商品基礎情報

製品概要
予測可能なインフラ性能を、実機導入前にラボで検証
実ネットワークは、混雑や経路変化、複数アプリケーションの競合など常に変化する複雑なシステムです。導入前にこうした条件下で性能を検証することこそが、予測可能なインフラ性能を得る唯一の方法です。Calnex SNEは、複雑な実運用環境を高い自由度でモデル化・再現し、アプリケーションやプラットフォームが実際にどう動作するかを事前に検証できるネットワークエミュレータ/シミュレータです。
業界最高クラスのポート密度、マルチポート・マルチユーザー対応
Calnex SNEは、1GbE/10GbE/25GbE/50GbE/100GbEの各インターフェースに対応し、100GbE/50GbE/25GbEなら最大8ポート、10GbE/1GbEなら最大16ポートを搭載できる業界トップクラスのポート密度を実現します。任意のポート同士を制限なく接続できる「Any Port to Any Port™」に対応し、複数ユーザーでポートを分け合いながら同時利用できるため、チームや部門で共有するテストリソースとして高いコストパフォーマンスを発揮します。
Web UIのライブモニタリング画面例
遅延・ジッタ・パケットドロップ率の推移をリアルタイムにグラフ表示。Web UIから設定変更や測定結果のエクスポートも可能です。
主な特長(KEY HIGHLIGHTS)
- 100GbE、50GbE、25GbE、10GbE、1GbEインターフェースに対応
- Webベースのユーザーインターフェース(Web UI)
- RESTful APIによる自動化環境向けの容易なリモート制御
- マルチユーザー対応
- マルチポート — 100GbE/50GbE/25GbEで最大8ポート、10GbE/1GbEで最大16ポートを実現する業界最高クラスのポート密度
- Web UIから簡単に自動化できるタイムライン機能
- 制限のないAny Port to Any Port接続
- 最大30秒までの遅延エミュレーション
- 55種類以上のインペアメントとツール
- 音声・映像(H.264およびH.265)の劣化・破損(MPEG)
- パケットのフラグメンテーションとリオーダリング
- 汎用のフルパケットインスペクション・フィルタリング機能を標準搭載
- パケット内の任意のビット/バイトを変更できるパケット改変機能
- 負荷発生(ロードジェネレータ)機能
- 不揮発性のキャプチャ&リプレイ
- リンクフラッピング
- マルコフ型ランダムパケットドロップ
- 映像アプリケーション向け20Mバイトの帯域スロットルバッファ
- 5Gネットワークモデルの自動化
- パーソナライズ可能なユーザーアノテーション
WEB UIによる直感的な操作性
ブラウザだけでネットワークエミュレータを制御
Calnex SNEはWebベースのユーザーインターフェース(Web UI)を搭載しており、PCやタブレットのWebブラウザから直接ネットワークエミュレータを操作できます。専用クライアントGUIをPCにインストールする必要がなく、GUIと本体のソフトウェアバージョンの互換性を気にする必要もありません。旧来のCalnex SNEインターフェースと同じ視覚的な「マップ」設計思想を踏襲しているため、既存ユーザーはそのまま、初めての方でも直感的に操作いただけます。画面上でインペアメントをドラッグ&ドロップし、順序を自由に組み合わせることで、パケットの流れを思いのままにコントロールしたテストシナリオを構築できます。
PC・ノートPC・タブレットなど様々なデバイスに対応するWeb UI
拡張性の高いWebUIの流れるようなグラフィックデザインにより、ノートPC・デスクトップ・タブレットなど様々な画面サイズで、豊富なインペアメント一覧からドラッグ&ドロップして特定の障害シナリオを再現するネットワーク「マップ」を構築できます。
主な機能
ワイヤレート性能
全10GbEポートはデュアルレート対応で10GbE/1GbE動作をサポートします。全25GbEポートはマルチレート対応で25GbE/10GbE/1GbE動作が可能です。個々のスループットニーズに応じて柔軟に構成できます。
「Any Port to Any Port™」対応
4/8/16ポートいずれの構成でも、すべてのポートが制限なく相互通信できます。「4ポートエミュレータ」をうたう他社製品の中には、実際には内部で独立した2台の2ポートエミュレータに分かれており、ポート間で自由にパケットを送受信できない製品もあります。SNEは真の意味での全ポート間通信を実現します。
フラグメンテーションとリオーダリング
ネットワーク境界通過時に発生するパケットの断片化を、MTU68バイトまで模擬できます。時間またはフレーム数を指定したパケットの並べ替え(リオーダリング)にも対応します。
