SAME70 マイコンでBLDCモータを回そう[ハードウェア導入編]

Microchip Technology 社の低電圧モータキットMCLV-2ボードとSAME70 PIMを使用して、BLDCモータを簡単に回すことができます。

本シリーズは、MCLV-2ボードとSAME70 PIMの環境を使用して、実際にモータを回すところまでの具体的な手順を4回に分けて説明します。第3回はハードウェア導入編として、SAME70PIMとMCLV-2ボードのセットアップ方法について説明します。

使用するボード、ツール群

あらためて、使用するボード、ツール群についてまとめてみましょう。

使用するボード

これらのボードを接続した状態を以下に示します。
詳細は、SAME70 マイコンでBLDCモータを回そう[イントロダクション編]を確認してください。

エミュレータ
SAME70マイコンの開発用に、各種エミュレータが存在します。
詳細はできるMPLAB® X IDE [開発環境準備編]を確認してください。

今回は

を使用します。

MPLAB ICD4 In-Circuit Debugger:DV164045
ICD4 Debugger Adapter board:AC102015
BLY172S-24V-4000

BLDCモータ
使用するモータは、Anaheim Automation社BLY172S-24V-4000を使用します。モータを回すにあたって、そのモータパラメータをあらかじめ、確認しておく必要があります。使用されるモータの製品のデータシートをご用意ください。
詳細は、SAME70 マイコンでBLDCモータを回そう[イントロダクション編]を確認してください。

電源
ボード用の電源は、DC24V 2A程度の安定化電源か ACアダプタ等を用意してください。

ボードのセットアップ

それでは実際にボードのセットアップをしてみましょう。

PIM(プラグ・イン・モジュール)の取替

低電圧モータキットMCLV-2に現在搭載されているPIMを取り外して、SAME70 PIM(製品番号 MA320203)を装着します。PIMに使用されている100ピンのヘッダは1.27mmピッチとなっており、細いピンになっています。このため、PIMの取り外しと挿入は、慎重に行ってください。

OP_AMP CONFIGURATIONボードの取替

SAME70のモータプログラムでは、外部オペアンプを使用するため、実装されているINTERNAL OP_AMP CONFIGURATIONボードを外して、EXTERNAL OP_AMP CONFIGURATIONボードに取り替えてください(このEXTERNAL基板はMCLV-2ボードに付属されています)。

ジャンパ・プラグの設定変更

5箇所のジャンパプラグを下記写真の通りに設定してください。

モータの接続

BLDCモータ(BLY172S-24V-4000)の接続を行います。基板右側の端子台にモータ接続用端子のM3,M2,M1というマーキングがあります。そこにモータの各相W,V,Uの順で接続を行ってください。

エミュレータのセットアップ

ICD4中継アダプタのケーブル接続

アダプタケーブルの接続については、下記写真の通り、10ピンケーブルとRJ45黒ケーブルをアダプタに接続してください。

ICD4アダプタ・エミュレータ・ケーブルのPIMへの接続

ICD4アダプタの10ピンエミュレーション・ケーブルのPIMへの接続ですが、下記の写真に従って、接続を行ってください。

ICD4とアダプタとの接続

下記の通り、ICD4とアダプタのRJ45ケーブルを接続します。RJ45ケーブルは、カチッと音がするまで本体やアダプタにしっかりと差し込んでください。PCと接続するためのICD4ミニUSBケーブルも接続してください。

電源の接続

基板左上のJ2端子に、DC24V 2A程度のACアダプタか、安定化電源を接続します(まだ電源は入れないでください)。

これでボードのセットアップは完了です。

まとめ

今回はハードウェアの導入について説明しました。これでSAME70PIMとMCLV-2ボードのセットアップは完了です。次回はいよいよ実際にモータを回してみましょう。

おすすめリンク