Kebbi Air導入事例紹介 ~特別養護老人ホーム新田楽生苑様~
AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」の導入事例をご紹介いたします。
介護現場での活用法や導入後の変化について、実際に施設でご利用されている皆さまからの貴重なご意見をまとめました。導入をご検討中の方々にとって、本ページが参考となれば幸いです。
【導入前の課題】仕事が「プツプツ切れる」非効率性と、現場の多忙さ
新田楽生苑様が抱えていた課題は、面会や電話対応の多さによる業務の中断でした。
来訪者様がいらっしゃると、スタッフの対応と来訪者様に書類を記入してもらう手続きが必要であり、来訪者様とスタッフ双方に時間をかけてしまっておりました。
具体的な数字で見ると、面会は1日あたり約10件ほどあり、一人当たりの対応時間は約3分かかるものの、仕事が中断されることによる非効率性が課題としてありました。仕事に戻るまでの時間を含めると、スタッフは一人当たり5分ぐらいを面会・案内対応で時間が取られてしまっており、1日合計で約50分が失われていました。
また、介護現場の観点では「人手不足とレクリエーション実施に関する負担」もありました。
【導入後の効果】
Kebbi Airの導入により、新田楽生苑様では単なる受付の効率化に留まらず、介護現場の安全性向上、専門職の柔軟な働き方の促進、世代間交流への活用など多角的な効果が得られました。
1. 受付業務の改善
面会対応の部分が自動化され、課題であった「仕事がプツプツ切れる」状況が解消され、1日約50分の時間を、本来のコア業務に充てられるようになりました。QRコードによるスムーズな受付により、スタッフは業務の中断を気にすることなく、仕事も止まらずに本来の業務に集中できるようになりました。
2. レク現場における安全性の確保と負担軽減
レクリエーションの最中は、「見守り」「体操」「利用者さんの運動を促す」の3つを同時に行う必要があり、一人の職員では難しく、転倒などの安全上のリスクがありました。Kebbi Airがレクの進行役を担うことで、職員は最も重要な安全確保に集中できるようになりました。
3. スタッフの柔軟な働き方への活用:
子育てなどで時間的な制約があり常勤での勤務が難しい機能訓練士が、Kebbi Airの遠隔コミュニケーション機能を活かし、遠隔でリハビリやレクを実施するという活用もしていただいております。現場で長い時間働けなかった方も、自宅から仕事ができるようになったと、柔軟な専門職員の活用が可能になりました。
4. 世代間交流への活用:
来訪者の受付をするKebbi Air
提携している保育園の子供たちと施設のご利用者様が、ケビー君のビデオ通話機能を通して交流するアクティビティを実施し、見た目が可愛いからこそ子供たちがすぐ慣れ、結果的に子供たちと利用者のコミュニケーションを促進した効果があり、定期的に実施いただいております。
【インタビュアーより】
受付業務の効率化だけでなく、「柔軟な働き方」など様々なお役立ちに繋がっている点に大変感銘を受けました。本日は貴重なお話、誠にありがとうございました。
〈インタビュー対象者様〉
社会福祉法人 新生福祉会
特別養護老人ホーム 新田楽生苑
山中 様(副施設長)
大橋 様