負荷生成(ロードジェネレーション)
バックグラウンドトラフィック生成(コンテンション)、TCPロードジェネレータ、PCAPファイルリプレイなど、複数の方法で実運用に近い背景トラフィックを再現できます。
映像・音声
H.264/H.265映像、音声ストリーミング、RTP、RTCPなどに対応した専用インペアメントにより、AV機器の劣化耐性を検証できます。映像フォーマット内部の詳細な解析情報も確認できます。
インペアメント
遅延、ジッタ、スロットルといった標準的な機能に加え、フラグメンテーション、映像破損、BER破損、リオーダリングなど高度な機能も搭載しています。各インペアメントにはバッファ・バースト管理や、H.264のBフレームのみを対象にするといった、きめ細かな設定が可能です。
切替/バックアップ回路
強力なフィルタリング機能を基盤に、リアルタイム(または外部トリガー)で複数経路を切り替えられます。「良好」「不良」なネットワークを模擬し、無制限のパスを作成して切り替えることができます。
フィルタリング
エミュレートしたネットワーク上の特定のデータストリームを識別・対象化するための豊富な組み込みフィルタを搭載しています。複数のフィルタを組み合わせることで、例えば「VLAN ID 90上のポート8080宛てのHTTPトラフィック」といった複雑な条件も、わずか2つのフィルタで指定できます。
自動化(RESTful API・タイムライン)
RESTful APIにより、マップの開始/停止、インペアメント設定のリアルタイム変更、リンクフラッピングなどをスクリプトから自動制御できます。さらに、スクリプト作成の知識がなくてもWeb UI上でシナリオの自動切替を設定できる「タイムライン(自動変更)」機能も搭載しています。
リアルなネットワーク条件をラボで再現、5Gトランスポートを自動テスト
実データを反映した5Gトランスポートの自動テスト
5Gネットワークは今後、数多くの新しいアプリケーションを支える基盤となるため、現実的な条件下での事前テストが不可欠です。Calnex SNEは、主要通信キャリアが収集した実データをもとにモデル化した5Gデータセットを搭載しており、コア網からバックホール/ミッドホール/フロントホールを経てRRU(Remote Radio Unit)に至るまでの5G伝送インフラの遅延・ジッタ・パケットロスといった実運用条件を自動的に再現し、迅速かつ正確なアプリケーションテストを実現します。
WEB UI画面ギャラリー
ユーザーアノテーション機能でマップ上に拠点名を付与
ダッシュボード画面:ポート予約とマップの実行/停止を一括管理
RESTful APIによる遠隔自動制御(ポート予約・解放など)
タイムライン機能でスクリプト不要のシナリオ自動切替を実現
Calnex SNE 本体(最大16ポートを1台に集約)
5G 伝 送 インフラ を 模 し た ネットワーク マップ 例
技術仕様(抜粋)・SNE構成
ネットワークエミュレータの選定でとくに重視されるポイントを中心に、主要スペックを抜粋してご紹介します。全項目の詳細はメーカー公式データシートをご参照ください。
主要技術仕様(製品レンジ別抜粋)
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項目 |
1G |
10G |
25G |
50G |
100G |
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ネットワークインターフェース数 |
最大16 |
最大16 |
最大8 |
最大8 |
最大8 |
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標準インターフェース |
GbE Copper(RJ45) |
SFP+ |
SFP28 |
QSFP28 |
QSFP28 |
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最大パケットレート/ポート(双方向) |
約296万pps |
約2,960万pps |
約3,720万pps |
約6,250万pps |
約6,250万pps |
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固有遅延(Intrinsic Latency) |
20µs未満 |
20µs未満 |
20µs未満 |
20µs未満 |
20µs未満 |
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遅延エミュレーション(標準時) |
最大1.25秒 |
最大0.5秒 |
最大0.5秒 |
最大0.339秒 |
最大0.339秒 |
