Kebbi Air導入事例紹介 ~有料老人ホームあおい明生苑様~
AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」の導入事例をご紹介します!介護現場での活用法や導入後の変化について、実際に施設でご利用されている皆さまからの貴重なご意見をまとめました。導入をご検討中の方々にとって、本ページが意思決定の一助となれば幸いです。
あおい明生苑様について
Q1:貴施設について教えてください。
A1.2023年4月に開所し、たくさんの方にご入居いただいています。全115室がバリアフリーの個室となっており、面会に来られるご家族様も多く、皆様がご自宅に近い感覚で過ごせる環境です。当施設の最大の特長は、リハビリテーションに特化した施設のため、最大で週7日、毎日リハビリテーションを行うことができる点です。
Q2:Kebbi Air導入前に抱えていた課題を教えてください。
A2.面会者様への受付と、その後の記帳管理にかかる職員の業務負担が課題でした。
面会の際には受付表にご記帳いただくのですが、多い日には1日に50組もの方が来訪されます。職員がその都度ご案内するため、1組あたり約2分、1日合計で少なくとも60分がこの受付対応に費やされていました。それに加え、記帳内容のデータ化作業も大きな負担となっていました。手書きの受付表を1枚ずつスキャンしてPDF化する作業自体に時間がかかる上、さらにPC上でファイル名を確認・保存するといった一連の作業にも、多くの時間を要し、結果として業務効率の低下を招いていました。
導入後の変化と導入の決め手について
株式会社明昭 あおい明生苑外観
Q3:Kebbi Airの導入後の効果と来訪者様からの印象について教えてください。
A3.まず導入後の効果として、面会の記帳時間の短縮と職員の負担軽減を実感しています。以前は記帳用紙を一枚ずつ交換していましたが、現在ではその作業もなくなりました。また、ご家族様から面会履歴の問い合わせがあった際に、Web上で素早く検索できるようになった点も、非常に便利だと感じています。来訪者様からは「受付が変わったな」という刷新感を感じていただいております。もちろん、導入当初は操作に戸惑う方もいらっしゃいましたが、ご提供いただいたマニュアルを活用し、今では職員による説明がなくても対応できています。そのため、現在では来訪者様からの不満の声は一切ありません。
Q4:Kebbi Air導入の決め手は何でしょうか?
A4.一番の決め手は、来訪者の記帳の手間が省けることでした。Kebbi Airは専用のQRコードをスキャンするだけで受付が完了するため、来訪者・職員双方の省力化に繋がりました。また、受付表がペーパーレス化され、登録内容が自動でデジタル化されることで、職員間の情報共有も以前よりスムーズになりました。費用対効果の観点から見ると、導入前は受付業務に毎日約60分を費やしていました。これを時給1,500円で月間(約30時間)で換算すると、年間で50万円以上の人件費に相当することになります。Kebbi Airの導入により、これらの業務が効率化された結果、年間約15万円のコスト削減を見込んでいます。加えてサポート体制についても、要望や質問に対してすぐにレスポンスをいただけるため、導入する上で安心感があったことも決め手の1つになりました。
Kebbi Airの導入がおすすめの介護施設と、将来的な展望
受付でKebbi Airと撮影
Q5:Kebbi Airはどのような介護施設にお勧めだと思いますか?
A5.まず、私たちのように面会者が多い施設や、受付を紙の記帳で運用している施設にはお勧めだと思います。それに加えて、サービス付き高齢者住宅のように、ご入居者様の自立度が高く、外出する機会が多い施設にも非常に有効だと思います。職員に負担をかけずに利用者の外出・帰宅の時間を記録・管理できるのは大きな魅力の1つです。また、Kebbi Airは会話もできるコミュニケーションロボットです。受付業務の効率化だけでなく、利用者とのコミュニケーションでも活躍が期待できるため、多くの介護施設にとってメリットの大きいロボットだと思います。
Q6:今後のKebbi Airに期待することを教えてください。
A6.まず期待したいのは、インカムとの連携です。もし連携が実現すれば、面会者が来られた際に、フロアの担当者にも直接、来訪通知が届きます。これにより、さらにスピーディーにお出迎えができるようになり、さらに利便性が高くなると考えます。もう一つは、導入時の負担をさらに軽減する機能です。私たちが導入した際、来訪者様の新規登録とQRコードの管理に時間を要しました。例えば、専用のアプリ上で発行したQRコードを保存・表示ができる機能があれば、導入初期のハードルが下がり、より多くの施設でスムーズな運用が実現するのではないでしょうか。
【インタビュアーより】
受付のDX化が、単なる業務効率の改善に留まらず、ご入居者様や来訪者様へのサービス向上にまで繋がっていることが、本日のお話で改めて理解できました。本日は貴重なお話、誠にありがとうございました。
〈インタビュー対象者様〉
株式会社明昭
介護付き有料老人ホーム あおい明生苑
施設長 神田 建介様
副施設長 田野實 貴将様