GOWIN GW1NRF-4 BLE Moduleを動かしてみた
DK_BLE_GW1NRF-4_INIT_MOD開発キットのご紹介
DK_BLE_GW1NRF-4_INIT_MOD開発キットは、 GW1NRF-4 Bluetooth対応µSoC FPGAを搭載したBLEモジュール DK_BLE_GW1NRF-4_INIT_MOD 、および、アプリケーションの開発を迅速に開始するためのキャリアボード DK_BLE_CARRIER_INIT で構成されています。
DK_BLE_GW1NRF-4_INIT_MODの特長
- Bluetooth 5.0 Low Energy
- BLEレシーバー感度:-94dBm
- 送信機の出力電力範囲:-34〜 + 6.1dBm
- 待機電力:5nA(Gowin COOLSmart Technology)
- チップアンテナ搭載
- サイズ:20.5mm x 18.5mm
DK_BLE_CARRIER_INITの特長
-
- USBコネクタからFPGAのプログラミングおよび内蔵MCUのコンフィギュレーション
- FTDI FT232H USB to JTAG
- 電源供給
- GPIO
LED:Power、赤、青
GW1NRF-4DEMOプログラムのダウンロード
本評価キットを動作させるためのDEMOプログラムはGOWIN社のホームページからダウンロードすることが可能です(ダウンロードにはGOWIN社ホームページへのユーザー登録が必要です)。それでは手順を見ていきましょう。
ダウンロード手順
- GOWINホームページよりサポートタブを選択し、「GOWIN EDA ホーム」をクリックします
- 左サイドにある「GOWIN® EDA」のダウンロードをクリックします
(ご注意)ログインあるいはユーザー登録が完了していない場合は「ログインまたは登録してください」というメッセージが表示されます - 開発ツールが並んでいるページに移動しますので、「GW1NRF SoC SDK」を探して右にあるアイコンをクリックします
- 同時に「GOWIN Programmer」もダウンロードしておきましょう
DEMO用Configurationツールのインストール
ダウンロードしたファイルからDEMO用Configurationツールをインストールします。アーカイブファイル解凍し、GW1NRFSocSdkSetup_V1.0_win.exe を起動してください。
インストールが完了すると、以下の3つのツールがインストールされます。
「GW1NRF Config Editor」を起動して、FPGA中のMCUのConfigurationとBLEを有効にします。
その他で使用するツールは以下の2つです。
- FPGAのProgram:GOWIN Programmer、又はGOWIN EDA Tool v.1.9.3以降 (前項でダウンロードした「GOWIN Programmer」を解凍して得られる「programmer.exe」をダブルクリックして起動します)
- BLEのTest Tool:Alpwise i-BLE (iOS又はAndroid用BLE Tool(App StoreかGoogle Playより入手してください)
FPGAのコンフィグレーション
DEMOを動作させるためには、GOWIN Programmerを使用してFPGAをコンフィグレーションする必要があります。それでは手順を見ていきましょう。
手順
1.USB mini-BケーブルにてGW1NRF-4開発ボードをPCと接続します
2.ジャンパ接続はデフォルト、ドライバがインストールされていない場合はGOWIN EDA Toolをインストールすることで自動的にインストールされます
3.GOWIN Programmerを起動します (Start ➡ Gowin ➡ Gowin Programmer)
4デバイスをスキャンします
a.Scan Device’アイコンをクリックします
b.GW1NRF-4B’を選択し‘OK’をクリックします
c.デバイスがセットされます
5.FPGAをプログラムします
a.FS Fileタブのブランク部分をダブルクリックします
b.Access ModeをEmbedded Flash Modeにします
c.File名: “GW1NRF4_FPGA_BLINK_1_21_2020.fs”を選択します
d.開くを押してSaveします
6.“Program/Configure”アイコンを押すとプログラムが始まります
7.Programming…が100%になって青色LEDが点滅していればプログラム成功です
BLEを有効にする
FPGAのコンフィグレーションが完了したので、今度はFPGAに内蔵されているMCUファームウエアのプログラムを書き込んでBLEを有効にしましょう。
手順
1.Start ➡ Gowin Semiconductor ➡ GW1NRF Config Editor(または、Start ➡ 最近追加されたもの ➡ GW1NRF Config Editor)
2.Select:Read from Device’
3.Select Driver: JTAG
4.Read From Deviceボタンを押すとEditor画面が変わります
5.File ➡ Upload Patch
6.GOWIN社ホームページからダウンロードしたDEMOサンプルに入っている‘findme_MCU_GPIO7.emp’を選択し”開く“を押すと”Upload Patch”の画面に変わります
Upload Patchのオプションを以下の7.8.9.の内容に変更します
7.Select Driver: JTAG
8.Destination: IRAM
9.Check boxes ‘Reset After Upload’ & ‘Check for Test Mode’
10.最後にUploadボタンを押してGW1NRF-4ボードの“赤色LED”が点灯すればファームウエアインストール完了です
BLE DEMOを動かしてみよう
DEMOの動かし方の手順は以下の通りです。
1.予めAlpwise i-BLEをsmartphoneかtabletにインストールしておきます
2.Alpwise i-BLEを開きます
3.“Play Bluetooth low energy”ボタンをタップ
4.“GW1NRF FindMe” をタップ
5.“Find Me”をタップ
6.“No Alert” ➡ 赤色LED:消灯
7.“High Alert” ➡ 赤色LED:点灯
まとめ
今回はツールのダウンロード、DEMOのセットアップ、スマートフォンアプリでの動作確認まで見てきました。このようにDK_BLE_GW1NRF-4_INIT_MOD開発キットを使用すれば、とても簡単にGOWIN社のBLEを試すことができます。