア機能】
・< 10 nV/√Hz アナログ入力ノイズ
・1ppbのクロック安定性
・GNSS基準発振器
搭載機能一覧
Moku:Deltaでは今までのMokuシリーズで使用できた機能に加え、新機能も登場する予定となっております。
最大8つの機器を同時に展開
Moku:Delta のマルチ計測器モードでは最大 8 台の計測器を同時に実行できるため、カスタムテストシーケンスや複雑な測定ワークフローを作成できます。各計測器は、すべてのアナログ入力、出力、および隣接する計測器スロットにフルアクセスできます。低レイテンシでリアルタイムな30Gbpsの信号パスがスロット間を接続することで、独立した動作や密接に統合された信号処理パイプラインの構築が可能になります。必要に応じて計測器を切り替えたり、Moku Cloud Compileを使用して独自のカスタムアルゴリズムを導入することで、高度なアプリケーション固有の機能を実現できます。
2GHzのロックインアンプ
Moku:Deltaのデジタルロックインアンプは、DCから2GHzまでのデュアル位相復調(X/YまたはR/θ)を120dB以上のダイナミックリザーブで実行します。内蔵波形発生器を使用して復調するか、基本波、高調波、または低調波で外部リファレンスに位相ロックすることができます。ブレンド型ADC技術により、2GHzの入力帯域幅全体にわたって一貫して低いノイズフロアを実現します。内蔵プローブポイントにより、処理の重要な段階で信号を容易に監視および記録できます。内蔵PIDコントローラは、閉ループ制御および位相ロックループアプリケーションをサポートします。