MPS USB Power Delivery ソリューション

USB Power Delivery(以下、USB PD)が抱える3つの課題に対する解決方法について、Monolithic Power Systems(以下、MPS社)が提供するソリューションを紹介します。

はじめに

「はじめてのUSB [USB Type-C™ 及び Power Delivery規格入門]」では、Type-Cコネクタを使用して最大100Wの電力を扱うことができ、幅広いアプリケーションの充電システムを、Type-Cコネクタ1つで実現できることを説明しました。また、USB PDは、ただType-Cコネクタを使用すれば実現するのではなく、下記の3つの課題を抱えていることも説明しました。

USB PDが抱える3つの課題

  1. USB Type-C、PD規格に対しての深い知識が必要
    • 規格の完全準拠を確認し、相互接続を確保するためには、USB-IFの認証要件を満たす必要があります。また、マイコン制御によるソリューションの場合には、規格を完全に理解し、USB PD機能を実装するファームウェアの開発が必要です。
  2. 複雑な電源制御の知識が必要
    • 従来のUSB規格での単一電源変換(12V→5V)ではなく、複数の電圧対応が必要なため電源設計における知識が必要です。
  3. デジアナ混在ソリューション
    • コントローラ部ではデジタルの知識が、電源部ではアナログの知識が必要です。また、多くのチップメーカがそれぞれのICを供給しているため、コントローラ部、電源部でICメーカが変わってしまうと、大きな設計変更が必要です。

今回は、これらの課題を解決できる、MPS社が提供するUSB Power Deliveryソリューションをご紹介します。

  1. USB PD用コントローラ MPQ5031
  2. USB PD用電源ICのラインアップ MPQ4230&MPX2001
  3. トータルソリューション MPQ5031&MPQ4230
  4. MPS Solution 1:USB PD用コントローラ MPQ5031

    USB PDをサポートしたUSB用コントローラIC

    USB PDを制御用マイコンを使って実現するためには、CCラインを利用した送電/受電側でのネゴシエーションを行えるファームウェアを組む必要があります。そのためには、USB Type-CやUSB PDの規格を理解したりなど、途方もない時間を要する可能性があります。
    MPS社が提供するMPQ5031を用いれば、それらの時間を大きく省くことができます。

    MPQ5031の特長

    IC単体でUSB-IFにより認証済み

    MPQ5031は、USB仕様の標準化団体であるUSB-IF(USB Implementers Forum)に認証を得ています。また、MPQ5031はPPS機能に対応しており、PPS機能を含めて認証を得ています。そのため、USB PDの規格に準拠しているか、受電側との相互接続性も問題ないかが、確認済みのコントローラICのため、安心してUSB PDソリューションに使用できます。

    USB PDに対応可能なファームウェアを内蔵

    MPQ5031は、CCラインを利用した送電/受電側でのネゴシエーションを行うための、ファームウェアを内蔵しています。そのため、ユーザー側がファームウェアを設計しなくても、USB PD機能を盛り込むことができます。

    USB 充電規格をすべてサポート

    MPQ5031は、USB PDのみではなく、従来のDefault Power USB 2.0/3.xやUSB BC1.2などもサポートしているため、USB PD以外のすべての充電規格にも対応できます。

    すぐに評価できるMPQ5031の評価ボード

    すぐに評価が始められる評価ボードと無償サンプルの提供が可能です。
    下記の申し込みフォームより、「無償サンプル希望」とお問い合わせください。

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