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タイミング精度・帯域制限時の遅延・ジッタ・Any Port to Any Port・ライブ変更・タイムライン・リンクフラップ |
全モデル共通で標準搭載(タイミング精度10µs、帯域制限時の遅延エミュレーション最大30秒、ジッタ0.1ms〜100ms、Any Port to Any Port、ライブ変更、タイムライン、リンクフラップに対応) |
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SNE構成:インターフェースカード(4スロット搭載)
SNEは4つのインターフェースカードスロットを搭載しており、以下のカードを自由に組み合わせて構成できます。
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対応帯域 |
インターフェースカード仕様 |
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1G |
1GbEカード(RJ45電気、2または4ポート) |
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10G |
10GbEカード(SFP+光、2または4ポート、10GbE/1GbE対応) |
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25G |
25GbEカード(SFP28光、2ポート、25G/10G/1G対応)/25GbEカード(QSFP28光、2ポート、25G専用) |
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50G |
50GbEカード(QSFP28光、2ポート、50G/25G対応) |
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100G |
100GbEカード(QSFP28光、2ポート、100G/50G/25G対応) |
※10GbEカードには2ポートのSTD仕様と4ポートのHPC仕様があり、25GbEカードにはSFP28仕様とQSFP28仕様があります。4ポートHPCモジュールと2ポートSTDモジュールの混在構成には対応していません。
用途・活用シーン
Calnex SNEは、実際のイーサネットネットワークが抱える課題に対する総合的なソリューションです。高精度なネットワークエミュレーションにより、以下のような取り組みを実現します。
トラブルシューティング
本番トラフィックに影響を与えることなく、報告された問題を再現・検証し、解決策を事前に確認できます。
ネットワーク設計
導入前に「もしも」のシナリオを評価し、異なるトポロジーや技術を比較検討できます。例えば、WANアクセラレーション製品がネットワークの最良・平均・最悪条件下でどのように機能するかを見極めることができます。
アプリケーション性能テスト
実運用ネットワーク上でソフトウェアがエンドユーザーにとってどのように機能するかを事前に検証し、リリース遅延や手戻りを未然に防ぎます。
性能の最適化
再現したネットワーク特性のもとでアプリケーションや設定を調整し、ユーザーグループごとに最適な性能を引き出します。
Calnex SNEでテストできる主な分野
- SD-WAN
- クラウドコンピューティング/データセンター移行
- 放送品質映像ネットワーク(SMPTE)
- AV/ビデオ会議
- 映像・音声アプリケーション(IPTV、VoIPなど)
- モバイル加入者ネットワーク(VoLTE、eMBMSなど)
- コンテンツデリバリーネットワーク
- CoS/QoSレベル
- WANアクセラレーション・ネットワーク最適化
- LAN/WANエンタープライズネットワーク
- ADSL/FTTH
- SLA検証
- ITU-T Y.1731/IEEE 802.1ag OAM(保守運用)
- 衛星回線
- ストレージネットワーク
- 通信・政府系ネットワークアプリケーション
- キャリアWi-Fi
- ケーブル/ブロードバンドネットワーク
- マイクロ波
- WiFi/WiMAX
- RoIP
- GPRS・3G・4G・5G
- ダイヤルアップ
- DSL/ADSL/xDSL
再現できる実ネットワーク条件
- ピーク時の混雑
- 長距離伝送
- ジッタの多い接続
- データの重複
- データの断片化
- トラフィックの再ルーティング
- 帯域制限
- パケット破損
- データの順序狂い(デシーケンシング)
- トラフィックバースト
- 部分的・全体的な障害
- バックアップ切替
- ネットワーク輻輳